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珍部議員(民主県民)

 

(問)古事記編纂1300年事業について

1.古事記編纂1300年事業をきっかけにして、出雲神話などについての教育に力を入れていくべきと考えるが、所見を伺う。

 

(答)教育長

1.私からは二点ご質問にお答えします。まず一点目でございます。

 古事記など島根の伝統・文化のよさを子どもに伝える教育が大事ではないかというご質問でございます。私もこの島根、豊かな自然や歴史・文化をもつこの島根のよさを子どもたちが理解をして、ふるさとを愛する心、そういった心を育てる教育、たいへん大切であるというふうに思っております。

 こうした考え方にたちまして、これまでも島根県におきましては島根の特色を生かした教育の柱といたしまして「ふるさと教育の推進」ということを掲げて取り組んできたところであります。その中でひとつには平成16年度でございますが、「ふるさと読本『いずも神話』」というのを作製をいたしまして、小学校での読み聞かせや歴史学習などで活用して参りました。

 それから学校によりましては、神楽など地域に伝わる伝統文化を体験したり、あるいは身近な地域に伝わります神話や民話・伝承を調べたりすることを通しまして、地域の歴史への関心を高める学習を行っております。

 ただ、議員ご指摘ございました子どもたちに十分まだ知れ渡ってないのではないかと、あるいは神話を通した教育をすることによってふるさとに誇りを持つ人材を育てるべきではないかというご指摘がありました。私どもも、このたびの古事記編纂千三百年を機といたしまして、古事記や神話などを題材とした新たな副読本を制作をいたしまして、各学校で活用したいという風に考えております。

 それから、子どもたちにこれまで以上に神話に親しみや興味を抱かせる取組、たとえば、朗読や絵画、古事記や神話に関しますそういったコンクール、こういったものもできないのかどうか検討を始めているところでございます。

 こうしたことによりまして、古事記をはじめとする島根の歴史や文化の素晴らしさを子どもたちが誇りに思い、また子どもたちがそれを次代に伝えることのできる、そういった子どもたちを育てていきたいというふうに考えております。

 

(問)県内の雇用情勢について

1.県、県教育委員会、島根労働局、ハローワーク等が連携し、求人数を増やすための具体的な取組が必要だが、取組の現状を伺う。

 

(答)教育長

1.県内の高校生を取り巻く就職状況は厳しい状況にあると考えています。このため各高等学校においては、関係機関と密接に連携を図りながら、生徒の県内就職の促進に全力で取り組んでいます。

 さきほど商工労働部長からも答弁がありましたが、各学校では進路指導の担当教員が、これまで以上に積極的に企業訪問を行いまして求人開拓に努めています。また、学校と求人企業が相互理解を深めることを目的とした情報交換会を、県内各地で開催しています。このように、商工労働部、学校、ハローワークなどが一体となり求人開拓の取り組みを進めています。

 また、各高等学校では、インターンシップや企業見学等を行い、生徒の県内企業への理解を深めてもらう、あるいは企業の方からも生徒に対し理解を深めてもらうことで、県内就職の促進につなげていきたいと思っています。今後とも求人の情報を注視しながら関係機関と密接に連携を図って取り組んでいきます。

 

 

 

 


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