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メロン土壌病害

病害名:ホモプシス根腐病

 

 メロンでは数年前から神奈川県などで被害が問題となってきた。島根県では1994年に玉湯町の1圃場で発生を確認した。'95年にはその圃場でも発生はなかったが、'96年に再発生した。現在玉湯町、八雲村で確認されている。

 

病徴

 着果期以降、日中株がしおれる。発病株は生育が遅れ、発病程度の高いものは枯死する。茎葉や果実には病斑を形成しない。根では主根、支根が部分的に淡褐色〜褐色となり、灰色〜黒色の入れ墨様症状となる。根の皮層細胞に肉眼では微小黒点に映る疑似菌核を密生する。

伝染

 病原菌は被害植物の根部残渣とともに土壌中に残存し、伝染源となる。地上部の残渣には病原菌はないと考えられている。発生環境:病原菌の発育適温は24〜28℃、発育限界温度は32℃付近で比較的低温側で発育が良い。

 

 作物・品メロン・FRアムス

 作春夏作

 撮影年次・場平成8年6月・ハ雲村

 撮影三上哲壮

 対応した内容及びその後の経過;病原菌の分離、同定。

 

外部リン日本植物病名データベース

メロンホモプシス根腐病(外部サイト)

 

ホモプシス根腐病の写真ホモプシス根腐病写真2
ホモプシス根腐病3ホモプシス根腐病4


資料:「野菜生育障害・病害虫現地診断の手引き」島根県農林水産部、1997年3月


お問い合わせ先

農業技術センター

島根県農業技術センター
〒693-0035 島根県出雲市芦渡町2440
 TEL:0853-22-6708 FAX:0853-21-8380
 nougi@pref.shimane.lg.jp
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