島根県では事業所に歯科健診を普及を図るため、島根県歯科医師会と島根県環境保健公社と協力し、歯周病唾液検査の実施体制を整備しました。
歯周病唾液検査のお問い合わせは、
健診事業推進課0570ー085ー111(ナビダイヤル)
または
☆リーフレット「~事業主の皆様へ~歯科健診をすすめましょう」はこちらからダウンロードできます
65歳以上の人を対象に、歯の数と医科と歯科の1か月の医療費の関係を調べたところ、歯の数が少ないほど医科の医療費が高く、歯の数0〜4本の人は20本以上の人と比較して、医科医療費が約1万円高いことがわかりました。(香川県調査)
働き盛りのときから歯周病を予防し、多くの歯を残すことで医療費を少なくすることができます。歯周病の早期発見・早期治療のため、職場で歯科健診を行いましょう。
学校で行う歯科健診を除くと成人になってからは歯科健診を受ける機会がほとんどありません。
そこで、「歯周病の検査を簡単にできないか?」という思いから、歯周病唾液検査が開発されました。
歯周病唾液検査は、唾液中のヘモグロビン(Hb)と乳酸脱水素酵素(LDH)を測定するものです。
「Hb(ヘモグロビン)値2(μg/ml)以上」または「LDH(乳酸脱水素酵素)値350(U/l)以上」が「要精密検査」です。
○この検査は、検査を行った時点での歯周病の活動性をはかるスクリーニング検査です。
○検査結果が「要精密検査」の場合は、歯科医院を受診し、歯周病検査、レントゲン検査などにより精密検査を受けていただきます。
検査キットには次の物品が入っており、説明書に従い、受診者本人が家庭や職場で唾液を取ります。
1.提出用袋
2.無糖ガム
3.コップ
4.スポイド
5.透明容器(液体入り)
6.黄色容器
7.氏名ラベル(2枚)
8.説明書
(検査キット)
(唾液採取方法)
(例)一般定期健康診断やがん検診と併せて行う場合
(検査の前日)
(検査の当日)
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(検査後1週間程度)
歯周病の重症度が上がるにともない、検査陽性率が上がります。また、特異度は100%、敏感度は73.0%とスクリーングとしては良好な検査です。
※特異度=陰性のものを正しく陰性と判定する確率
敏感度=陽性のものを正しく陽性と判定する確率
健康推進課