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あいさつ

宮隅啓
実行委員長
宮隅啓
竹島・北方領土返還要求運動島根県民会議会長
 竹島島根県告示百周年記念事業、領土問題講演会の開催に当たり、主催者を代表いたしまして、一言ごあいさつを申し上げます。
本日は、県下各地区より県民の皆様、それぞれ諸団体の皆様ご多忙にもかかわらず、このように多数ご参加頂きまして、誠にありがとうございます。
さて、この講演会は、本年竹島が本県の所管となったことを明らかにした、島根県告示からちょうど百年を迎えることを契機に、このことを広く知っていただくために、竹島領土問題の早期解決を願う関係五団体を構成とした実行委員会方式により開催する運びとなりました。講演いただく拓殖大学国際開発学部の下條正男先生におかれましては、平成十五年十一月十五日に隠岐の島で開催いたしました、竹島・北方領土返還要求運動島根大会においても講演いただき、複雑な竹島の問題を初めての方が聞いても大変分かりやすくお話しいただいたことは、記憶に新しいところであります。
なお、今回の講演は、下條先生に執筆いただいた竹島問題解説書の出版記念も兼ねております。この解説書は、過去を巡っての歴史紛争を通じ、日韓両国の課題を考え竹島領土問題についての正しい考えを示しながら、今後の日本と韓国の相互理解に資する内容とのことであり、皆様が竹島問題についての理解をより深めていただけるものと期待しているところであります。また本年は、四島返還を目指している北方領土についても日露通好条約署名一五十周年の節目を迎えており、尖閣諸島を含めた日本が抱える領土問題全般についても、講演をしていただくこととなっております。
竹島問題につきましては、領土権が確立しないことによる多大な弊害がありますが、特に漁業関係においては、竹島周辺での漁業権が全く行使できない状況が続いている以上、竹島問題に端を発して、設定された暫定水域では、依然として漁業秩序が確立していないのが実態であります。
このような中でこの度、県議会において、「竹島の日」を定める条例が可決されたところであります。今後県民会議としては、関係機関と連携を図りながら、竹島問題に関しての国民世論の啓発を図るため、「竹島の日」制定を機会として、さまざまな広報・啓発活動を展開し、また、政府に対して強力に働きかけてまいる決意であります。
最後になりましたが、この講演を通じて竹島領土問題をはじめとした、非常に複雑で深刻な領土問題について皆様が正しく理解され、今後の問題解決に向けての国民世論の盛り上がりに繋がることを期待いたしまして主催者からの挨拶といたします。
本日は誠にありがとうございました。

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