企業局 電気事業【水力・風力・太陽光】
島根県電気事業の歴史
島根県では、昭和26(1951)年10月、土木部砂防電気課が奥出雲町三成に三成発電所の建設を開始して電気事業を始めました。その後、八戸川発電所(現八戸川第一発電所)、三隅川発電所、矢原川発電所(令和5年6月に廃止)の建設を行い、順次運転を開始しました。
昭和35(1960)年4月には、砂防電気課を砂防課に改組し、電気事業は、地方公営企業法を適用して、新たに公営企業として「電気局」を設置しました(のちに企業局と改める)。その後、飯梨川第一発電所、飯梨川第二発電所、八戸川第二発電所、御部発電所、飯梨川第三発電所、勝地発電所、八戸川第三発電所を建設し、平成23(2011)年4月26日には志津見発電所を運転開始、平成28(2016)年8月1日には雲南市から田井発電所を譲受、令和元(2019)年11月2日には大長見発電所を運転開始、令和2(2020)年9月2日には山佐発電所を運転開始し、現在では14発電所、15発電機で水力発電を行っています。
平成8(1996)年4月には、発電所を統合制御するシステムを稼働させ、県東部の発電所は東部事務所(安来市上坂田町)で、県西部の発電所は西部事務所(江津市松川町)で集中監視制御していましたが、平成21(2009)年10月から東部事務所で県内全ての発電所を集中監視制御しています。
また、日本海からの風を利用した、クリーンエネルギーである風力発電の開発も行っており、平成21(2009)年2月1日には、公共団体では国内最大級の江津高野山風力発電所が運転を開始しました。
さらに、平成26(2014)年3月14日には、江津浄水場(江津浄水場太陽光発電所)において企業局初の太陽光発電所の運転開始を皮切りに、平成28(2016)年3月1日には、三隅港臨海工業団地太陽光発電所、江津地域拠点工業団地太陽光発電所と2箇所の太陽光発電所の運転を開始し、平成29(2017)年6月2日から、石見空港太陽光発電所の運転を開始するなど、多様な形態のエネルギーを供給しています。
電気事業施設管理基本計画
企業局の電気事業施設は、昭和29年に運転開始した三成発電所を始めとして50年以上経過する水力発電所が7箇所あり、施設の老朽化が進行しています。
今後も安定的に事業を運営するため、適切な維持管理による長寿命化を図りつつ、施設の保守点検、修繕を行うための指針として「施設管理基本計画」を策定しました。
お問い合わせ先
企業局
島根県企業局 〒690-8501 松江市殿町8番地県庁南庁舎 Tel: 0852-22-5673(代表) Fax: 0852-22-5679 E-mail: ki-kyoku@pref.shimane.lg.jp