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気象災害対策(かき)

凍霜害対策

事前の対策

(1)他の落葉果樹に準じて事前の対策を実施する。
(2)気象予報に注意して霜害回避措置(防霜ファンの運転、スプリンクラーでの散水等)によって防ぐ。

事後の対策

(1)遅れて発芽した芽の生育を促進するため、病害虫防除や摘蕾等の管理を徹底する。

風水害対策

風害の事前対策

(1)かきは風に弱いので、風当たりの少ない適地に植え付ける。
(2)防風林、防風垣(網)を設置する。
(3)樹高はできるだけ低く仕立てて、根は深耕によって深く張らせる。
(4)支柱などによって、結束や誘引を行う。

風害の事後対策

(1)倒れた樹は起こして土寄せをし、支柱で支えておく。根が切れたら切り直して覆土する。折れた枝は切り直し、切り口に癒合剤を塗布しておく。
(2)葉の傷害や落葉程度に応じて摘果する。ただし、収穫期が近い場合は実施しなくても良い。
(3)剪定時には、側枝の更新や切り返しを行ってやや強めにせん定する。
(4)多量の施肥は避けるようにする。落葉の甚だしい場合は礼肥は中止する。元肥は平年並みか、やや減肥して、窒素成分の一部を有機質肥料で施し肥効を穏やかに長くする。

水害(湿害)の事前対策

(1)明渠のほか、地下水位が60?70cm程度まで下がるように暗渠管を埋設して速やかな排水ができるようにしておく。
(2)植栽時に過湿害が予想される場合には、畝立てや客土してから植える。
(3)台風襲来時には排水路の点検整備をしておく。

水害(湿害)の事後対策

(1)多量の水が流入した場合には速やかに排水し、滞水期間をできるだけ短期間になるようにする。

干害対策

事前の対策

(1)土壌の深耕を行い、有機物を施用して根群分布範囲を広く深くしておく。地下水位の高いほ場では暗渠排水等によって、所定の位置まで水位を下げておく。
(2)園内の草刈りを行い、草による水分競合を防ぐ。刈草や山草等を樹冠下に敷いて土壌からの蒸散を防ぐ。
(3)施肥等に注意し、軟弱徒長的な生育をさせないようにする。

乾燥期の対策

(1)水分不足の兆候が見られたら速やかに灌水を行って回復を図る。
(2)干天が続く場合には、7?10日間隔で1日20?30mmの灌水を行う。


お問い合わせ先

農業技術センター

島根県農業技術センター
〒693-0035 島根県出雲市芦渡町2440
 TEL:0853-22-6708 FAX:0853-21-8380
 nougi@pref.shimane.lg.jp
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