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10.温湿度管理

3)新梢伸長期


新梢の生長は、栄養状態がよければ温度が高いほど促進される。しかし、35℃以上の高温では、生長が劣り、花穂に対しても悪影響を及ぼすので、晴天日の昼温は30℃以上にならないように換気を行う。また、生育を進めるためには20℃以下にならないようにする。
夜温が高いほど生育は促進されるが、新梢伸長期の初期に20℃以上の温度で管理すると栄養生長が盛んになり、花穂の発達に悪影響を及ぼし、最悪の場合は花穂が退化する。その後も20℃以上の温度が続くと新梢の生育が軟弱徒長となり、花振るいの原因となる。逆に、あまり温度が低すぎても花穂の発達が悪くなり、生育も遅れるので、この時期の夜温は15〜20℃の範囲で管理する。また、無加温栽培の発芽期及び展葉期には、晩霜害の防止のために、霜の危険があるときは10a当たり4〜5台以上の家庭用ストーブ等で保温する。
この時期の湿度は、新梢の軟弱徒長や病害の発生を抑えるため、50〜60%程度と乾燥気味に管理する。

 



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農業技術センター

島根県農業技術センター
〒693-0035 島根県出雲市芦渡町2440
 TEL:0853-22-6708 FAX:0853-21-8380
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