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 名前が<カ>ではじまる植物の解説

カエデの仲間
モミジのことをカエデとも言いますが、カエデは、蛙手の意味で葉の形がカエルの手に似ているところからきています。しかし、同じカエデでも葉の形にはいろいろなものがあります。また、カエデの葉は、秋になると赤や黄色に色づきます。イタヤカエデは、秋になり葉の活動が停止すると、春夏に多量に作られた葉緑素が減り、黄色のカロチノイドの色で黄葉になります。ウリハダカエデなどは、寒さで葉の中に糖が閉じこめられ、アントシアンが作られて紅葉します。

カキツバタ(アヤメ科)
川辺や湖沼などの日当たりのよい湿地に生育する多年草です。三瓶山の姫逃池の群落は、島根県の天然記念物に指定されています。
カキツバタ
カキ(カキノキ科)
カキは、日本の食文化を支えた果物と言われています。昔、南方から来たようで、以来改良されて、今では千種類もあるようです。果実をそのまま食べるのをはじめ、干し柿、熟柿や薬用、柿の葉茶、家具材など広く利用されています。特に柿渋は、防腐剤として重宝されました。山地に自生しているものは、ヤマガキといわれ、6月ごろに黄緑色の花を咲かせます。

カゴノキ(クスノキ科)
この木の名前は、樹皮の状態からつけられました。黒ずんだ樹皮は、ところどころがまだら状にはげ落ちます。そこが白色になり、鹿の子のような斑点ができます。それから「鹿子の木(カゴノキ)」となったのです。
カゴノキ
カサスゲ(カヤツリグサ科)
短い地下茎をのばして繁殖する多年草で、湖や沼周辺に群生します。高さ1mぐらいの茎を直立させ、太くするどい3稜柱になっています。5〜6月ごろ茎の上方に4〜5個の穂をつけますが、上の1本は雄花、その他は雌花になっています。昔は、この草を乾かしたもので、かさを作っていました。これが「すげがさ」です。

 
カシの仲間
島根県で見られる代表的なカシは、ウラジロガシ、アラガシ、シラカシ、アカガシなどで、それぞれの葉に特徴があります。ウラジロガシは、よく渓谷林を形成しますが、渓谷の中でも安定した土地に多く見られる樹木です。同じような渓谷の林でも、ガケ崩れや洪水などのため不安定な状態にある土地には生育しません。

カタクリ(ユリ科)
この植物の麟茎から採取したものが本来の片栗粉です。二枚の幅広い葉には模様があり、5月ごろに咲く花は、美しい紫紅色をしています。6枚の花被片はそり返るという特徴があります。
カタクリ
カタヒバ(イワヒバ科)
岩場などによく見られるシダ植物です。葉がヒノキの葉に似ていることから、カタヒバ(片檜葉)と名づけられました。
カタヒバ
カツラ(カツラ科)
高さ30m、直径2mもの大木になりますが、株立ちする性質が強い樹木です。枝は株立ちした幹から水平に出ています。この木の下を掘れば、必ず水が湧き出るというほど水分を好む木で、渓谷沿いに多く生育しています。葉には香りがあるため、夏から秋に葉を採集して乾かしたものを粉にして香を作ります。このことから、カツラの語源は香出(かず)と言われています。材は均質で優良なので、建具や家具、楽器、彫刻など幅広く利用されています。

カナクギノキ(クスノキ科)
名前からは非常に堅いイメージを受けますが、枝や材は大変もろく、とても木釘には使えません。この名は、樹皮がはげ落ちてまだらになるところから「鹿の子木」と呼ばれていたものが変化したと言われています。

ガマ(ガマ科)
池や沼、湿地や旧水田などの水辺で群生し、6〜8月に花をつけます。花穂の上部の黄色部が雄花で、下の茶褐色部は雌花です。雄花と雌花の間に柄があるものはヒメガマです。雄花の花粉は、止血剤になります。
ガマの写真
ガマズミ(スイカズラ科)
カメガラとも呼ばれる低木で、5〜6月ごろ白い花をつけ、9〜11月ごろに赤い実をたくさんつけます。実は食べてみると、少しすっぱくてなかなかおいしいものです。ガマズミと呼ばれるものには、このほかミヤマガマズミ、コバノガマズミがありますが、ミヤマガマズミの果実で衣類を染めたことから、ガマズミの名前がついたと言われています。
ガマズミ
カマツカ(バラ科)
枝は、丈夫で弾力があり、昔から鎌やハンマーの柄などに使われていました。カマツカの名もそこからつけられています。また、最近まで牛の鼻輪もこれで作られていたことから、別名をウシコロシといいます。4〜5月ごろ、白い小さな花をかためてつけ、秋には、リンゴを小さくしたような赤い実がなります。
カマツカ
カヤ(イチイ科)
外見上、イヌガヤによく似ています。見分けるには、葉を手でさわってみてください。思わず手を引っ込めてしまうほど痛ければカヤ、痛くなければイヌガヤです。島根県で見られるカヤの多くは、あまり大きくならない裏日本特有の形態をしています。材は、最高級の碁盤材料として知られています。

カラスザンショウ(ミカン科)
生長すると7mにも達し、樹冠が広がった形をしているのが特徴です。幹や枝には、トゲがたくさんついています。薬味に使うサンショウと同じミカン科ですが、食用にはなりません。
カラスザンショウ
カラマツ(マツ科)
日本にある針葉樹の中では珍しく秋には落葉します。もとは、長野県や栃木県以北の中央部に自生する樹木ですが、今では、各地の標高の高いやや乾燥した場所に植林されています。カラマツの黄葉や新緑は、詩歌に歌われているように大変美しく、季節感を感じさせます。

カワヤナギ(ヤナギ科)
ヤナギ科の代表種で、かわいらしい尾状の花穂が春を感じさせる植物です。生育すると高木になります。

カワラハンノキ(カバノキ科)
川岸や水のない砂礫に見られる樹木です。葉はだ円形をしていて、縁にはのこぎり葉のようなギザギザがついています。
カワラハンノキ
カンスゲ(カヤツリグサ科)
島根県の横田地方では方言名でふろりと呼んでいます。横田地方では、カンスゲをみの、脚はん、背負いかごなどの材料に利用してきました。これらは、柔らかく強じんで、水を通さないので古くから愛用されてきました。
カンスゲを製品化するには、初秋のころ伸びきったものを採ってくることから始まります。カンスゲを加工池に約50日漬けて葉肉を腐らせます。葉肉が腐ると取り出して水洗いをしますが、用途によってその方法が違います。みの用は板でたたきながらさらし洗いをし、脚はん用は加工池からあげたまま水流でさらします。洗い終えると乾燥させて製品を作ります。
カンスゲ
ガンピ(ジンチョウゲ科)
和紙の材料として有名な木です。この木から作る雁皮紙は光沢があり、丈夫で虫の害にも強いので和紙の中でも最高級品として扱われています。貴重な文献や紙幣に使われましたが、ガンピは自生もあまりなく、栽培も難しいので現在はあまり使われていません。高さ2mくらいになる落葉低木で、樹皮はサクラのはだに似ています。若い木の枝、葉、花は、小さな絹毛をおび、5〜6月ごろ枝先に黄色の花をつけます。

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