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あいさつ

松田和久の写真
竹島領土権確立隠岐期成同盟会長
松田和久
隠岐の島町長
 只今ご紹介をいただきましたが、竹島領土権確立隠岐期成同盟会会長の松田でございます。地元隠岐の島を代表といたしまして、一言ごあいさつを申し上げます。
ご承知の通り竹島は、一九〇五年、明治三十八年一月二十八日の閣議において、名称を竹島、所管を島根県隠岐島司とすることが決定され、それに基づき同年二月二十二日島根県知事が告示第四〇号をもって公示して以来、本年でちょうど百周年という節目の年を迎えました。
このように竹島が我が隠岐の島町に属する島でありますことは明白でありますが、長い間、隣国、韓国に不法占拠され、我が国の主権が行使出来ないまま今日にいたっておりますことは、誠に残念であるというほかございません。竹島問題の早期解決は、北方領土とともに日本国民の悲願とするところでございますが、とりわけ私ども隠岐島民にとりましては、極めて切実な願いであります。
この度、私が申し上げるまでもございませんが、竹島周辺は漁業資源が大変豊富な海域であり、好漁場として戦前はもちろん、戦後におきましても、隠岐島民が出漁をいたしました海域でございまして、領土権のみならず、二百海里経済水域時代に対応する漁業権を確立いたします上からも、解決を急がなければならない問題の一つであると考えているところでございます。
節目の年を迎え、ここに島根県告示百周年記念事業領土問題講演会が開催をされますことは、県民の皆様に竹島問題について理解を深めていただくまたとない機会であると考えております。また、県議会におかれまして、その記念日となります二月二十二日を「竹島の日」と定める条例が可決されましたことは、私ども隠岐島民にとりましては、誠に喜ばしく心より歓迎を申し上げる次第でございます。
領土問題は外交交渉で平和的解決を図るべき事柄であり、一朝一夕に解決することは非常に困難なことでありますが、竹島問題の早期解決は、全国民、全県民はもとより隠岐島民にとりましても長年の悲願であり、この問題を風化させず、粘り強く継続して取り組んでいかなければならないと考えているところであります。百周年を契機といたしまして、「竹島の日」の制定など、一連の取り組みを通した国民世論の盛り上がりが問題解決に向けた外交交渉の進展に繋がってまいりますことを大いに期待するところでございます。
本日の講演会が領土問題についてさらに理解を深める機会となり、皆様方の日々の生活に密着をした課題といたしまして幅広く定着してまいりますことを切に願い、私のごあいさつといたします。
本日は誠にありがとうございました。

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