宍道湖・斐川・雲南コース
宍道湖・斐川・雲南コースは、出雲市の一畑薬師を起点に、宍道湖西岸や、荒神谷遺跡や加茂岩倉遺跡などの史跡を巡り、さらに斐伊川沿いの谷あいにある湯村温泉に至るルートです。途中、光明寺(こうみょうじ)、長谷寺(ちょうこくじ)、峯寺(みねじ)などの出雲札所があります。また、春になれば桜の名所として知られる木次堤や三刀屋川の桜堤もコース上にあります。
この地方は、ヤマタノオロチ伝説などで知られる奥出雲地方の一部で、神話のふるさととしても知られています。

宍道湖西岸モデルコース
●宍道湖グリーンパーク
宍道湖西岸の斐伊川河口近くにあり、人と自然の共存をめざした、多自然型の公園。野鳥観察舎、自然の森、バードサンクチュアリ、展望広場、観察池等があり、宍道湖周辺の野生動植物に親しみ学ぶことができる。冬には、カモ、ハクチョウなどを気軽に観察できる。
【お問い合わせ】宍道湖グリーンパークTEL0853−63−0787
●ゴビウス
「自然環境との共生・ふれあい」をテーマに、島根の汽水・淡水域に生息する生き物の生態を楽しみながら学ぶことができる体験学習型施設である。ゆったりとくつろぎながら、見て、触れて、楽しめる施設。
【お問い合わせ】宍道湖自然館ゴビウスTEL0853−63−7100
●築地松
出雲平野一帯に見られる、家屋の北と西を生垣状にめぐらせた屋敷林。これは、強い北西の季節風を防ぐのに役立っており、見渡す限りの稲田に築地松で囲った家屋が散在する風景は、この地方独特のもので全国にも有名である。
荒神谷・加茂岩倉モデルコース
●荒神谷遺跡
昭和59年夏、標高22Mの丘陵斜面から銅剣358本が発見され、一大センセーションを巻き起こした。続いて、銅鐸6個、銅矛16本が出土し、国の史跡に指定された。
●光明寺(こうみょうじ)
大嶽山の標高280m地点にある曹洞宗の古刹で、出雲観音霊場第7番札所である。寺宝に、南北朝時代に朝鮮よりもたらされた銅鐘があり、国の重要文化財に指定されている。また、庭からの眺望にすぐれ、特に朝の雲海はすばらしい。
↑荒神谷・加茂岩倉モデルコースから斐伊川を望む
●加茂岩倉遺跡
平成8年に39個の銅鐸が発見され日本最多の大量出土として全国に知られた弥生時代の遺跡。
木次・三刀屋周遊モデルコース
●峯寺(みねじ)
通称峯寺と呼んでいるが、中嶺山阿含院普光寺が正式な山号で、出雲観音霊場第9番札所である。行基が刻んだといわれ、国の重要文化財にも指定されいる聖観世音を本尊として安置している。書院から見る庭園は優雅で、閑寂な山寺の雰囲気が味わえる。
●三刀屋城址公園
城跡を利用した小高い丘の公園で町内が一望できる。珍しいみどりの桜「御衣黄」などがある。
●木次堤の桜
斐伊川にそって約2kmの桜トンネルができる。ソメイヨシノほか800本。さくら名所百選に認定。桜まつり3月下旬〜4月中旬。
【お問い合わせ】雲南市商工観光課TEL0854−40−1054
その他の見どころ
●神原(かんばら)神社古墳
神原神社の境内から発掘された竪穴式古墳で、その副葬品の中に、全国で2枚目といわれる景初3年銘の銅鏡が発見された。
●長谷寺(ちょうこくじ)
出雲観音霊場第8番札所であり、本尊の十一面観音尊像は、琵琶湖の浮木をもって刻まれ、ここと大和及び鎌倉の長谷寺に安置されたといわれる。また、昔から子安の観音として知られている。
●健康の森
国道314号の雲南市木次町(きすきちょう)吉井から、林道を約4km登った高台にある総合リクレーション施設で、スポーツ広場、キャンプ場、コテージなどが整備されている。
●湯村(ゆむら)温泉
雲南市木次町の中心街から、斐伊川に沿って約10km上流に上った地点にある、山峡のいで湯。「出雲風土記」に川辺の薬湯として登場する歴史の古い温泉で、昔そのままの共同浴場がある。泉質は単純泉で、皮ふ病、胃腸病、神経痛などに効能がある。
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島根県庁 自然環境課
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0852-22-5348 / 6433(自然公園施設係)
0852-22-5347 / 6377 / 6516(自然保護係)
0852-22-5724 (隠岐ジオパーク・自然公園活用推進係)
Fax:0852-26-2142
E-mail:shizenkankyo@pref.shimane.lg.jp(代表)
shizen-koen@pref.shimane.lg.jp(自然公園許認可担当)
gairaiseibutsu@pref.shimane.lg.jp(外来生物担当)