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植物解説4

41.タラ:ウコギ科タラの写真

落葉小高木。高さ約5メートル。茎・葉共に大きなとげがあり、葉は二回羽状複葉。初秋、白黄色の小花を球状に集めてつけ、花後紫黒色扁球形の核果を結ぶ。若芽・若葉は山菜として食用。材は小細工用。樹皮は糖尿病に有効という。ウドモ

ドキ。マンシュウダラ。

 

 

 

 

 

 

 

 


42.クロモジ(黒文字):クスノキ科

落葉低木。高さ2メートル余。樹皮は緑色で黒斑があり、それを文字に見たてたのが名の由来という。雌雄異株。春、葉に先だって淡黄色の花を多数散形につける。果実は小球形で、黒熟。材は香気をもち小楊枝や箸を製する。(クロモジで作るからいう)「つまようじ」の別称。

(黒文字の油)クロモジの葉・小枝を水蒸気蒸留して得る精油。黄色で芳香がある。香水・石鹸・化粧品などの香料に用いる。鉤樟油。

 


43.ヤマグワ(山桑):クワ科

落葉高木。クワ類中最も普通。山地に自生し、10メートルに達する。また養蚕用に栽培。果実は夏に黒熟し食用となる。材は堅く建築・細工物用。ヤマボウシの別称。

 


44.キブシ(木五倍子・木付子):キブシ科キブシ

落葉小高木。山地に生ずる。高さ2〜3メートル。春、葉に先立って多数の黄色花を穂状に垂らす。

果実を五倍子(付子・附子--フシ)の代用として黒色の染料にするのでこの名がついた。(マメブシ)

 

 

 

 

 


45.シロダモ(白だも):クスノキ科シロダモ

常緑高木。関東以南の山地に自生。葉は楕円形で裏面が白く、車輪状につく。木全体に精油を含み芳香がある。晩秋に黄褐色の小花を多数つけ、翌年の秋冬に赤色の球果が熟する。種子から採油し、蝋燭の材料とする。別称:シロタブ。タマガヤ。

 

 

 

 

 

 


46.スダジイ(素田椎)ブナ科スダジイの写真スダジイの画像

常緑高木。円ら椎(ツブラジイ)(コジイ)とその変種スダジイ(イタジイ)がある。暖地、特に海岸付近に多く、うっそうとした大木になる。

 

 

 

 

 

 


47.ネズミモチ(鼠黐):モクセイ科ネズミモチ

常緑低木。関東地方以南に自生。葉は卵形、表面に光沢がある。

紫黒色の核果は生薬の和女貞(わじよてい)で、強壮薬。材は器具用。別称:タマツバキ。ネズモチ

 

 

 

 

 


48.ハウチワカエデ(羽団扇楓):カエデ科ハウチワカエデ

落葉高木。対生する葉は円形で直径6〜12センチメートル、掌状に9〜11片に

浅裂する。裂片には明瞭な鋸歯がある。春に葉腋から束状の花序を下垂し、暗紅色5弁の小花をつける。果実(翼果)の羽は鋭角に開く。紅葉が美しい。大きな葉を天狗の羽団扇にたとえて命名。

 

 

 


49.ヤブコウジ(藪柑子):ヤブコウジ科ヤブコウジ

常緑小低木。高さ約30センチメートル。夏、葉の付け根に

乳白色または淡紅色の小合弁花を総状につけ、球形

の液果を結んで、冬、紅く熟す。別称:アカダマノキ。ヤマタチバナ。

 

 


50.ハリギリ(針桐):ウコギ科ハリギリ

落葉高木。高さ20メートル内外。枝は太く、鋭いとげが多い。葉は掌状に7〜9裂

し、葉柄が非常に長い。材は下駄・船具・器具用。根皮は去痰(きよたん)薬。

別称:センノキ。

 

 

 

 

 

 


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