いにしえ倶楽部「弥生人のシジミを調べてみよう!」を開催しました
8月25日(日)に、いにしえ倶楽部夏休みスペシャル「弥生時代のシジミを調べてみよう!」を開催しました!
夏休みの子どもたちを対象に、自由研究企画として松江市の西川津遺跡から出土したシジミと現代のシジミの大きさを比較するという内容です。
研究は、シジミを左右に分類する、大きさを測る、それをグラフに表して比較する、という流れでおこないました。左右の分類は少し難しいかと心配していましたが、子どもたちはすぐにコツをつかんで分類作業をおこなっていました。現代のシジミと弥生時代のシジミのシジミ、大きさを比べてみると、弥生時代のシジミはやや大きな個体を集中的に採っているという特徴がありました。一方、現代のシジミは様々な大きさのものを捕獲し、サイズごとに異なる用途に使用しているようです。
さいごは一人一人が自分で計測したグラフから、どんなことが読み取れるか、一枚のポスターにまとめました。子どもはそれぞれ研究結果や自分の考えをしっかりと書いており、とても有意義な自由研究ができたと感じました。また今後もさまざまな企画を考えて楽しく古代の世界を学ぶことができる機会を作れたらと思います。
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左右を分けてたくさんのデータを集めますーーーーーーーー-グラフから何が読み取れるでしょうか?
令和5年度第3回いにしえ倶楽部を開催しました!
1月27日(土)に、第3回いにしえ倶楽部連続講座を開催し、約40名の皆様に参加をいただきました。いにしえ倶楽部とは、島根の歴史や埋蔵文化財調査への興味、関心を高めることを目的とした、体験型学習講座です。今回は石州瓦と石見焼に注目し、『「石州瓦」の謎を追う』と題して講演を行いました。また、これまでに発掘調査した石見焼関連遺跡の写真パネル展や、出土品の展示・解説もおこないました。
今回は江津市教育委員会に共催をいただき、2本の報告を行いました。1本目は市教育委員会持田さんによる地元・江津本町の竹下窯跡の最新成果報告、2本目は当センター所長によるこれまでの研究成果の報告です。参加者の中には地元瓦業者の方々もおられ、活発な議論がなされました。また、実際の出土品や写真パネルを前に、地元産業の歴史に思いを馳せていらっしゃいました。石州瓦と石見焼については、まだまだ謎が多く、今後も調査・研究をつづけ、皆様にご報告できればと思います。
※講座の様子は県公式Youtubeチャンネルで公開予定です。
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講座の様子ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー展示解説の様子
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埋蔵文化財調査センター
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