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世界エイズデー(12月1日)

 WHO(世界保健機構)は、1988年(昭和63年)に世界的レベルでのエイズまん延防止と、患者・感染者に対する差別・偏見の解消を図ることを目的として、12月1日を" World AIDS Day "(世界エイズデー)と定め、エイズに関する啓発活動などの実施を提唱しました。

 1996年(平成8年)からは、WHOに代わって、国連のエイズ対策の総合調整を行うこととなったUNAIDS(国連合同エイズ計画)がこの活動を継承しています。

 島根県でも" World AIDS Day "に賛同し、その趣旨をふまえて、12月1日を中心にエイズに関する正しい知識等についての啓発活動を推進しています。

 

このまちで暮らしている。私もあなたも。12月1日は世界エイズデー

令和4年度テーマ(趣旨)

  新型コロナウイルス感染症の流行とその対策が長期化する中で、HIV/エイズ対策もその影響を大きく受けてきました。ただし、その影響は負の側面だけではなく、地道な感染症対策の重要性を再認識させることにもなりました。

 これまでHIV/エイズに対して様々な取組がなされてきました。
 治療法の進歩によりHIV陽性者の予後が改善された結果、HIV陽性者は感染の早期把握、治療の早期開始・継続によりエイズの発症を防ぐことができ、HIVに感染していない人と同等の生活を送ることが期待できるようになりました。また、治療を継続して体内のウイルス量が減少すれば、HIVに感染している人から他の人への感染リスクが大きく低下することも確認されています。
 つまり、治療の進歩でHIV陽性者の生活は大きく変わり、HIV感染の予防にもその進歩に支えられた様々な選択肢が用意されるようになりました。しかし、現状はそうした変化が正確な情報として十分に伝わっているとは言えず、有効な治療法がなく死に至る病であった時代の認識にとどまっている場合が少なくありません。そのことがHIV感染を心配する人たちを検査や治療から遠ざけ、また、差別や偏見を招く要因の一つになっているとも言われています。

 そこで、今年度の「世界エイズデー」キャンペーンテーマは、HIV陽性者の方も陽性でない方もともにこの社会で暮らしていることを伝えるテーマとしました。新型コロナウイルス感染症の影響により、孤立・孤独が他人事ではなくなってきたいま、ひとりでも多くの人がHIV/エイズのことを自分事として捉え、HIV/エイズに関する検査や治療、支援などの知識を身につける契機とし、正しい知識の普及を通じて、HIV検査の受検促進や差別・偏見の解消につなげていきたいと考えています。

 

※コンセプト「API-net:エイズ予防情報ネット」(外部サイト)より

 

※令和4年度「世界エイズデー」期間(12/1~12/6)の各保健所HIV検査一覧はこちら

今年度の取り組み

■HIV検査(無料・匿名)

 県内各保健所では、HIV検査(無料・匿名)を実施しています。

 検査日についてはHIV検査(エイズ検査)一覧をご確認ください。

 

エイズ啓発活動

■広報活動など

  • 高等学校、専門学校等にパンフレット等啓発グッズを配布。
  • ラジオ新聞、広報紙等による啓発。
  • 県内の市町村において、有線放送、新聞、広報紙等による啓発。

 

関連情報

お問い合わせ先

感染症対策室