企業局江津高野山風力発電所
江津高野山風力発電所の騒音及び低周波音について
1.事業の概要
- 建設位置:江津市二宮町、千田町、敬川町(高野山周辺)
- 風車機種:ドイツ・ノルデックス社製・IN-2300
- 風車規模:定格出力2,300kW×9基=20,700kW
【タワーの高さ80m(地上から羽根の中心まで)、羽根の直径90m】 - 建設工期:平成17年度(実施設計)、平成18〜20年度(建設工事)
- 総事業費:約64億円
- 風況調査データ:年間平均風速:5.0m/s(観測高度30m)
【観測期間:H15.9月〜H16.8月、観測場所:5号機建設地で標高215m地点】 - 風況シミュレーション:年間平均風速:6.1m/s(ハブ高さ80mで9機の平均値)
- 目標供給電力量(H28):3,077万kWh(年間3,600kWhを消費する標準的な家庭の約8,500世帯分)
- 雷害対策の徹底
2.事業による効果
- 地球温暖化防止のための二酸化炭素排出量削減:二酸化炭素削減量:約21,700トン/年間
- 化石燃料の枯渇対策:原油削減量:約7,400kL/年間(200Lのドラム缶約37、000本)
- 大規模風力発電開発の先導的役割(ノウハウを公開)
- 環境保全意識の高揚
- 観光資源としての活用
3.工事計画
道路計画
- 構造規格:林道規定区分1級
- 道路延長:約4.0km
- 車道幅員:4.0m
- 設計速度:20km/h
- 最小曲線半径:30m
- 最急縦断勾配:11.9%
- 待避所:間隔約300m以内
発電施設計画
- 造成敷地の標高:最高地点257m(6号機)(那賀グリーンライン峠で215.5m)
- 風車基礎直径:16.0m
- 風車基礎構造:場所打杭基礎(直径1.2m,杭長10〜36m,杭本数20本)
- 変電所:変電設備一式(1号機横)
風車は那賀グリーンラインをはさんで西側に5機(1号〜5号),東側に4機(6号〜9号)あります。
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風力発電所の総称及び各風車の愛称は、江津市内の小学生からの公募で決定しています。
・発電所総称(津宮小学校2年:石原加菜さん)
江高麻呂(エコまろ)
理由:柿本人麻呂、江津、高野山からつけました。また、エコロジーのエコをとってエコまろにしました。
・1号風車(川波小学校5年:松岡愛子さん)
風電(ふうでん)
理由:風で発電しているから、風車の「風」と発電の「電」をとって「風電」にしました。
・2号風車(有福温泉小学校2年:河野らんさん)
風夢(ふうむ)
理由:風に夢をのせて回るから。
・3号風車(高角小学校1年:山下舞子さん)
海風回る君(うみかぜまわるくん)
理由:海風でぐるぐる回るように。
・4号風車(跡市小学校4年:野村涼子さん)
風香(ふうか)
理由:海の近くで海の香りがするから。
・5号風車(郷田小学校1年:山崎勝太郎さん、2年:小西清佳さん)
風麻呂(かぜまろ)
理由:柿本人麻呂が風となって高野山をかけぬける。風にふかれて立っている柿本人麻呂をイメージ。
・6号風車(渡津小学校4年:梅川真由さん)
海麻呂(うみまろ)
理由:海と柿本人麻呂をあわせました。
・7号風車(松平小学校1年:静間伊吹さん、2年:佐々木蘭夢さん)
海風車(うみふうしゃ)
理由:風車から海が見えるから。
・8号風車(江津東小学校6年:中津将希さん)
風龍(ふうりゅう)
理由:風の中を自由に飛び回る龍のような意味で。
・9号風車(桜江小学校3年:高崎郷史さん)
風助(ふうすけ)
理由:自然の風でエネルギーができればみんなが助かる。
・建設工事の様子はこちらをご覧ください。
・雷害対策はこちらをご覧ください。
・施設見学の様子はこちらをご覧ください。
・県政広報誌フォトしまね「No.172」のしまね百景に掲載されました。
お問い合わせ先
企業局
島根県企業局 〒690-8501 松江市殿町8番地県庁南庁舎 Tel: 0852-22-5673(代表) Fax: 0852-22-5679 E-mail: ki-kyoku@pref.shimane.lg.jp