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2千万年前の歴史の証人「珪化木」

 大田市久手町波根西の海岸には、写真のような「変わった樹木?石?」があります。皆さんは、何だと思われますか?正解は、樹木が石化した「珪化木」と呼ばれる岩石です。このほかにもこの地域の地表やおそらく海底にも見ることができ、付近一帯は、国の天然記念物に指定されています。

 約2000万年前この地域で、一体、何があったのでしょうか?実は、この珪化木、日本列島の形成過程で起きた火山活動の影響で出来たものと考えられます。火山の噴出物が土石流となって流れ下り、周囲の樹木をなぎ倒し埋没してしまったのです。珪酸を含有した地層の中でやがて長い年月を経て桂化作用が起こり岩石となりました。また、日本海の荒波により地層が浸食し周囲と比較して堅い珪化木が残ったと考えられます。

 また、同じ大田市内の小豆原埋没林公園では、この珪化木に比べるとはるかに若いのですが、約3500年前、三瓶の火山活動によって埋もれた埋没林を見ることができます。埋没林ドームの中では、埋没した巨大杉などがそのままの状態で保存展示されており、まるで当時の縄文の森の中にいるような気分にさせます。

 「波根西の珪化木」と併せて巡ることで、およそ2000万年前に起きた出来事や山陰海岸の成り立ちを想像し、約3500年前埋没した当時の様子にも浸る旅が出来るのです。

 さあ、歴史ロマンを求める「タイムトラベルツアー」にあなたも出掛けてみませんか。

 

 

 山陰中央新報「りびえーる」7月26日掲載

 

羽根西の珪化木  地図画像


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