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平成25年度第1回島根県男女共同参画審議会議事要旨

 

1日平成25年5月27日(月)13:30~15:30

 

2場ホテル宍道湖高砂の間

 

3出席委員(15名)

 多々納委員(会長)、森脇委員(副会長)、石原委員、大國委員、大多和委員、

 小川委員、景山委員、金丸委員、渋川委員、白根委員、鳥目委員、内藤委員、

 服部委員、矢削委員、渡部委員

 

4内容

 ○環境生活部長あいさつ

 ○議事

 (1)平成24年度男女共同参画事業報告について

(2)平成25年度男女共同参画事業計画について

(3)島根県のデートDV対策について

(4)意見交換

<配付資料>

■平成24年度男女共同参画事業報告

      資料1平成24年度男女共同参画推進施策の実施状況

■平成25年度男女共同参画事業計画について

        資料2平成25年度男女共同参画推進施策の事業概要

 ■島根県のデートDV対策について

      資料3(デートDV)DVD収録内容と解説

 ■その他

 平成25年度男女共同参画推進月間における普及啓発事業

 あすてらすフェスティバル、公益信託しまね女性ファンド

5議事要旨

(1)平成24年度男女共同参画事業報告

 

(2)平成25年度男女共同参画事業計画について

配付資料により、事務局から説明

 

(3)島根県のデートDV対策について

配布資料により、事務局から説明、DVD「ステキな恋愛の法則」上映

 

 

(4)意見交換等

 

【固定的役割分担意識について】

 

○委内閣府調査で固定的役割分担意識を否定する人の割合が、平成21年から24年にかけて10ポイントも下がったこと、特に20代のポイントが下がったことの分析が必要と思う。

20代の経済的な理由や就職に関する理由などで下がったことであれば、夫婦一緒に働こうとなるのではないかとか考える。

一方で主婦になりたいと思う女性も増えており、具体的にどういうことか疑問に思った。

 

○委男女共同参画なので男性の理解が確かに必要と思うが、島根県は高齢者が多いので、高齢者が男女共同参画の役割や意味の理解を深められることのほうがもう少し効果があると思う。

男性だけがターゲットではなく、地域や特に高齢者の理解度を増すことの検討をお願いしたい。

 

○委例えば若い人で役割分担意識を否定する人の数値が上がっているのか、高齢者がちゃんと順調に上がっているのかとか、その辺の分析をしてもらうと、どこかが弱いのか分析できると思う。

若い方について、私見ですが、親の背中を見て子が育ちますね。親が、団塊の世代から女性が社会進出します。

でも、男性がつくった社会の中に女性が飛び込んでいるから、なかなか育児との両立とか家事とか、今はイクメンとかもできて、お父さんがいろいろ協力的にはなってきていますが、そういう親が大変な姿を見て、子供が、仕事をして両方するのはしんどいかなと思う子供もいるかもしれない。

いろんな方面で分析はできると思うけれども、今働いている人たちとか生活してる人たちが、いきいきと自分自身も楽しんで生活していると、子供たちは多分そういう人を目指そうと思うんではないかなと思うので、男性がつくった社会に女性が飛び込むんではなくて、女性がやっぱり改革していかなければいけない部分もあると思う。

 

○委この男女共同参画の県の目標としておられるところで、男女の人権が平等に尊重されて、個人個人がそれぞれの能力を十分に発揮できるような機会が得られることが必要だと本当に思う。

けれども、この取り組みが県民一人一人、なるべく多くの人に伝わるように、この男女共同参画という言葉を知らない人でもわかるようにしていかないといけないと思う。

 

【女性登用について】

 

○委県の審議会の女性委員を40%というのは、県の方での一応委員の目標数であるが、県民にインパクトがあるかなと思うのは、副知事に女性を起用していただくこと。

女性副知事を誕生していただくことを提案をしたい。

 

【県の男女共同参画サポーターについて】

 

○委男女共同参画サポーターを、養成していく事は男女共同参画の底辺を広げる意味で大事なことであり、それを何か実践に移すような方策を考えているかどうか。

サポーターを受けて終わりということではなく、それぞれ一歩進んで、その人たちが今度はどういう方策をやっていくかということを具体的に示してあげた方が良い。

 

○委サポーターも研修を受けるけれども、それをどう活かすかということで、6月8日のあすてらすフェスティバル2013の第1分科会の企画・運営はサポーター有志で実施する。

サポーター側としては、ただ県やあすてらすから言われてやるのではなく、サポーター同士で何かやろうという動きを今しようかなと思っている。

 

○委益田市では、男女共同参画サポーターの人数が少なく、サポーターだけの活動が難しい。

今、男女共同参画ワーキンググループがあり、男女共同参画条例策定に向けて活動している。

 

○委役員改選で若手に男女共同参画サポーターなどに就任してもらうと、若い人はやっぱり本来の仕事のこともあり、何年かでも、周りがフォローしないとうまくまわらない。

男女共同参画サポーターの任期が2年であっても、ある程度は続けてもらわないといけないと思う。

世代交代も大事であるが、男女共同参画サポーターを活かしていくためには、年長の方も、若い方を巻き込んで活動していくほうがいいと思う。

 

○委出来るだけたくさんの人がサポーターを受けたほうが良いと思うので、あまり同じ人が何期もしないほうが良い。

 

【しまね女性ファンドについて】

 

○委員しまね女性ファンドの申請件数が減っているというのはどういうことか疑問である。

 

【デートDV対策について】

 

○(公財)しまね女性センタデートDV対策について、数年前から財団が独自で中高向けの研修事業を行なっている。

今年は、研修希望の学校が多く、実施予定6校に対して21校の希望があった。中学校からの希望が多い。

 

○委(デートDV対策DVDを見て)さきほどのDVDの中のケースに出たのは、これは恋愛とか男女だけではなく、人間関係の基本の部分であると思う。

大人も、子供も人間関係を築くのが下手になってきているといわれている。

やはり、底辺、ベースの部分からデートDV対策をやっていくことによって男女関係はいい形になると思う。

 

○委DVDはいわゆる中高生用であるが、成人でも十分活用できると思う。

 

【女性の労働について】

 

○委働く女性の労働相談というチラシをきょう、急遽配付をさせてもらった。

今日明日と電話相談を受けている。今日、職場のパワハラということでの事例が出ていた。

やっぱりそういう時代ですので、非常にそういうことを黙っていた人が口に出して、声に出して相談を持ちかける、そういう機会にもなっているので、これに取り組んでいるところ。

 

また、新しい言葉にマタニティ・ハラスメントという言葉がある。

 

女性が何か仕事に就いて働いている、絶対やめない環境をお互いに作っていくことが大事である。

 

○委昨年労働法が変わった。

雇用契約法、派遣法など変わってきていて、これから5年後の平成30年には、大分女性の立場が向上していくのではないかと思う。

男女共同参画をステップアップさせていくには、やはり形から入っていくこと、物事を取り決めて強制的に入って行くことが必要であると思う。

 

 

【男女共同参画の取り組みについて】

 

○委町村では男女共同参画の取組に温度差がある。

 

やっているところはどんどん進んでいるが、あまりやっていない町村とか、もう少し県で指導して底辺が広がるように町村の指導をしてほしい。

 

○委市町村も男女共同参画を専従でできるところもあるが、小さな町村は一人の職員が多数の業務を兼務しており、人権や男女共同参画などいろいろな要素も入れて、商工会や婦人会、男女共同参画サポーターなどと一緒になって事業の計画をしている。

 

事業を実行委員会形式にして、いろいろな世代に入っていただきたいと思っているが、平日開催が難しく、なかなか出ていただけない。

 

県や女性センターは、男女共同参画を積極的に取り組む市町村と余りやっていないところでは、特に余りやっていない市町村の方に事業の声をかけていただきたい。

 

○委男女共同参画についての意識の高い人は、すでに事業に参加している。

参加している人に男女共同参画と言っても、もうわかったことであって、参加しない人に、これからどうしかけて事業展開していくかの段階になっている。

 

【医療分野での男女共同参画について】

 

○委医師の資格を持つ女性が大変増えてきており、いろいろな男女共同参画の問題を提供してくれる。

 

今はすでに女性医師が3割以上、5割に向かっているので、就労体制支援をしなければ日本の医療は崩壊するのが目に見えている。

島根県だけの問題ではなく、全国の問題である。

それぞれの病院も出産、育児、診療体制をうまく出来るように、ワーク・ライフ・バランスの問題で解決しようと一生懸命頑張っており、その中で昨年アンケート調査も行なった。

県も病院も、女性医師の確保と支援、勤めてもらうことに懸命に努力しているが、救急関係に女性医師があまりいない。

育児などでは女性医師の当直免除規定などがあり、女性医師が半分になった場合の当直の問題など非常にテーマが多い。


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女性活躍推進課