1アンケートの目的
高齢運転者の交通事故防止対策を推進していく上で、高齢運転者の現状及び運転に対する意識並びに要望を把握するためのものです。
2調査期間
令和元年12月から令和2年2月までの間
3調査対象
運転免許を保有する70歳以上の方1,038人
※県下で運転免許更新者等にアンケート形式で調査
4主な調査内容
(1)運転環境に関する事項
(2)自らの運転に関する事項
(3)運転免許が自主返納しやすい環境づくりに関する事項
(4)警察等が行う有効な交通安全教育に関する事項
5調査結果
「高齢運転者の交通事故防止に関するアンケート調査結果」のとおり(PDF:293KB)
【主な特徴】
○安全運転サポート車の普及率は約25%(サポカーSは約10%)
○運転頻度は、「毎日」「週に3~4回」が約90%
○運転理由は、「買い物」約35%、「通院」約20%
○交通事故防止のためにほとんどの高齢者が交通安全を意識している
○高齢者の運転について、「不安があってもやむを得ない」「不安があればやめるべき」がそれぞれ約40%
○自分の運転に「不安・危険を感じない」が約60%
○自分の運転に不安がある高齢者の約65%が運転免許を返納したくない
○運転免許を「返納したくない・迷っている」高齢者の約50%が「生活が不便になる」と回答
○運転免許を返納しやすくするための方策として、高齢者の約75%が「公共交通機関の料金割引」「公共交通機関の利便性向上」と回答
○警察が実施する交通安全教育は、高齢者の約35%が「体験型の安全指導」が有効と回答、「ドラレコ活用の指導」「実車講習」と回答した高齢者がそれぞれ約25%
6調査結果に基づく今後の方針
(1)高齢運転者の危険回避行動(補償運転)に向けた対策の推進
(2)安全運転サポート車の体験講習会を通じた普及促進
(3)交通安全教育機器を活用した参加・体験型の交通安全講習の開催
(4)自主返納等支援制度の充実・拡大に向けた関係機関への働きかけ