松江圏域事業所健康づくり事例

カナツ技建工業株式会社

 

【従業員数】

215名(男性200名、女性15名/出向者は除く)

【業種】

総合建設業、総合水処理事業

 

【健康づくりの内容について】

カナツ技建工業株式会社は、コーポレートスローガン「創ります!感動・笑顔・人・未来」を掲げ、本社のある松江市を中心に事業を展開している企業であり、健康づくりに関する色々な取組を行っている。カナツ技建工業には200人以上の従業員がいるが、定期健康診断の受診率は平成24年度はほぼ100%、平成25年度は100%である。また、35歳以上の従業員は胃がん、大腸がん検診を必ず受けることとしており、対象者のほとんどが受診している。全員に受診してもらうための工夫など特別なことはしなくても、初代社長から続く会社の健康づくりへの意識や従業員が「健診は受けるものだ」という意識をもっているからこそ、この結果につながっている。

他にも、島根県環境保健公社の保健師による職場巡回相談も月に1回実施している。本社だけではなく、工事現場も巡回し、自社の従業員はもちろん、協力業者の従業員の方にも受けてもらうようにしている。また、その結果については本人にはもちろん、安全衛生委員会でも報告をするようになっている。墜落・転落事故が起こりやすい業種であるため、高血圧などリスクのある従業員には、高血圧が脳卒中などの疾患と関係していることなど、健康と安全についてきちんと話をすることで健康に対する意識を向上させていき、そこから本人の健康管理にもつながるようにしている。さらに、平成22年度から年に1回メンタルヘルス対策に関する研修会を開催したり、平成25年度には職場復帰支援プログラムを作成するなどメンタルヘルス対策にも積極的に取り組んでいる。

 

カナツ技研メンタルヘルス研修

平成23年10月13日メンタルヘルス研修会(松江保健所出前講座:心の健康支援課)

かなつ技研安全大会

平成25年12月2日協力業者安全大会(労働災害とストレスについての安全講話)

【事業主の役割について】

経営者の健康づくりへの意識が高く、従業員の健康管理をしっかりすることや健診は必ず受けるように指導している。健康であることが従業員やその家族の幸せにつながっていくとの想いを持ち、社長自らが率先して健康管理の重要性についての働きかけに努めている。

【健康づくり推進担当者の役割について】

本社には安全衛生管理室があり、ここが中心となって健康づくりに取り組んでいる。健診の事後受診の呼びかけ、安全大会・研修会の開催、協力業者で構成される会(敬和会)の会報「敬和会ニュース」や社内向けに配布される「安全衛生の道」といった広報媒体にて、健康に関する情報提供を行っている。さらに社報では、労働災害防止や、季節・時期に合わせて体操や予防などの安全衛生に関する記事を掲載することで、従業員の健康づくりを支えている。

研修会については、知っているようで知らないことがあったり、毎年実施していても忘れてしまうこともあるため定期的に勉強していくことが大切であること、外部の研修会などへの参加はなかなかできないので、社内できちんとやることが大事だという思いを持っている。

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お問い合わせ先

健康推進課

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