五感モニター調査結果(令和3年10月~令和4年9月)
湖沼環境指標は、人の五感(見る・聞く・におう・味わう・触れる)を用いて湖沼環境を評価するもので、島根県では、この指標を用いて平成16年10月から宍道湖・中海周辺の各7地点で住民参加による湖沼環境調査を実施しています。また、平成19年10月からは、鳥取県でも同様に5地点で実施されています。
五感による湖沼環境ランク表
合計点数 | ランク | 評価内容 |
---|---|---|
80点以上 | A | おおむね良好で親しみやすい環境にあると感じられる |
50~79点 | B | やや気になる面があるが、まずまず良好な環境であると感じられる |
49点以下 | C | 快適さに欠け、親しみにくい環境にあると感じられる |
調査結果の集計方法及び注意点
値は個々のデータを合計し、データ数で割った平均値です。
結果は、モニターの人数や調査時の天候が影響するので、年によって数値が大きく変動することがあります。
この評価は、宍道湖及び中海の湖沼水質保全計で策定しているおおむね令和15年度を目途とする望ましい湖沼の将来像である長期ビジョンの評価指標としており、80点以上を目標としています。
調査地点(島根県)
宍道湖総括
- 五感指標68.9点ランクB
- 宍道湖は、やや気になる面があるが、まずまず良好な環境であると感じられているようです。
- 宍道湖総合の特徴
- 調査開始時は60点台前半でしたが、近年は70点程度で推移しています。18期は、17期とほぼ同様で「見る(澄み具合)」「味わう」「触れる」の評価が低かったです。
- 各調査地点の特徴
- 松江市宍道支所前は、17期に比べ全項目で評価があがり合計値も大きく上昇しました。
- 斐川なぎさ公園付近は、17期に比べ「見る」「聞く」の評価があがり合計値も上昇しました。
宍道湖(期間平均点)
宍道湖(地点別平均点及び観測項目別グラフ)
中海総括(島根県調査)
- 五感指標75.8点ランクB
- 調査開始以降、概ね70点をやや越える値で推移しています。
- 中海総合の特徴
- 17期とほぼ同様で「見る(澄み具合)」「味わう」の評価がやや低かったです。
- 各調査地点の特徴
- 本庄水辺の楽校付近は、宍道湖も含め唯一80点を越えてランクAの評価でした。
- 十神山なぎさ公園付近は、17期はランクAでしたが、全項目で評価がやや下がりランクBとなりました。
- 大海崎付近は、「におう」の評価があがりました。
中海(期間平均点)島根県調査
中海(地点別平均点及び観察項目別グラフ)島根県調査
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中海全体(島根、鳥取両県の調査)
- 五感指標71.6点ランクB
- 中海は、やや気になる面があるが、まずまず良好な環境であると感じられているようです。
- 調査開始以降、概ね70点前後で推移しています。
- 本庄水辺の楽校付近は、12地点(島根7地点、鳥取5地点)中、唯一80点を越えてランクAの評価でした。
お問い合わせ先
環境政策課宍道湖・中海対策推進室
〒690-8501 島根県松江市殿町1番地
(事務室は、 松江市殿町128番地 県庁東庁舎4階 にあります)
TEL:0852-22-6445