太陽熱利用とは
太陽熱利用とは、太陽の熱を利用する技術のことです。
具体的には、家の屋根などに設置した集熱器て温水を作って、お風呂などの給湯や床暖房などに利用します。
また、集熱器で集めた熱を吸収式冷凍機に供給することで、冷房に利用することも可能です。
(イラスト出展:(財)新エネルギー財団)
家庭での給湯や暖房に適しています
・手ごろな価格で設置できます。
・メンテナンスもほとんどかかりません。
・使用するのに特別な操作がいりません。
・天気のいい日には、約60℃の温水が得られます。
・冬でも冷たい水から温水を作るよりも燃料が少なくてすみます。
導入状況
集熱器とお湯を貯める部分が完全に分離しているものは「ソーラーシステム」、集熱器とお湯を貯める部分が一体となっているものは
「太陽熱温水器」と呼ばれています。
日本における販売台数は、現在太陽熱温水器が38,000台/年、ソーラーシステムが5,700台/年程度です。
1980年ごろにはそれぞれ現在の20倍、4倍程度導入されていましたが、近年はあまり市場が伸びていません。政府では今後積極的に
普及を目指す方針であり、国内の省エネ化推進のためにも今後の普及拡大が期待されます。
島根県では、平成28年度末状況で、ソーラーシステムが320件(一戸建)、太陽熱温水器は7044件導入されています。
(一般社団法人ソーラーシステム振興協会データ)
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