私は、子どもを未婚で出産してシングルマザーになりました。病気のため実家にお世話になっていますが、収入はありません。来春には働かなければと思っていますが、病気持ちで育児もしてとなると、ちゃんと生活ができるかわかりません。両親と一緒に暮らすと世帯収入が高くなり受けられる援助も少なくなるので、引越しを予定していますが、苦しい状況です。

　世帯を分けられる制度や母子家庭でももう少し生活しやすい環境ができてほしいなと思います。

　ひとり親家庭においては、子育てと生計の担い手という二つの役割を一人で担うなか、子どもの養育、住居、収入等生活全般でさまざまな困難を抱えていらっしゃることも多く、経済的に自立することが、親にとっても、子どもの成長にとっても重要なことであると考えます。

　ひとり親家庭に対しては、県及び各市町村において経済的支援や子育て、生活支援など総合的な支援を行っています。

例えば、

１．経済的支援（所得額、課税額に応じて支給や貸付を実施）

・児童扶養手当の支給

・「福祉医療助成制度」による医療費助成

・母子父子寡婦福祉資金の貸付

・その他、公営住宅の家賃や保育料について、収入額や課税額に基づき算定

２．就業支援

・ハローワークと連携した就業相談や母子父子自立支援プログラムの策定

　また、ひとり親家庭の支援相談窓口は以下のとおりですので、ご利用、ご相談ください。

○市町村福祉事務所

・母子父子自立支援員が相談内容に応じた制度の説明や助言などを実施

○島根県母子寡婦福祉連合会（0852-32-5920）

・就労相談、養育費などの法律相談を無料で実施

　県では、これらの制度が、必要とされる対象者の方々に確実に情報提供でき、利用につながるよう、広報等を通じて継続的に周知を行ってまいります。また、国の動向を踏まえながら、ひとり親家庭の親子が地域で安心して暮らせるよう、地域の実情に見合った支援の取り組みを、市町村に働きかけてまいります。

（健康福祉部青少年家庭課）

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