アサリやホタテガイ等の二枚貝類は、まれに有害なプランクトンを食べて毒を持つことがあり、島根県ではそれらの毒化状況を監視する体制をとっています。また、定期的に貝毒検査及び貝毒プランクトン検査を行うことで、皆様が安心して二枚貝を食べられるよう安全性の確保に努めています。
万一、貝毒が発生した場合には、直ちに県から広報しますので、貝毒が発生した地域の二枚貝を自分で獲ったり、食べたりしないようにお願いします。
麻痺性貝毒:可食部(貝殻を除いた軟体部)1グラムあたり4MU(マウスユニット)
※1MUは体重20gのマウスを15分で死亡させる毒量
下痢性貝毒:可食部(貝殻を除いた軟体部)1キログラムあたり0.16mgOA(オカダ酸)当量
※OA(オカダ酸)当量は、下痢性貝毒の毒成分であるオカダ酸群の相当量
県内ではこれまで下の表のような貝毒の発生例がありますが、いずれも定期検査により検出されて出荷自主規制などが講じられ、これまでに中毒者は出ていません。
年度 |
規制した貝の種類 |
貝毒の種類 |
最高毒力(MU/g) |
---|---|---|---|
昭和62年 |
イタヤガイ |
下痢性 |
1.84 |
昭和62年 |
ムラサキイガイ |
下痢性 |
0.20 |
平成2年 |
イタヤガイ |
下痢性 |
0.78 |
平成4年 |
ムラサキイガイ |
麻痺性 |
29.40 |
平成10年 |
ムラサキイガイ |
麻痺性 |
12.50 |
※下痢性貝毒における1MUは、体重20gのマウスを24時間で死亡させる毒量
沿岸漁業振興課
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