公共工事における間伐材の利用促進

防風柵間伐により伐採される木は間伐材と呼ばれます。

 積極的な間伐を推し進める一方で、発生する間伐材を有効に利用しなければ、間伐は促進されません。

 若い森林を伐採することで生じる間伐材は、一般に細い木材であることが多いことから、木材需要の多い住宅の建築用材で利用されることは少なく、加工製品などが主な用途になっています。しかしながら、加工製品などの用途のみでは発生する間伐材を利用しきれるものではなく、需要が少なければ間伐も進まないといった悪循環を招くことになります。

 このため県では、間伐材を柵や土留材料として有効に活用できる可能性のある公共工事において、「一現場一用途」をスローガンに積極的な利用に取り組むこととしております。

 

 


 

◆島根県公共工事における間伐材の利用促進に向けた取り組み◆

 

 

1.「島根県木材利用率先計画」により各公共部門において木材利用取組目標を定め、目標の達成に努めています。

 

 

2.「島根県公共工事共通仕様書」においては、工事において木材を使用する場合は間伐材を利用することとしてお

 ります。(第2編材料編第2章第4節木材)

 また、県では環境への配慮からグリーン購入に取り組んでおり、「島根県グリーン調達推進方針」において

 も、公共工事分野で資材として使用する小径丸太材は間伐材を「特定調達品目」とし、利用することとしており

 ます。

 

 

3.「島根県公共土木工事木製構造物等設計指針」を制定し、土木工事で木製構造物を設計・施工する際の基準を定

 めています。

 

 


 

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