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島根県緊急輸送道路ネットワーク計画

1.緊急輸送道路ネットワーク計画について

「緊急輸送道路ネットワーク計画」は、平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災での教訓を踏まえ、平成8年からの全国で計画の策定が始まりました。

この計画は、幹線道路や防災拠点を効率良く結ぶ信頼性の高い道路網を緊急輸送道路ネットワークとしてあらかじめ設定し、平時から緊急輸送道路の耐災害性を高めるとともに、災害発生時には道路啓開を優先して行うなど災害時の緊急輸送を円滑に行うためのものです。

 

緊急輸送道路ネットワーク模式図

 

 

島根県では、平成8年度に建設省・島根県・日本道路公団等の道路管理者や警察、自衛隊、港湾管理者、県消防防災課などから構成される協議会を設立し、計画策定の作業を開始しました。

協議会では、災害時に必要な防災拠点を効果的に連絡する方法や路線の代替性などについて検討し、平成9年3月に「島根県緊急輸送道路ネットワーク計画」を策定しています。その後、以下のとおり改訂しています。

 

 第1回改訂_平成21年3月_社会情勢の変化、道路の整備状況を反映

 第2回改訂_平成25年6月_東日本大震災を受けて改訂された「島根県地域防災計画」との連携

 第3回改訂_令和2年3月_平成31年3月に改訂された「島根県地域防災計画」との連携、道路整備状況の反映

(第3回改訂版の一部改訂_令和5年1月_災害時において広域支援部隊の集結拠点として活用する道の駅「掛合の里」を第2次防災拠点から第1次防災拠点に変更)

 

 

2.防災拠点

防災拠点は、災害時における防災活動や医療活動、被災者の支援活動など様々な活動の拠点となる施設や場所、さらには、防災対策上重要な施設のことです。

 

防災拠点

 

 

 この防災拠点は、災害時に果たす役割の重要度及び目的に応じて第1次から第3次の3段階に区分しています。

第1次防災拠点

第1次防災拠点は、以下の拠点などを指定しています。

 ・地震などの災害発生時に災害対策本部が設置される県庁

 ・緊急車両等の交通規制を統括する警察本部

 ・物資・人員・医療機関及び各種防災機能等の集積している各市の庁舎所在地

 ・航空輸送や海上輸送の拠点となる空港および重要な港湾

 ・救援物資等の集積拠点や備蓄拠点となる広域的な防災拠点

 ・大規模災害時における人命救助の拠点となる災害医療拠点

 ・災害時において広域支援部隊の集結拠点として活用する道の駅

 

第2次防災拠点

第2次防災拠点は、以下の拠点などを指定しています。

 ・住民との窓口となる各地方公共団体の庁舎所在地(新市町の各支所含む)

 ・道路管理者、港湾・空港管理者、海上保安庁、地方気象台の所在地

 ・住民の生命に直接関わる警察署・消防署・医療機関

 ・電気・通信・ガス・上水道といったライフラインの各施設の所在地

 ・テレビやラジオの放送局の所在地

 ・自衛隊基地の庁舎所在地

 ・防災活動施設や物資の集積・備蓄基地

 ・専用ヘリポート、主要な港湾・漁港

 ・道路空間を利用した防災拠点:インターチェンジ(IC)、サービスエリア(SA)、パーキングエリア(PA)、道の駅など

 ・災害応急対策・復旧拠点

 ・発電所

第3次防災拠点

第1次、第2次防災拠点以外で、地震などの災害に対する防災対策上重要と考えられる施設の所在地を第3次防災拠点に指定しています。

 

 

3.緊急輸送道路

緊急輸送道路は、災害直後の救命・救助・医療・消防活動やその後の復旧活動・避難者支援など、被災地での活動や支援などに必要な人員や物資を輸送するための道路です。

 

災害時に緊急輸送道路が効果を発揮するためには、道路の耐災害性が確保されているとともにネットワークとして機能することが重要です。

このため、以下に示す3つの連絡機能により主要地点や防災拠点が効率的に結ばれるよう、以下の道路を緊急輸送道路に選定しています。

・隣接県と連絡する広域幹線道路、県内の市町村を連絡する幹線道路

・広域幹線道路や幹線道路と県内の防災拠点を連絡する道路

・防災拠点を相互に連絡する道路

 

緊急輸送道路の連携機能

 

 

 

 また、災害発生後の利用特性により、緊急輸送道路を以下の3つに区分しています。

第1次緊急輸送道路

 第1次緊急輸送道路は、県内及び隣接県との広域的な連携を確保する緊急輸送道路ネットワークの骨格となる道路です。

 ・東西、南北方向の広域的な連携を確保する高規格幹線道路、および主要な一般国道を設定

 ・上記の路線と第1次防災拠点を連絡する路線を設定

第2次緊急輸送道路

 第2次緊急輸送道路は、県内市町村相互の連携の確保及び第1次緊急輸送道路を補完し、緊急輸送道路ネットワークを形成する道路です。

 ・第1次緊急輸送道路と第2次防災拠点を連絡する路線を設定

 ・第1次緊急輸送道路を補完する路線を設定

第3次緊急輸送道路

 ・第1次及び第2次緊急輸送道路と第3次防災拠点を連絡する路線を設定

  緊急輸送道路ネットワークの概要(PDF:0.01MB)

緊急輸送道路の概要

 

4.島根県緊急輸送道路ネットワーク計画【令和2年3月策定】

(1)計画書

島根県緊急輸送道路ネットワーク計画【令和2年3月策定】(PDF:48.7MB)

 

 

表紙_島根県緊急輸送道路ネットワーク計画【令和2年3月策定】

 

 

(2)島根県緊急輸送道路ネットワーク計画図

 

 ○島根県全域(PDF:24.1MB)

 

 ○松江県土整備事務所管内(PDF:15.6MB)

 ○松江県土整備事務所管内(松江市街地拡大図)(PDF:385KB)

 ○雲南県土整備事務所管内(PDF:21.8MB)

 ○出雲県土整備事務所管内(PDF:6.99MB)

 ○県央県土整備事務所管内(PDF:21.5MB)

 ○大田事業所管内(県央県土整備事務所)(PDF:3.9MB)

 ○浜田県土整備事務所管内(PDF:20.6MB)

 ○益田県土整備事務所管内(PDF:21.9MB)

 ○津和野土木事業所管内(益田県土整備事務所)(PDF:18.6MB)

 ○隠岐支庁県土整備局管内(PDF:9.29MB)

 

 ○道路情報板・道路カメラ整備状況図(PDF:23.9MB)

 

令和2年3月策定版の一部改訂【令和5年1月】

 災害時において広域支援部隊の集結拠点として活用する道の駅「掛合の里」を第2次防災拠点から第1次防災拠点に変更しました。

 

【新旧対照】

 ■新旧対照(PDF:12.7MB)

【更新データ】

 ■緊急輸送道路ネットワーク計画(一部改訂)(PDF:0.34MB)

 ■ネットワーク図:県全体(一部改訂)(PDF:8.07MB)

 ■ネットワーク図:雲南管内(一部改訂)(PDF:27.50MB)

 

 

 

 

 

5.参考


お問い合わせ先

道路維持課

〒690-0887 島根県松江市殿町8番地(県庁南庁舎)

・道路管理係   0852-22-6564
・道路維持第一係 0852-22-6568
・道路維持第二係 0852-22-5194
・道路防災係   0852-22-6569
・市町村道係   0852-22-6565

FAX:0852-22-6837 Email:douroiji@pref.shimane.lg.jp