がん統計データ(島根県のがんに関する統計)
(1)がんの罹患数
平成30(2018)年に、本県において新たにがんと診断された件数(罹患数)は6,243件(上皮内がんを含むと7,094件)となっています。
(2)性別・年齢階級別にみたがん罹患率
全部位について性別年齢階級別のがん罹患率をみると、男性では40歳代頃、女性では20歳代頃から増加しはじめ、特に男性は60歳以降の上昇が顕著です。
また、がんと診断された人の約25%は働き盛り世代(20~64歳)です。
(3)がんによる死亡者数
令和2(2020)年のがんによる死亡者数は、本県では2,413人と、総死亡者数の25.2%(全国は378,385人、27.6%)を占めており、死亡原因の1位です。
(4)がんによる死亡者数の推移
本県のがんによる死亡数は、近年減少傾向ですが、全国は年々増加傾向にあります。
(5)主要死因の死亡率の推移
がんによる死亡率は、本県では昭和59(1984)年から死亡原因の第1位となっています。
(6)年齢調整死亡率の推移
本県のがんの年齢調整死亡率[1](75歳未満)は、全国値より男性は高く、女性は概ね低い水準で推移しています。
[1]年齢調整死亡率…集団全体の死亡率を、基準となる集団の年齢構成(基準人口)に合わせた形で求めたもの。年齢構成が異なる集団の間で死亡率を比較する場合や、同じ集団で死亡率の年次推移を見る場合にこの年齢調整死亡率が用いられる。
(7)部位別年齢調整死亡率の推移
部位別がんの年齢調整死亡率(75歳未満)の推移をみると、胃がん、大腸がん男性、肝がんは概ね減少しており、その他は横ばい傾向です。