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三島議員(無)

 

(問)教育問題について

1.今回の問題で明らかになった学校管理職の認識をどう評価しているのか伺う。

また、学校図書館の運営の在り方について所見を伺う。

2.電子書籍時代と教育について、読書活動を推進してきた知事に時代認識と所見を伺う。

3.ICTを活用した教育について、また、同じ情報活用スキルを柱とする学校図書館活用教育とのリンクをどう考えるのかについて、所見を伺う。

 

(答)教育長

1.学校図書館の運用にあたっての校長の役割といたしましては、学校の管理責任者であり、そのリーダーシップが大切であり、図書館運営の体制作りについて自ら積極的に主導していくことが大切であると思っております。

 あわせまして、学校図書館やその活用につきまして専門的な知識を持つ司書教諭や学校司書の役割も欠かすことができず、今後、司書教諭や学校司書の専門性を一層高めていくことが必要であると思っております。

 各学校におきましては校長とこの司書教諭及び学校司書がよく話し合いをしながら、児童生徒の学びを支え、心をはぐくむ場所としての図書館を運営していくことが大切だと思っております。

 今後とも各学校におきます図書館を活用した教育がより充実したものとなりますよう、市町村教育委員会と協力しながら支援を行ってまいります。

 

(答)知事

2.電子書籍は急速な勢いで進んでおりますし、本を読むには便利なものであろうかと思います。

 アメリカのような例もあるとは思いますが、電子書籍、紙の書籍を問わずですね、子どもたちがこれを活用する力を身につける環境を整えるといったことが大変大事なことだろうというふうに思います。

 子どもたちが電子書籍であれ、紙の本であれじっくり本を読んで、何が書いてあるかを理解し、人に伝えるためにまとめるといった学習は子どもたちの思考力・判断力・表現力の育成に大変大事なものだというふうに思います。

 私自身としては、まだ電子書籍がですね、それほどまでは利用されておりません。それから、やはり私などは本を手に取って読むというほうがいいような感じがいたしますね。ぱらぱらとめくれる幸せがあります。それから、気に入った本は愛着があるわけでありまして。それから、図書館などに行くと、必要なものじゃなくていろんなところを歩いているうちに表題などでどんな本かなと手に取ってみたりしてですね、それによって違う世界の本に触れる、違う世界に入り込む。そういうチャンスがたくさんあるわけでありまして、電子書籍がすべて代替するということにはならんのではないかというふうな感じがするわけであります。

 

(答)教育長

3.ICTを活用した教育でありますが、これは調べ学習や発表などにおきまして、多様な学習活動を行っていくための手段の一つであるというふうに思っております。その活用に当たりましては、当然のことながら、児童生徒の発達段階や指導の目的・場面などを踏まえまして、学びの充実に資することが大切であると思っております。

 一方で、学校図書館活用教育。今、県の方でも重点的に推進をしておりますが、これはいわゆる調べ学習の中で「課題を設定する」「情報を取り出す」「情報を整理・分析する」「まとめて発表する」こういった力を育成することがねらいの一つであります。

 従いまして、この学校図書館活用教育で培った力を基にいたしまして、先ほどのICTを効果的に利用する力を身に付けることで、児童生徒の情報を活用していく能力、これは全体的に高められるというふうに認識いたしております。

 

 

 

 


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