島根県では、平成20年3月に策定した「8020推進10か年構想〜後期5か年計画〜」に基づき、歯科保健対策を推進しています。
平成22年3月2日には、「島根県歯と口腔の健康を守る8020推進条例」が公布され、県における歯科保健活動の位置づけが明確になりました。
また、平成22年7月には、歯科保健の実態調査として、県民残存歯調査を行うなど、生涯を通じた歯と口腔の健康づくりを進めています。
妊娠期や乳幼児期の歯科保健指導の体制整備を進めるとともに、むし歯予防のためのフッ化物歯面塗布やフッ化物洗口の実施の拡大を目指します。
保健所においては、島根県乳幼児歯科保健支援マニュアルの普及啓発や、市町村等の求めに応じてフッ化物洗口等にかかる情報提供・相談等の支援を行います。
生活習慣病等全身疾患と歯周疾患の関連等の普及啓発を強化するとともに、かかりつけ歯科医における歯周疾患の予防管理の定着を図ります。
保健所においては、事業所における歯科健康セミナーを実施するなど、壮年期世代の意識向上を図り、歯周疾患予防のための普及啓発を行います。
壮年期世代の意識向上や、専門家による定期的な口腔管理へとつなげるため、事業所へ訪問し、歯科医師による歯科健康セミナーを行っています。(平成20年度から平成22年度まで)
歯科保健の実態把握や歯科保健情報の整理を行い、市町村や関係機関に情報提供し、口腔ケアに関する支援を行います。
益田圏域では、リハビリテーションが必要になった方が、生活の場を変えてもリハビリテーションが実施できることを目的として、「生活療養ノート(益田圏域版)」を作成・運用しており、益田圏域地域リハビリテーション連携推進会議で、口腔ケアも含めて、その活用や普及・定着について検討しています。
歯科衛生士会と連携し、歯科衛生士の資質向上を図るため研修会を開催しています。
関係団体、市町村、保健所等で管内の歯科保健に関する調整・検討を行っています。
毎年6月4日から6月10日までの1週間は「歯と口の健康週間」です。この期間にあわせ、各地域で、80歳で20本以上の歯を保つ「8020(ハチマルニイマル)」を目指した様々な取組を行っています。