今回は、中国自然歩道（朝日山モデルコース)の紹介をします。

朝日山は以前もこのコーナーでとり上げたことがありますが、今回は鹿島町側からのルートをご案内します。松江市西部にある朝日山は、出雲風土記にもその名が記されている標高３４２ｍの山です。

山頂付近には、真言宗の古刹で出雲観音霊場第２９番札所の朝日寺が建っています。

朝日山モデルコースとなっているのは、松江市鹿島町の登山道入口から、朝日寺、朝日山頂を経て、東長江町側にある朝日寺駐車場までの約２キロのコースです。

登山道入口には駐車場(※)があり、そこから長い石段を登ります。１０分ほど歩くと石段が終わり、山道に変わります。栗があちこちに落ちているのが目に入りました。私が登ったときは、草刈もされており、非常に歩きやすく整備されていました。また分岐点には標識が立てられているので、ほとんど迷う心配はないと思います。

歩き始めてから３０分ほどで朝日寺の境内です。大きなモミの木をはじめ、周りを木々に囲まれた境内には、お寺のトイレや畳敷きの休憩所もあって、休むには良さそうです。

境内から朝日山頂までは０．１ｋｍ。山頂に立つと、松江市街・宍道湖方向も、恵曇港・日本海方向も一望に見渡せ、天気がよければ、大山や三瓶山の眺めも楽しむことができます。

※車で行く場合は、松江市から恵曇方面へ向かう県道の途中、ガソリンスタンド前で、佐太小学校方面へ左折します。約２キロ行くと「朝日山石段入口」の標識がありますので、それに従って進むと現れる駐車場に車を停めます。

平成２１年１０月２５日山陰中央新報りびえーる掲載

島根県自然環境課TEL0852-22-6517

　朝日山から見た恵曇港