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角議員

(問)歴史的資料の調査・収集について

1.明治期よりも古い歴史的資料価値のある文書はどこで保存、利用されているのか伺う。

2.図書館で所蔵する資料はどのようにして収集されたのか伺う。また、図書館で収集する資料の発掘、資料価値の判断などは、どのような調査体制で取り組んでいるか伺う。

3.もともと地元にあったと思われる文書を、古書店を通して購入しているようだが、近年の状況を伺う。

 

(答)教育長

1.県教育委員会では、「古代文化センター」「古代出雲歴史博物館」「県立図書館」で、歴史的資料価値のある文書の収集・保存・利用を行っております。

 この内、「古代文化センター」では、古代を中心とする島根の歴史文化を明らかにするための古文書を収集し、調査・研究の上、その成果を「古代出雲歴史博物館」で展示し、保存しております。

 一方、「県立図書館」では、郷土資料収集の一環として、古文書全般について幅広く収集・保存を行い、特に利用が多く見込まれるものについては、デジタル化や複製化のうえ、広く県民の利用に供しております。

 

2.図書館で所蔵する資料の収集方法でございますが、主に、所有者ご本人、或いは所有者が亡くなられた際にそのご遺族から、寄贈とか寄託がございます。或いは古書店・個人等から購入する場合もございます。そして県庁各課等からの移管という方法で収集する場合もございます。

 また、そういった資料の発掘・その資料価値判断につきましては、郷土史に精通した郷土資料モニターや郷土史家、歴史学の専門家などから広く情報収集を行っており、古文書に関する各時代、各分野の専門家で構成されます「島根県立図書館古文書等収集審査会」において資料価値を判断しております。

 また、古代文化センターにおきましては、その調査研究の一環として必要な文書を収集しております

 

3.直近3年間の古書店からの購入状況について具体例を挙げますと、平成25年度、松平直政書状など、平成26年度、松江城下図など、平成27年度は、松江藩渡部家文書など、を購入しております。3年間の購入件数は、合計16件となっております。

 

(再質問)16件の購入に係る費用を伺う。

 

 3年間の16件の合計額で385万円となっております。

 

(再々質問)そういった費用は予算として計上されているのか伺う。

 

 県立図書館では、図書資料を継続的に購入するための資料収集費を予算措置頂いております。その中に郷土資料に関わる文書の収集費も含まれております。

 


お問い合わせ先

島根県教育委員会

〒690-8502 島根県松江市殿町1番地(県庁分庁舎)
島根県教育庁総務課
TEL 0852-22-5403
FAX 0852-22-5400
kyousou@pref.shimane.lg.jp