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第4回水と緑の森づくり会議議事録
開催日時:平成19年1月30日(火)13:15〜16:15
開催場所:島根県職員会館1階健康教育室
出席者
敬称略、50音順
部門 | 氏名 |
---|---|
教育 | 荒金勇吉 |
公募 | 門脇誉 |
地域づくり | 齋藤道夫 |
商工 | 鳥谷雅 |
情報広報 | 坂田千枝子 |
公募 | 広兼敬子 |
森林経営 | 堀江洋伸 |
公募 | 山田美惠子 |
ボランティア | 和田直美 |
農林水産部次長 | 長谷川眞二 |
---|---|
林業課長 | 西尾聡 |
管理監 | 竹内保徳 |
企画幹 | 伊藤隆雄 |
主幹 | 内藤達也 |
主任 | 西満広 |
(1)平成18年度事業の実施状況について
(2)平成19年度事業の展開について
【(1)平成18年度事業の実施状況について】
〔事務局説明〕
○竹内管理監以上、18年度の事業実績の説明をいたしたところでございます。
まず1枚目は、事業の実施状況でございまして、全部終わってはおりませんけれども、途中経過でございますが、状況を1枚の紙にまとめたところでございます。
それから資料として写真をつけておりますので、あわせて見ていただければと思います。
それから2枚目ですが、この事業の評価方法について今こういうことで考えております。評価方法で、私どもで上げておりますのが、ハード事業ですと、県民再生の森につきましては、面積で評価していきたい。それから公募事業につきましては、採択団体数とか参加人数等の実績によって評価していきたい。それから森づくり推進事業ということでPRとか啓発活動につきましては、税に対する周知度、事業に対する周知度、こういうもので評価していきたいというようなことで考えておりますということで御説明したところでございます。
それから3枚目でございますが、3月に改めまして現地を視察するというようなことを計画したらということで考えておりまして、3月の12日から16日までのところで皆さん方の御都合をお聞かせいただければということで資料をつけております。また返事をお願いをしたいと思います。
それでは、これから皆様方の質疑を受けたいと思いますが、まず最初に、この1枚目の事業の実施状況について何かございましたら承りたいと思います。
○斉藤委員森づくり実践事業は大体予算どおり使った数字がわかるんですが、2番目と3番目というのは実績としてはどのくらいなんですか。
○伊藤企画幹2番目についても予算額に近いもので執行しております。3番目につきましては、やはり整備面積いうのは計画より低い状況ですので、予算執行も低い状況です。
○斉藤委員だから大体今この実施面積かける10万ぐらいの金額なんですかね。
○伊藤企画幹多少植栽もありますが、そうなります。
○堀江委員今の関連ですが、17年度は大体計画に対しては実施されておりますし、18年度12月末の実施ですが、天候もことしはいいですが、計画どおり実施が進んでおるかどうかということ、それから1ヘクタール10万円ということですが、247ヘクタールですね。すると10万だと2,470万。多少広葉樹植栽の部分が上乗せになるけれども、1億3,600万に対して2千4、500万ということは非常に低調だ。特に資料を見ると、私、よくわかりませんが、奥出雲町はゼロです。飯南町も町名も上がっていない。計画がゼロ、大きな森林面積のところですが、どういうことなのか、啓発がいかないのか、10万円ではできないので計画が出ないのか、そこのところをどういうふうにお考えになっているのかなと思っております。
○伊藤企画幹主な原因としては一つは、やはり10万円という単価ではなかなか現場の状況などから合わないということ、それから森林所有者の皆さんへの事業のPRもまだ足りていないのかと、直接所有者の方に説明するようなことも積極的にやっていかないといけないと思っております。
議題の2の方で19年度に向けた拡充とか新規の取り組みを説明させてもらいますけども、そういったことで事業実施される森林組合等の事業体も一緒になってこの事業に取り組むというような形をつくり上げて、事業体の方で計画的に事業スケジュール組んでやっていただけるような形に持っていきたいと思っております。
○門脇委員関連しましてですが、私の地元松江の場合も面積ゼロと。非常にお恥ずかしい次第だと思います。
実は昨日ですが、市では今、合併後の基本計画なるものをいろいろと検討して策定されてるという段階でございまして、特にこの基本計画の中の産業、観光、財政という面ですね、これについてけんけんがくがくとやったいきさつございました。
私らもこういう関連の中でやっておりますと、林業の振興ということに対して余りにも松江は無関心じゃないかと。その無関心な根拠については、環境フェスティバルのとき、市の幹部の方がどのぐらいお越しになるかいうことを実は2人ほどでチェックしてたんですが、もっと関心持ってもらわないと、皆さん方水と緑の森づくりで500円引かれているでしょうと、この金がどういうぐあいに使われているとか、もっと関心持つべきじゃないだろうかと。残念ながら2日間のうちに松江の市会議員さんは1人もお越しになられなかったんですよ、フェスティバルに。それで議員さんの前で言ったんですよ。高い議員報酬もらっておきながら、今一番の環境問題、島根県内の森林の保全問題については、議員自体がもっと関心持ってもらわないといけないんじゃないかと。何のため議員になったのかという具合にはっきり言ったんですけど、結果的にこれ見ますと、何も上がってきていない・・・。
今、現況と課題と市民生活の状況の中から目標の数値を具体的に出すべきじゃないか、現状の数値と、それから目標値というんですか、これを平成23年までに具体的にしていこうじゃないかという、昨日、話が出ておりました。次回は来月5日にございまして、そういったことをしなければ外から信用失うよと、県都を松江でなくてよそに移さんといかんという声も出てくるよと。
市の行政という面に対するもっと中身的な、第1次産業の振興ということを大いに考えていただきたいという提起をいたしておりまして、ここに目標値が上がっておりますけど、これが絵にかいたもちにならないようにしないといけない。私も松江市におりながら、これ見て非常に恥ずかしい次第でございまして、継続して対応していきたいと思っています。
○竹内管理監確かに18年度の計画というとこで780ヘクタールということを掲げております。それで年度中途の12月末現在ということや、間伐作業がこれからの1,2,3月の作業としてもやっているというようなことがありますけれども、確かに247というのは目標に対して非常に少ない、低い数字ではないのかと思っています。先ほどお話をいたしましたけれども、こうした難しい状況ということで、来年度以降、いろんな見直しの中で、事業体等と一緒になった取り組みというものを進めていきたいということで今考えておりますので後ほど御説明させていただきます。
○西尾課長齋藤委員の先ほどの意見への補足でございますけど、先ほど、伊藤が言っておりましたように一番大きな要素は、どういう森であっても森林所有者に10万円を交付するという基本的なベースと、実際に作業をする場合、森林組合とか林業事業体に作業を出されますと、その上に諸掛かりが当然かかってきますから、それが約3割ぐらい、そういったギャップの中で経営コスト的に合わない、求められているのが一定の量を伐採してくれということがありますので、実際に作業をする受注側がなかなか動かないというような問題があると、現場の方からはそういう声を聞いてます。
もう一つは、島根県の財政状況が非常に苦しくなった中で、御存じのように公共事業を半減していくということで、森林予算につきましても公共事業ですので、これも半額になっていく、これが森林組合の経営ということにきいてきまして、森林組合によっては職員の人的体制を再構築するという形の中で、民間でいうとリストラという言葉になりますけれども、いわゆる経営を立て直すための体制づくりをやったことによって、作業があってもそっちの方へ向かえないというようなことが実際的に起こってきてます。
というのは、森林組合は造林や間伐だけやっているんじゃなくて、いわゆる道路といった公共事業がありますと、そこの山を切るというような、山をつくる側でなくて、どちらかといったら開発側の仕事も請け負っていますので、そういったところの事業に手を取られてしまうような森林組合も最近見受けられるようになってきたということで、そういった両面があるんじゃなかろうかなというふうに私見ています。
それと、森林林業活性化プラン後期施策の中でも、森林組合が森林の管理主体としての位置づけで進めていこうということをしてます。そういったことから、どの辺をどういうふうにやっていったらいいのかということを自分の管内を把握していただきながら、それに対する作業体系をきちっと構築していけるような仕組みづくりが今後必要じゃなかろうかなと。
今、水森でやってるのは荒廃林、いわゆる今まで手入れをしてきてなかった山で、どちらかというと材木自体は高価な価格にならない状況になってしまってる、一方、きちっと管理をしてるところについては、値段が高く出ていくような柱材とか、そういうことで使える山ですので、完全に山が2つに分かれてます。
どちらかというと環境を重視する方向へ水森は向かってますので、そういったことも含めて今後の対応が必要なのかなというふうに現在思ってるところで、来年度の事業のところで一つの考え方をお話しさせてもらいますが、我々山を預かっている者としてはいろいろな要素がある中でやっているということをご理解いただきたいと思います。
○斉藤委員確認なんですけども、再生事業は、基本的には本人さんの負担はなくてできるということですよね。
○竹内管理監そうでございます。
○斉藤委員あと41年生以上という森があって、やりませんかという話は、本人さんから上がってくる場合もあるでしょうし、例えば林業職員とか、そういった行政側からやりませんかという形でのアプローチをかける場合もあるということですか。
○内藤主幹基本は県の方で荒廃森林と認められる森林を選定して、そこの所有者に働きかけをするという形ですけども、所有者の方から言ってこられるケースも中にはありますし、林業事業体にも協力していただいて探してもらっているところです。
○斉藤委員基本的には県内の荒廃森林というのを一応把握してるという前提で話すということになりますかね。
○内藤主幹対象地の林齢とか樹種とかは森林簿などでも確認しておりますけども、現地の確認等も順次やりながらということです。
○斉藤委員ちょっと聞いたのは、実はきょうたまたま来るときに知っている人と列車の中で出会ったんですけども、この会議に行きますという話の中から、そういうのがあるのか、みたいな話があったので、多分県の方としては把握しているはずだから、そういった形で話がないということは、多分今の段階では枠の中からは外れてる森林でしょうかという話はしたんですけども、知らない人もやっぱり多いのかなという気がしたんで、ちょっとお伺いしたんですけども。
○門脇委員関連しまして、林業の振興という面に対して現況と課題を取り組んでる中で、もう最初から林業は成り立ちませんというような表現を使われる、要するに今の実態からいって林業従事者の高齢化とか後継者がいない、それから木材単価の低迷、それから搬出の経費が増加する、この3点をもって将来展望に立った中で、林業は成り立たないというのが現況ですよということがよく出てくるんですね。
もう最初からそう決めつけされたら、受ける人いなくなると、もうちょっと林業に夢がある、そういう話し方の一つでもって大分違ってくるんじゃないかと。
言うなればもう絶望的な話を最初からされて、それを関連する人間へ言われますと、これはもう進まないんじゃないかということを先般も言ったんですが、もうちょっと林業には夢がある、第1次産業全体に夢があるんだということを、また観光につなげていくことも考える必要があるんじゃないかという提起をしてるんですが、そういう観点から林業は成り立たない状況ですという文章が出てきますので、ほかの人が見ましたら、何言ってるんだということになる。
○竹内管理監それは松江市の何かでしょうか。
○門脇委員市の総合計画の基本計画案なんでが、産業、観光、財政という中に林業の振興、現況と課題という項目の中であったものだから、今の産業振興部長に一体何考えているのかと、こういう文章を最初から表に出してもらったら困りますよといったようなことです。
○西尾課長我々のスタンスは、林業は成り立たないというスタンスじゃなくて、林業を再構築して再生させようというスタンスで今取り組んでおります。それが今回の林林プラン(新しまね森林・林業活性化プラン)の中でどうやって再生させていくかというそういったことを考えたときにプロジェクト方式でどこにてこ入れしていくのかということ、ただ、いかんせん今の材木価格が飛躍的に上がるという想定の中では議論できないと思ってますので、現在の価格の中でいかに山側に金を落としていくのかという形をとっていきたいと。
ただ、今まで手入れしてきたところとそうじゃないところについておのずと価格が違いますので、そこのところについては公益性を担保していくという概念取り入れる、公益という概念を入れざるを得ないという判断をしてまして、この水森で県民こぞって支えましょうと。
ただ、手入れしてきたところにつきましては、きちっと林業サイクルで回していけるような仕組みを、山側だけじゃなくて製材から住宅とかそういった一連の流れの中でてこ入れをきちっとしていって上手に流していく。
結果として山の公益性をきちっと担保する。そのためには基盤整備というのがまだ弱いですので、基盤整備のところには補助金を突っ込んでいこうと。
そして自立できる体制を、あす、あさってではできないと思ってますけれども、10年、20年後の中でそういうふうな形を順次つくっていこうという戦略でもって向かっていきたいという段階でございます。
○門脇委員恐らく事務屋が書きますとそういう極論的なこと書いてしまう面がありますので、現況を分析する場合も、もうちょっと慎重に書いてもらわないといけないんじゃないかと。
それと、きのうも実は会議の中で言いましたのは、せっかくイベントをやって、お金を使っても、フェスティバル関係者しか来ないんですね、縦割り行政でなくて、環境問題に関連するのだから、私、市長をつかまえて、市長さん、どういうことですかと現地で市長に食ってかかったんですよ、そしたら後から片山助役が飛んできて、じっくり見させていただきますから案内してくださいと。
それでこの数字見て、また頭にくる。私らはもうわかったんですけど、せっかく500円払ってるんだから、もっと関心持ってほしいということを繰り返し今言っております。
○西尾課長私の経験で言いますと、今の前に合併した安来におりました。どうしても都市部は山に対する意識というものが、自分の反省も含めまして、薄い。合併して広瀬、伯太が一緒になりまして、仕掛けたのは、市長の思いで地元産を使って公共建築をしようということで、合併前から安来の場合は公共建築はみんな木材を使うというような格好で動き始めてますけど、それはトップの方の一つの案だと思います。ちょっと話は違いますけど、例えば大雪が降ってないと言いましたが、安来の方は里で降ってませんが、広瀬の方はすごく降ってたんです。そういったところの対応云々というものは、確かに合併した時点においての都市部の我々なかなか気づきにくいというのは、これはちょっと弁解するようでいけませんけれど、あるということ、おっしゃるように出かけていってそういった実態を調べていくんだ、肌で感じるんだということは特に市町村が余計強いんじゃないかなと思いますけれど、そういった都市部の職員が違ったシステムで動いてましたので、そういったとこを理解していくというのがどうしても薄くなってくるというのは一般的な傾向じゃなかろうかなというふうに肌で感じましたんで、そういったことも含めまして、また建設的な市に対する提案をしていただければと。
ただ、松江市さんの場合は水源涵養ということで自治体間の森林整備協定を結んで、それで奥の方の仁多とか、そういったところの整備に対するお金も出してるというようなことはやっておられます
○門脇委員それに対する対策は、目指す目標が森林組合の経営基盤の強化を図り、森林組合を主体とした造林・保育事業の推進によって里山を含めた森林資源の多面的な育成に対応する。もうちょっと具体性があればいいんだけど、もう森林組合に頼ってるんですね、そんなもんは森林組合がやる仕事だという受けとめ方になりますので、我々知らん者から見ればこれだけ県が努力をしておられるんだという点がもうちょっと末端の方に反映されるべきじゃないだろうかと思ってますが。
○西尾課長我々も森林組合の役割というのが今までは保育と云々という中でしかやってませんでしたので、材を出すということ、これからはそういった役割も出てきますし、それで組合員に対してどれだけフィードバックするかということでより高く売っていく。我々が管理主体ということを出したということは、森全体のプロフェッショナル集団としての森林組合になってほしい。それで我々行政もいろんな形で支援していきますので、二人三脚でというそういう主体に何とか持っていきたいというのが我々の考え方です。そういう意識があって、それを達成するためにはどういう基盤整備をするんだということで我々内部では「森林組合のあり方検討会」を今やってますけれども、そういった視点で森林組合を応援してまいりたいというふうに考えています。
○堀江委員この水と緑の森づくり税1人500円は一般的には自分も出しているということを知られないんです。それで徴収方法がこれでよかったのかなと。住民税に加えてですが、これ単独の500円の税の徴収、集める方からすれば住民税で加算してやったが一番楽でいいけども、啓蒙とか理解を進める上には別にやった方がよかったかなと。そこのところの集め方、理解をしてもらう普及という意味合いで、一般的な認識ではわかっていても自分も出してるうという認識はないですね。どっちがよかったのかなと思ったりもします。
○竹内管理監確かにおっしゃるとおりでございまして、このアンケートにも出ておりまして、税というのはわかっているが金額がいくらかわからないとか、確かに何かあるらしいんだけども、どういうシステムかわからない、それから直接払ってないからぴんとこないなど確かにありまして、なかなか税というものの周知が図られてないというような実態もあろうかと思っておりまして、かといってこれをほかの方法で徴収するというのもなかなか難しい状況でして・・・。
○堀江委員500円を別に出してくださいではなかなか抵抗があるだろうし。
○門脇委員フェスティバルで聞いてみたんですよ、おたくらも500円参加してるはずですよと。それどこから引かれてるんですか。いや、税金の中から取られてます。いや、引かれてませんでなんて言って。そういう認識です。
○長谷川次長確かにこれはお恥ずかしい話なんですけども、私なんかは職員といろいろ意見交換なんかをやる機会があるんですけど、そういうときには今の水森税、幾ら払ってるか知っていますかといって聞きますと、税を払ってるのは知ってるみたいなんですけど、500円というのをわかってるのが大体半分ぐらい。職員であって半分ぐらいだから、一般の皆さんはわからないだろうなというような感じですね。
ちょっとそこら辺の、どんな方法がいいのか、御意見をいただければありがたいなという気がするんですけれども。
○門脇委員環境問題で学校サイドでもって環境教育するときに、やっぱり森との関連の中で、こういうことでお父さん、お母さんも500円引かれてますよという話は学校の先生は全然してないんですね。こういう環境フェスティバルやりましても、学校の先生はほとんどお越しにならないんです。何考えてるんだろうかと思いますね。
地球温暖化の問題なんかで学校訪問もするんですけど、前向きに対応する意識が低いんですね。これはもう接してみてよくわかったんです。
○西主任学校に向けては、「み〜も通信」を県内小学校の学年を決めまして、今回は6年生に全員に配っておりまして、次は5年生、4年生というふうにやりたいと思います。
あとは県の職員が出向いて総合学習のときに話をしたり、体験学習といっしょに話すというような形をとっております。
○山田委員ちょうどうちの子が今6年生なもので、学校からこの「み〜も通信」を持って帰ってくれたんですが、やっぱり先ほど言ったように学校の先生からは全然説明がなかったみたいで、それでほかのお母さんにも何げなく聞いてみたんですけども、やっぱりせっかくこういうすてきなものがあるんですけど、なかなかそれ伝わってこないというのが状況です。
それともう一つ、この間エコクラブの方で間伐材でベンチをつくらせてもらったんですが、そのときに森林インストラクターの方を講師で呼んでつくったんですけれども、ドリルですか、電池式のドリルとかのこぎりとかを持ってきてくださいと言われても、うちはたまたまあったんですけれども、一般家庭にそういったものはなくて、せっかくつくろうという女の子もいたんですけども、そういったものの貸し出ししてくれるところがあると助かるなというのを実感したんですけども、森林組合さんにあるんですかね、そういった一般の子供とかにも貸してもらえたりとかするものがあるんですかね・・・・。
○堀江委員工務店さんとか大工さんとかというところでないと、森林組合にはなかなかないでしょう。シイタケ菌なんかを植菌される時のドリルといったものはあるんでしょうけど。
○門脇委員普通はないでしょう。NPOさん、例えば松江だったら斐伊川くらぶさん、ああいうとこだったらあるかもしれないですけどね。
○山田委員ですよね。だから少しでも体験させたいなと思っていてもなかなかだし、こういったものいただいても子供の方に伝わってないということを感じたもので。
先ほど言った総合学習のときには税金の勉強会があって、そういったときには、子供もやっぱりもう6年生になるとある程度わかりますので、ああ、こうだったよって話はあるんですよ、システム的に。
だからやっぱりそういった場というか、時間をちゃんと持たないと、多分先生から伝わってこないと思っております。
○広兼委員作文の「森への想ひ」で中学生、高校生、10代から30代の方の応募者がゼロですよね。県立の農林高校なんか先生に働きかけて出してくださいとかいうことはできると思うんですよね。皆さんに書かせてくださいとか。書くことによってやっぱり森というものを考える機会とかができるんじゃないかなと思うんですけども、それで山陰中央新報なんかには若い20代ぐらいの人が一生懸命山について仕事して頑張っているとかいうようなそういう記事を読んだんで、もうちょっと10代から30代の応募者数が出るかなと私は思ってたんですけども、それもゼロということで、ちょっと驚いているわけなんですけれども、何かPRが、やっぱり高校生、県立高校だったら、特に農林高校だったら限られてくると思うんで、もうちょっとそのあたりに一生懸命働きかけられたらいいんじゃないかなと思うことと、先ほど山田委員さんが言われたように、私、12月のあすてらすであった県西部イベントの森づくり・資源活用団体活動報告会というのに出させていただいたんですけども、そのときにぜひこの会議で言っておいてほしいって別の団体の方から言われたことに、やっぱり道具のことなんですけども、そういう回して使えばいいようなものも自分らで予算計上しなくちゃいけない、一、二回しかイベントをしないんで、例えば県の各合庁とか、あるいはそれこそ農林高校の倉庫とか、そういうようなところにでも保管しておいてもらって、大型のものは難しいでしょうけども、ドリルなど貸し出しというのが無料でできるようにしてもらえないだろうかというのをこの会議でぜひ言っといてくださいというふうに言われたものですから、お伝えしとこうかなと思いまして。
○西主任各団体にある道具とか、県の各出先にもある程度の鎌とか、そういう道具類もあります。それから宍道のふるさと森林公園にも工作室があって道具類もありますし、出雲の科学館もあるわけですけれども、西部の方にも万葉公園ですか、あそこも取り組んでおられますので、それをまず県が音頭とって貸し出しできるとこまで協力してもらえるような形、情報が一般の県民の方にも伝わるように仕組みづくりを森づくりサポートセンターという形でやっていきたいと思っております。
そういった道具類の貸し出しとか、それから森づくり団体の登録、それから団体がこういったイベントをやりますよというような情報を出したり、総合的な情報の窓口という形にしていきたいと考えて、これからつくることにしておりますので、御意見をいただきながら実施していきたいと思います。よろしくお願いします。
○鳥谷委員島根県中小企業団体中央会では、県環境政策課から地球温暖化防止対策関係の委託事業を受けて、企業の地球温暖化防止対策を進めていますが、その中において、森林の役割についてPRすると同時に、企業のCSR推進においても、森林保全の取り組みを実施していただくようお願いしているところです。
しかし、企業の考え方を申し上げれば、森林の保全という視点から取り組むと言うよりは、我が社の排出するCO2を自助努力により削減すると共に、森林にCO2を吸収してもらうため森林整備に協力していこうとする考え方が多いのが実情です。
水と緑の森づくり税も、森林整備に企業が積極的に参加できるような税の使い方も考えていただきたいと思います。
それと、森林組合の話が出たので、組合の方からお話を聞いたことを申し上げれば、これまでは森林整備をやっていれば良かったものが、今は組合の自立という面が要求されてきて、木材による産業おこしをを考えなければならなくなった。しかし、整備と産業とは、それこそ1次産業と2次産業の違いがあり、ベンチャー企業の成功率ほどには低くはないものの、産業おこしの難しさは並大抵のものではない。組合には大きな戸惑いがあるのも事実であります。
そこで、森林組合に対しては、職員の方々はこれまでは森林整備のプロであって、産業おこしや企業経営の教育等を十分に受けていらっしゃらなかった面を、これからは取り組んでいただきたいと、つまりは、2次産業としての経営に対する人材養成を押し進めていただきたいと思っています。
それからお尋ねしたいのですが、県民再生の森事業の実績が低いのですが、例えば商工部では県内の地質についての調査がされ、鉱物資源等の分布図が作成されていますが、農林部では県内の森林の状況についての調査がされ、公有林はもとより私有林についても把握しておくべきではないかと思います。
それによって、アクションが起こり、いろんな形での県民再生の森事業がもっと進められるのではないかと思います。
○西尾課長今現在森林の把握につきましては森林整備課の方で一応図面に落として、どこそこにはどういう樹種で何年生のものが植わってますというものはあります。
ただ、所有者については、だれが持ってるという正確な情報までは持ってない。そこのところのきちっとしたものを本当はつくりたいです。まだ地籍調査もやってないところがいろいろあったりして、なかなか難しいのが現実です。
ただ、今後はそこら辺の情報を持って、整備方法をどういうふうにやっていきましょうというような提案もしていく形で持っていかないといけないと思います。
今現在はどちらかというと森林組合さんがある程度そういう情報を持っておられて、森林組合さんがどちらかというとやられませんかみたいな提案をされるというのが、現実的な流れになるんじゃないかと思います。
○長谷川次長基本的に考えれば、針葉樹を植えたところについては、そもそもが採算ベースでやれるはずだということで始められたのが原点だと思うんですよ。ただ、現実的には採算に合うところと採算に合わないところと、どちらか2つに分かれてきてるというのが現実だと。採算に合うところは今の流れをよくすることによって、また今後は幾らかければ幾ら返ってきますというそこら辺の流れみたいなものをモデル的につくって提案をしようと思うんですけど、そういうふうな形で流れをつくっていこうと思ってます。
もう一つの採算に合わないところは、やはりこういうふうな再生の森というようなことで進めていかざるを得ないかなと。
結局2つに分けていかざるを得ないような状況に現実あるということです。ですのでこっちの施策とこっちの施策と目的がちょっと違うような感じにはなりますけども、そういう形で進めていこうということで考えております。
それで採算に合うところは林業振興ということでやっていきますけど、もう一つの環境ということで守っていこうという点につきましては、今こういうような形でやらせていただいておりますけど、先ほど言われましたように、やはり環境の方ともう少しタイアップして、先ほどいろいろ学校においてもどうしてもそういう環境教育みたいなことはやってますけども、そういうところに少しこういうものを入れ込んでもらうみたいなことで一緒にセットでお話をしてもらうようなこともやったらいいかなというような気がしました。
○堀江委員先ほどおっしゃった、学校などで実際にやる体験実習などで使う小道具について、どこにどういうものがあって、借りられるかどうかということがわかってないですよね。いろんな団体が小道具などを用意してやっておりますが、補助金受けて活動してもらうのだから、貸し出し希望があるところは貸し出しをされるようなことも条件に加えて、どこにはどういうものがありますということがわかるようなものがあればいいと感じますね。それから作文のことが出てました。なかなかいいことだけど、中学校、高校になるとなかなか書いてくれない。もう一つ、フォトコンテストというのもありまして、山の働く人の写真とか水とか、そういった学生対象の写真コンテストを企画してもおもしろいんじゃないかと思ったりしております。
それから、鳥谷さんのおっしゃる、森林組合は補助金もらって植林するんだから、台帳を持っておりまして、1筆ごとに何年にどこでどういうものを植林したということはみんなわかっております。でも行政の方はなかなか把握してないです、特に役場の方ですが、それで森林は刻々と変わってきますので、5年もするとがらっと状況が変わりますよね。事業を進めるにしても、森林組合の職員がそこの場所へ行くにしても、今リストラの中でなかなか回らないというのが現状です。
私もちょっと数字的には把握してないですが、5、6年前ぐらいまでは大原3町で森林の面積に対する特別交付税が大体4,500万ぐらい県からおりてきます。それが一般会計に入って、使い方は自由だと。趣旨が森林に使う税だとおりても、市町村で一般へ入ってしまうと何に使ってもいい、規制がないんです。
それで、こういう金で山を見守る職員を市町村で持ちなさい、持たないといけないということを大分言ってきました。専門の職員さんが行政の関係でおられると、常に歩いて回って、ここの山はこうこうだと、指導したりアドバイスしたり、そういう職員さんをこの交付税でつくって欲しい、これをきちっと県の方で趣旨に沿った使い方をしなさいという指導をしてもらいたいと思います。そうすればどういう現状かというのがもうちょっとわかります。
木次では桜守がいますが、桜専門の職人さんを自費で出してやっております。そういったせっかく税がその道にありながら何に使われているのかわからないというのが実態です。そこのあたり、せっかくの予算が趣旨に沿ったものに生きていくように指導をしてもらいたいなと思います。
○門脇委員ちょっと関連してお尋ねしたいんですけど、今、松江市の場合は、林業振興の中で主要事業として、みどりの担い手育成事業というのが上がっています。これは松江八束森林組合指導補助といった感じですが、みどりの担い手育成事業という余り聞いたことない事業なんですが、どういったものでしょうか。
○西尾課長おそらくですが、みどりの担い手育成基金というものがありまして、森林組合の常勤雇用を目指した、社会保険料などの事業主負担分への若干の支援が出ています。そういう一定の額を助成するという枠組みがありますけれども、その上に、市町村によっては単独の考え方で上乗せされるところがありまして、そういった意味合いの事業ではないでしょうか。
○門脇委員わかりました。実は先般安来に行きましたら、島根県の場合は木材はたくさんあるけど、人材が少ないという話が出てまいりまして、確かにこういう関連の中で具体的にはどういう活動をしておられるのか、県でおやりになっているのは関心持って見てますけども、地域別になると非常にわかりにくい点があるんですね。
それともう一つ、さっき出てまいりました環境との関係で、地球温暖化の中では、重要項目として環境教育を大きく取り上げているんですね、それと森林の整備と、3つの柱のうち2つがそれなんですね。そうすると結果的にはこの水と緑と森づくりの関連の中でもうちょっと接点があってもいいんじゃないかなというような気がしておりまして、特に地球温暖化防止推進活動を私も2年間傾注してまいりまして、非常にこれから大事になってくるんじゃないかなという点がございます。松江もその取り組みはおくれておりまして、来月に市民会議というのが結成されて、その中にやはり今の森林との関連をより具体的に出してほしいという要望を出しております。さっきの話の中で出てますけれども、一般の方との接点をどういうぐあいにつなげるか、これが一番大きな課題でないかと思いますね。学校教育の問題もありますけど、さらに公民館段階、環境に関する出前講座などやるべきじゃないかとか、そうしなければ、実際具体的なCO2の問題にしても進んでないというのが実態じゃないかと。79%が森林であれば、CO2を吸収することに非常に貢献しているんじゃないかと思いますが、そういう機能が失われたらどういうことが起こるのかということはもっとPRしなきゃいけないなと思っております。
○長谷川次長今、県の温暖化防止の計画の中にも当然森林の吸収、具体の効果みたいなのが全部数値として入っております。
○門脇委員最近、ほかの都市においては、環境を通じてのまちづくりというのを非常に盛んに行っているんです。先般も出雲市でそういう関連の会議がありましたけど、特に熱心なのが兵庫県の西宮なんです。環境を通じて森というのを見直そうということで、積極的に市民参加がされております。学校の先生なんかが中心になっていろいろおやりになってるんです。
【(2)平成19年度事業の展開について】
○竹内管理監続きまして、来年度、平成19年度の水と緑の森づくり事業の展開につきまして担当の内藤の方から御説明いたしますので、よろしくお願いします。
〔事務局説明〕
○竹内管理監ただいま来年度の取り組みにつきまして、今考えているところの御説明をしたところでございます。
ハード事業あるいはソフト事業あるいは県が行っております森づくり推進事業につきまして、それぞれいろいろな改正を加えて、また新しい取り組みを始めたいということで御説明したところでございます。
森づくりサポートセンターにつきましても、先ほど来話が出ておりますように、器具の貸し出しの情報などもここで扱えたらなというぐあいに思ってるところでございます。
以上のところで来年度の取り組みにつきまして御意見等ございましたらお伺いしたいと思います。
○斉藤委員森づくり税の趣旨からも、予算額からも、豊かな森の再生事業ですね、やっぱり主力といいますか、重点置いていかなくちゃいけないんだろうと思うんですけども、さっき森林組合もなかなか対応ができかねるというようなお話もありましたけれども、実際には森林組合も事業自体がかなり落ちてきてるんで再編したりしてやってると思うんですが、一方では地籍調査などの新しい事業を入れたりしてやってたりもしますので、こういった本来やるべき事業があることに関してはやっぱり率先してというか、やってもらわなくちゃいけないだろうと思うんですけども、なかなかできづらいということで今回の改正という部分も出てきたんだろうとは思うんですが、例えばこの諸掛費というのがあるんですけど、施行後に見回り等の管理を行うというのが出てましたけども、そうした経費に充てるということなんですか。でなくてほかの意味があるんですか。
○内藤主幹諸経費は直接的には見回り経費ではなく、整備をするに当たっての諸掛費なんすけども、それだけじゃなくて、責任持って整備後も見回り管理とか施業提案をしてくださいという思いです。
○斉藤委員それはそれでいいと思うんですけど、例えばそういった対象森林があってもなかなかそこの所有者さんと話をして決めるとかということに対してはすぐ決まらないことも多いと思うので、例えばそういったコーディネーター的な費用も新たにつけて、1案件まとめたらいくらみたいな形で森林組合さんの方も何か取り組みやすい形をとるとか、そういうようなものもあった方がいいのでは、掘り起こしって結構大変だろうと思うんで、基金が余って、将来的に一般財源化してどこへ行ったかわからなくなるようなことはないとは思いますけども、そういった本来の目的のために多少使った方がいいんじゃないかなという気がするのと、あと森林組合じゃなくても木を切ったりするのは、当然民間で造林班とかいますので、そういうとこがやってもいいわけですよね。ですから、今山の方の仕事が少ないみたいなんで、個人的にやってる何とか林業さんで木を切るだけの作業を請け負う方等もおられますので、例えばああいった方もどんどん入ってもらうようにPRしたりとか、僕の知ってる人もなかなか仕事がないんで、この春から土建屋さんの方に行ってるとかという方もおられますので、そういった活用とか、あと、森林組合の再編成のときに、僕も以前林業関係やったこともありましたけども、あの当時、森林組合直営じゃない造林班というのも結構数ありましたけども、高齢化とか、仕事がなくなっての再編とかで直営の造林班というのが主になってると思うんですけども、OBの方を再編成してこの事業に特化してやってもらうとか、四、五年の間の話ですからまだまだ十分現役で活躍できるんじゃないかという気もします。
あともう一つだけ、広島のNPOなんですけども、それは森林インストラクターの講座を受講された方がそれが終わった後にみんなでグループつくられて、人数もふえてきているようですけども、そこが間伐をして歩いてるらしいんですよ。ボランティアグループですから、幾らか入ったお金に対して配るというんじゃなくて、会でためて、機械買ったりとかして、最近では簡易製材機がありますね、チェーンソーつけて板にする簡易製材機みたいなのがありますので、そういったものを買って、実際に山へ入って、間伐した木をそのまま山で製材して材にして、プランターをつくったりとかいすつくったりとかということまでしてるみたいなんです。だからそういった何かグループの育成、今回も多様な主体による森の再生という中で予算が出てますけども、そういった育成というのも要るのかなという気がしました。
○西尾課長ご意見ありがとうございます。
2点ほど。ハード事業に諸掛費をつけて見回り管理という考え方を出したのは、今この未整備荒廃森林というのは、本来、所有者自らコスト、補助金の裏を出して手入れをするという意欲が完全になくなっているという状況がありまして、それを全部公費でやっていこうというそういう流れになったこと。
もう一つは、そういう形になった場合に、その所有者の方が未来ずっと管理していくのか、本来は森林法によりますと森林所有者はきちっと管理をすべきだという努力義務が課せられていますけれども、現実は皆さんコストがかかって手入れしないという中で、その辺を将来どういうふうに、だれが管理するのかという視点も入れた上でやっていく必要があるということで、森林組合等が長期受委託を受けてやっていくという方向に林業を向かわせたいということもあって、こういう三者協定の中で一つのそういう方向をつくり出そうという視点が提案してあるということを付け加えさせていただきたいと思います。
全体をどう進めていくかというところの主翼をきちっと押さえた上で、補完的な役割を担ってもらうような形なのかなという感じで今聞かさせていただいたところです。
○堀江委員全体的な話ですが、予算が増額、案ですので、どうなるかわかりませんが、非常に今まで私も大分話しました予算の増額、特に国庫補助を使われたというのは努力だと思います。いろいろ各森林組合から県の方へ陳情やら何やら、あるいは要望書が出た。この基金を生かして2億を5億でも6億でもできないかというような発言も今までしてきました。当初の計画そのものを変更しないと県議会へ出せないというような御意見もありましたが、いろいろな工面の4,500万ではないかと思います。
それからいろいろな面で36年生以上というようなことも、少しでも林齢を下げられたというのは評価できるんじゃないかと思いますし、それから三者協定による見回りも、わずかな予算の中ですので、どれほど効果が出るかはわかりませんが、初年度としてはこういう体制をとるということでいいんじゃないかと思います。8事業所があっても1人専門に置けば600万の給料が要る。8事業所で5,000万ぐらいのものは要るんですけど、わずかな予算の中でどれだけ効果があるかわかりませんが、森林組合あるいはそのほかのそういった事業団体として、ここの山はこうであるからこういうものでやりなさいという指導をやられればいいと思います。
それと一つわからないのが、侵入竹林の伐採のこと、非常にいいですが、これの単価が61万9,000円というのはちょっと高額かなと。算定根拠はどうですか。
それから全体的に今計画が目標ほどでないし、実施も危ぶまれておるのは、やはり個人に言っても個人が木を伐採しませんし、森林組合とか、そういう団体にやらないといけない。10万円では森林組合も赤字が出る。個人は上乗せの負担金は出さないというのが現実で、今年の計画も実施が落ちとるというのが実際だと思いますので、この10万、13万あるいは諸経費も計上されたというのは少し明るみが出て目標達成に近づくんじゃないかと思って見てます。
それとソフト事業の件でいろいろ今までこの会で話が出たことがおおむね新しい形で案が出ておりますので、一、二度しか使わない機械に補助を出すとかいうことに規制をある程度され、購入でなしに借入経費でやるとか、あるいは過去、予算縮小で備品としてこの事業で整備するというようなことはいろいろ考えものだというような御意見も今まであったところが盛られておると思いますし、完成品を入れてこれで見てくださいというようなことはどうかというようなことが、今まで話が出たことがおおむね盛り込まれておるような気がして見させてもらっているところでございます。
○内藤主幹竹林の単価については、これまで緊急雇用対策ということで竹林伐採の整備事業がありましたけども、その単価が68万8,000円で設定されておりまして、それは単独の竹林、密になった竹林を伐採してある程度きれいに整理する場合に68万8,000円ぐらいかかるという積算です。今回の場合は侵入竹林ですので、100%じゃないので、ある程度、疎密度が低いということを勘案して、疎密度に応じて単価の段階設定をしておりますけども、最高でも侵入してきた部分の疎密度が単独竹林の9割ぐらいで、スギ、ヒノキ林に入り込んでいる、そういう場合を最高で61万9,000円、としています。それぐらい経費を見ないと竹林整備は大変だということで、伐採してある程度林内整備をしないと、タケノコも次から次に生えてきますので、切り放題でそこらじゅう竹が散らばっていては管理が大変だろうということでこの単価を設定しています。
○堀江委員竹というのは扱いが悪く、竹を切ると3倍も明くる年は生えてきます。始末が悪い。植林して下刈りしてやればある程度抑制ができる。
○内藤主幹竹伐採後の植栽もこの事業でできますので、所有者が少しでも管理してもらえたらと思います。
○門脇委員県民参加の森づくりという関連の中で、人の問題ですけども、さっきのなかなかボランティアが集まらないという話がありましたけれども、ボランティアの方に対して待遇はどうなってるのか、実は私も長い間ボランティア活動やっておりますけど、確かに全くの奉仕活動では人集まってくれないです。最低保障的に今出していますのが交通費だとか、昼の弁当代的なもの、それでどうにかつなげる。ただし、土日になりますとなかなか協力はしてくれないというような実態があるんですが、そういう有償ボランティアの時代に入ってるんですね。それを最低保障的にどこまで見るかって問題があるんですけども、御承知のとおり中海就航につきまして、これはボランティアでお願いします言ってますが、結果的には観光協会との交渉によって1回当たりの就航については2,000円出しましょうと。ようやくそれをもってボランティアガイドの方が受けていただけるというような実態なんです。だから確かにおっしゃるとおりに肉体労働的なものは長期展望に立った場合、集まりにくいと思います。最低限のそういう有償ボランティアの保障と、それからボランティア保険ですね、この2つですね、これは考えていかなければならないと思います。ボランティア保険は、年間500円ぐらいで加入できます。なかなかボランティアと簡単に言っても、お越しになられるけどやめてしまうというのが非常にあるんですね。繰り返し募集をやって、やめられれば、またお金かけて募集をしないといけないというようになってますので、やはり有償ボランティアというのをもうちょっと考えないといけないんじゃないかなというのが1点でございます。
それから、実際そういうような人の問題に関して地元でもって対応するという面と、ほかでおやりになってるオーナー制度ですか、県外からのですね、オーナー制度によって坪当たり何ぼでもって対応して、県外からのそういう方も対象に考えられるんじゃないかなと。単価的な問題ありますけど。
特にもういろいろやってきた中で、不用木材、それから竹です、これはもう最後の処分が困るんですね。特に竹です。破砕機でもなかなかチップができない。木材以上に労働力がかかる。竹をチップ化した堆肥にしようと思っても、もうコスト高になって堆肥にできない。結果的にはほかの利用方法はないだろうかということですね。
根っこも、これも重たいですよね。場所はとるし。これ山の中で根っこの管理するのが大変だという点が、堀江さんよく御存じと思うんですけど。やはり生きる道として、そういう間伐材含めた中で、破砕業務をやっていかざるを得ない点があるんです。
それともう1点、実際の助成金の関連になってまいりますけど、1,000万円今度減るという、これは我々の提案した内容が生かされて1,000万減ると思うんですが、この身近なところで意識の高揚を図るために、茶畑であったり果樹園ですね。これ先般別の会議に出たとき、門脇さん、それは農業の面だから、林業でもって茶畑とか果樹園、これはもう分けなければ、幾ら身近なとこでもってお子さん方に里山を理解してもらうために取り組まれても、そういうお金は出ないんじゃないですかいう話があったんです。我々から見ればボランティア活動を通じた里山づくりの中で、子供さんに年寄りさんになじんでもらうためには果樹園とかそういうとこでもって、あんぽ柿をつくるとか、そういうことをやる中で里山を理解してもらいたいという気持ちがあるんですけど、実際農業だという線引きをされた場合、申請が出せないんじゃないかという気がいたします。そういう面に対してのお考え方をお尋ねしたいと思います。
○西尾課長今の農業と林業、それからオーナー制ということ、この仕掛け方としては、今までのように山に入って枝打ちして山を大切にしましょうでは限界があると思うんです。今までは熱資源という、化石燃料の前は山に入ってましたから、そこに価値を生むものがあったからみんなが入っていった。そういう形になるようこうした事業を使う。広葉樹、例えばクリもありますし、カキでも植える、あるいはタラノメ植えるとか、そういう形の中で再び入っていくというような仕掛けをつくるというのが必要ではなかろうかなと思うんです。あるとこでは今試験研究で、竹林の生えてるところについて耕作放棄地と、民間放牧、これ組み合わせたことをやっていこうという試験研究を進めようと思ってますけれども、そういったようなことや、おっしゃるようなオーナー制度あるいは入会権的な形、何かそういったようなことを仕掛けていかないと、おっしゃるようにボランティア、ボランティアでは、今有償ボランティアの時代ですから、そういう仕掛けを一方でやっていく必要があるんじゃなかろうかなというふうに思ってます。
今個別の果樹園がどうか云々は、最初からだめだということではないし、この事業はいろいろな提案が出てくる中で、ケース・バイ・ケースで判断すべきじゃないかなということで、ほかのケースとの比較とか予算の具合いとか、そういったようなことも総合的に勘案して決めていかないと、今いいですよ、いけないですよということをオブラートに包んだような形の中では言いにくいところがあります。
ただ、山を活用する仕掛けも我々としては仕掛けていきたいなと。それが何かというのはいろんなものがあると思いますんで、アイディアやその地域に応じたものを我々も提案していかないといけませんし、やっぱりその地域に住んでおられる方々がそこを再び活用するためにはどういうことがいいのかなということを逆提案していただきながらこういった事業を有効に使えるように持っていければなと思ってます。
○荒金委員今日いろんな話をお聞きした点と、それから春にこのメンバーで集まったときのことをちょっと思い出したりしました。子供たちで自分が林業家になろうというような子はほぼいないだろうという話をしたと思います。その点と、きょうお話を伺いながら、この水森税を使って子供たちにというか、特に学校現場の中で森の大切さとか環境のことにもっとアプローチできないのかなと。途中いろんな話で、それはちょっと別の部署のセクションと一緒になって考えていくものというようなお話をいただいてたんだけど、もっとストレートに、ふるさと教育の中でやっていくべきで、本気で子供たちと接してやっていくみたいなスタンスが必要でしょう。その辺を攻めていかないと、例えば広報としてこういうチラシなんかを配っていただく、これはもちろん大事なことなんだけども、何か足りない、もっと先には進めないような気がして、例えばいろんな事業の研究指定校を設けてモデル事業を入れてそのジャンルの研究をさせて、いろんな先生方集めてどうのこうのというのはよく行われますよね。例えばそんな形でふるさとの森林を教えていくそういう単元をどこかでモデル的にやるようなことができないのかなと思ったり、ボランティアばっかりに頼るんじゃなくて既存のきっちりした中で押さえていくということを考えていき、島根県ならではのやり方みたいなものをぜひお願いしたいなと思いました。
その点と、ちょっとこれ別の点なんですが、以前農林業センサスという統計調査に携わらせてもらったんですが、あの中でたしか森林をどれだけお持ちで何年生のものがどれぐらいあるかというようなことを調べる項目があったんですが、ああいうのは生かされてるんですかね。統計資料としては生かされてないかもしれないですけど、どこの地域にどれぐらいあるというのは多分公表されてると思うんで、この森づくりの中であの辺の地域にどれだけ重点的にというようなことは当然ありますよね。そういうことをちょとだけお聞きしたいと。
○竹内管理監センサスでは、細かいところまでは公表していないと思います。例えば全体でこうだというようなことだと思います。だから大ざっぱな計画を立てるときには参考にすることもありますけれども、実際どこそこの山がどうで、どうするかというところまでは難しいかと思います。
○荒金委員子供たち、また若者の課題もこれから真剣に考えていかないといけないのでは。
○西主任森づくりプロデューサーを17、18年度で29名養成したところですが、実績としては4名の方が報告していただいてまして、全部で15件の活動をプロデュースしたということです。事例としては出雲の方が出雲市の公民館とかコミュニティーセンターで、出雲市の教育委員会の行う地域の総合学習、いろんな分野あるんでしょうけども、その中で森林とか環境みたいなところを教育委員会がプロデューサーの所属する団体に依頼して、このテーマで何回かやってくださいというようなことで、地域の人たちのアイデアももらいながら、地道ではありますけど広がってきていまして、子供たちにもいい影響が出てきてるのかなと思います。
○西尾課長プロデューサーの皆さん方に情報提供しながら、そういう切り口でもやってくださいよということは今後お願いする必要があります。やっぱり仕掛け型のアイデアというのが我々行政はなかなか出てきませんけれども、そういう面ではうまくいったケースなのかなと。
今83ほど緑の少年団がございますが、ほとんどのところが山の小学校、中学校でして、唯一ないのが出雲の四絡小学校、ここだけが山が周りにない。都市部に向かっての緑の少年団、地域の少年団ということを今回設けることによって、学校教育だけに限らず、地域教育の中で扱っていけるようにするというようなことを今後やっていくということですけど、皆さん方の方でもいろんな仕掛け方がありますので、学校のそういった研修会などを使って、何かの講座の中でこうしたプロデューサーと相談するとか、あるいは我々県職員の出前講座持ってますので、そういったことを使っていただくなど、そういったようなことをもっともっと議論していかないといけないのかなという感じです。
ねらいは前から言っておられるように小学校、ここをつかまえていろいろやっていきたいなという考え方で、この地域の緑の少年団は皆様方の御提案からもぜひとも進めてていきたいということで構築したということです。
○荒金委員多分各PTA単位で親子で一緒になってする研修活動ってどこも大体お持ちだと思うんですよ。多分役員さん何しようかって結構悩まれたりしてる状況だと思います。そんなところへ例えばこんなことできますよというようなお誘いがあると、ああ、これに乗っかってみようというようなことで案外もっと前進していくのかもしれないというのがあって、ぜひ機会をとらえてそんなところへ情報が行くといいと思います。
それからもう1点、学校の中で副教材みたいなものがあるのかどうかわからないけども、そんなものをこしらえていくというのも一つで、その場でなくなってしまうものじゃない形で、ある程度の子供たち向けというものは押さえていただきたいなと思ったりします。以上です。
○斉藤委員森づくりプロデューサーの委嘱というのは、ずっとなんですか。何年か期限があるんですか。
○西主任任期は一応税条例の期間ということで21年度末としています。
○斉藤委員例えば何か行われたときに、実績報告出してもらうんですよね。
○西主任そうです。
○斉藤委員費用負担とか、例えば遠方の場合だったら、旅費とかいうのは出るんですかね。
○西主任そうです。旅費と謝金という形になります。
○斉藤委員だから、主催者は払う必要はないということですね。
○西主任基本的にプロデューサーは講師という仕事ではなくて、企画の方ですね。
○斉藤委員企画を行った場合にということですね。
○西主任そうですね。企画づくりに対してのお礼、謝金ですので、当日の講師の謝金は主催者が出されます。
○斉藤委員いまいちイメージがわからないですが、具体的にどういうこと企画をされるんですか。
○西主任一番具体的なのは、場所をこの山にしようかということで、その山で子供たちを20人呼んで、枝打ちをしようというようなところまで発想しますと、まず場所の確保で所有者さんと交渉するとか、道具の鋸が20丁要るといったのをどこかの森林組合さんから借りてくるのを交渉するとか、そういった下働き的なところが仕事になるかと思います。それから募集するチラシをつくったり、参加者20名を呼んでくるとかです。
○斉藤委員企画するということは、当然主催をされるその方がやられるということですよね。
○西主任そうですね。主催は1人というわけではありませんので。
○斉藤委員グループで、その中に1人入っておられれば、その方がプロデューサーであれば企画されて、一緒にみんなでやろうというようなイメージなんですかね。
○西主任今のは単純な企画で、もっとおもしろおかしい企画も出てくると思います。
日和小学校緑の少年団というのが結成されていて、旧石見町の小学校なんですけども、ここはもう学校林でも何でもなくて個人の山で、ここを使わせてもらって森の役割を勉強しながら、木を植えていくというような作業をしています。
さっきPTAの研修会に呼びかけてみてはという意見がありましたけども、江津市の方で石見地域のPTA会長をやっておられるプロデューサー方がいらっしゃいまして、石見地域の幼稚園の保護者のPTAの研修会で、森の体験とか勉強会みたいなものを、3つぐらいの部会に分かれて実施していただいたりしておりますので、確かにそういったやり方は多くの人に伝えられるのかなと思います。
○竹内管理監どっちかというと主催者側でもなく、例えば主催者がこんなことやりたいなと思うと、その具体的な計画をプロデューサーにお願いされる。いろいろとプロデューサーが計画立てる。実際の講師等は、また別のインストラクターとか、ほかの人が講師をやる。そういうふうな全体の計画を立てるという人をプロデューサーという形で進めているということです。
○斉藤委員そういった意味でいくと、お願いになりますけども、石見部でプロデューサーの方が少ないと思うんですが、今年度の方も全部出雲部の方でした。というのが、なかなか研修会とかが出雲部でやることが多いんだろうと。フィールドの問題もあるのかもしれませんし、益田でやったから集まるのかどうかというのはわかりませんけども、ぜひ西部の方でもふやす方向で来年度は研修を考えていただけたらいいのになと思います。
○竹内管理監プロデューサー養成は泊まりがけでやるという格好になりますので、そうした宿泊の都合などでこっちになっていますが、またいろいろ検討してみたいと思っております。
○門脇委員しまね企業参加の森づくりですが、私、昔、企業参加という場合に労働組合側に対してもこういうことをやりたいんだということで、今は連合ですけどね、同盟関係でもって援農隊というのを取り組んだことあるんですね。大手企業の方は組合の方から提案されますと比較的弱いですから、ぜひやろうではないかという声があったかと思うんですよね。多分合銀さんの場合も労使一体になったんだから、そういう背景があると思うんです。そういう中で、青年・婦人部が中心になり、援農隊の隊員募集をやって、親子でもって参加していくというケースがあったわけですね。何年か続いたんですけど、もう恐らく労組の方でそういうことはやってないと思います。援農ですから、農は非常に幅広い意味がありますので、一つの参考になるんじゃないかなと思うんですね。企業だけでなく、組合サイドの面からも呼びかけされますといいんじゃないかなと思います。
○和田委員この再生事業で18年度の12月末の実績が出てるんですが、にもかかわらず来年度がかなり何か計画が多いというか、面積が多くなってるんですが、何か私の感覚ではすごい不安なんです、これできるのかなって。それで対象林がふえたりとか交付金が多くなってきてますけども、何かそれ以外に確かな手ごたえがあってこの計画が出てきてるのかどうかということと、それから提案事業ですけども、この提案事業、お金をもらって、その後、実績報告みたいなものが出されていないような気がするんですが、皆さんの税金ですので、きちんと使ったんだという証明のようなものが必要じゃないかなというふうに思うんですけども、いかがでしょう。
○内藤計画面積については、とにかく頑張ってやってやっていくしかないということで、当初5カ年で3,500ヘクタールの森の再生をしますというようなことも言っておりますので、単年度単年度では上下変動があるのかもしれませんが、目標に持っていけるように、とにかく関係者が一丸となって与えられた条件の中で一生懸命やるしかないと思っています。そういうことで今回条件の見直しもさせていただきたいということで進めております。
確かに今のままでは、頭打ちということは、実績から見てそう思いますけども、今回の見直しで林業事業体等とも一緒になって、せっかくの税金ですので、適正に有効に森林所有者のご理解を得られるように今はやっていくしかないのかなと思っております。
それと公募事業の実績報告については出て来ておりますが・・・。
○和田委員出て来てますか。
○内藤はい、実績報告があってから交付金を払っておりますので。
それと5カ年間継続してやりましょうということで条件づけしてますが、17年度やられたところで本年度は何をやったかということを報告として出してもらうような仕組みにもしておりますので、計画だけ出して終わりということではありません。
○坂田委員先ほどの荒金さんがおっしゃったのとちょっと関連するかもしれないんですけども、雲南市の方に尾原ダムというのがあって、その尾原ダム、今建設中なんですけども、尾原ダムで削られた森林を再生しようということで斐伊川流域の小学校、雲南市以外の学校なんですけれども、そういうところの小学校の子供たちにドングリの苗をつくってもらって、それを年に1回集まってみんなで植樹するというイベントがありまして、自分でつくった苗を実際に山に植えて森林を再生させるというふうなことと、ふだん交流することのない小学校同士で交流するというふうな2つの目的があるようなんですけれども、地域の緑の少年団、これは学校を離れた団体と先ほどおっしゃられたと思うんですけども、やっぱり森林や森づくりの再生とかについて考える子供たちが集まる一番手っ取り早いのが学校ではないかなと思いますので、こういう一つのイベントごとにたくさんの学校を巻き込めるような、一つ一つの学校単位ではなくて一つのイベントに複数の学校を巻き込んで一緒に森林について考えられるようなイベントが何かできないものかなという、そういったことを何か県の方で企画してもらえないものかなと思います。いかがでしょうか。
○西尾課長一つのアイデアだというように思っています。川上側と川下側の子たちが何らかの形で交流するということは重要なことだと思っています。県の林業公社が森づくりのイベントしますけれども、そのときに浜田の海洋少年団に上がってきてもらって、山の子たちと一緒に交流してもらう。緑と緑じゃないですけれども、緑と青かな、そういうようなことはこれから必要じゃないだろうかなと思っています。その仕掛け方がどういう形が一番いいかというのは、オーナー制度といったような仕掛けもありますが、そこの地域が迎えてくれる仕掛け、あるいはこの前の活動報告会では、ドングリの森づくりで益田のNPO法人が子どもたちを対象に植栽に取り組んでいる。そういったようなことが広がっていくような仕掛けを念頭に置きつつ、いろいろと工夫してみたいと思います。ありがとうございました。
○齋藤委員関係ないといえば関係ないですけども、せっかくいろいろな人が集まったんで、来年度以降の話ですけども、会議が終わっていろいろ話す機会があってもよかったかなという気がします。
○堀江委員事業の啓蒙ということですが、私は森林組合の関係もしておりまして、これは大原の新年号、明日全戸へ配る。なるべく啓蒙したいと思いまして、水と緑のことも編集してくださいということで約1ページ。それから子供のいろいろな体験ということで、1ページ出ています。大原では、中学校の企業視察というようなことを計画しまして、いろんな事業所とか企業へ体験しに行ってみる、何か体験せよというようなことを去年やっておりまして、これに1ページ写真入りで桜のてんぐ巣病の枝を切れとか、尾原ダムに使う竹ポットをつくるとか、そういうことをやった記事を約2ページ、少ない予算の中で出しました。
いろんな広報があると思いますが、民間、各市町村も毎月広報出しますよね。最初はこの事業いろいろ出ましたが、最近はそういうページを市町村の広報で見る機会がない。なるべく市町村の広報等にこの事業が載せてもらえるように言ってもらえば、少しでも一般の理解が深まってくるんじゃないかと思います。
それともう一つ、今、国の国会中ですが、CO2の関係で国の予算が20%今年度上乗せされる。7,800億ですかね、今やっております。石油化学企業の抵抗がありまして予算が上積みできないところを19年度は20%多くなるという資料を入れておりますけど、7,800億。尾原ダムが1,510億で5つできるほどの予算の計上です。そういう石油の高騰や、環境の問題を考えながら予算がちょっと上積みする。それが県内の企業あるいは事業体がどういうふうに受けて、県内ではどういう動きがあるのか、わかったら教えてもらいたい。これはバイオなどでもいろんな企業が新しい発電で何百億か投資して工場をつくるというようなところも県外にありますけども、県内はどう動いているのか。島根三洋は100億を投資して太陽熱の工場を今増設中ですが、木材に関してはそういうバイオの関係はどういうふうな企業や動きがあるのか、ある程度ありましたら話を聞きたいなと思います。
○西尾課長バイオマス利用につきましては、大手の企業が島根県でこういったことをやりましょうということは現在まだ情報として入ってきてません。
我々としては、チップボイラーを普及していきたいということで、今、大田の温泉施設、ここに向かって提案をしておりまして、基本的には補助金は準備しましたけれど、あとは事業主体あるいはそれをバックアップする市町村が申請を出してくれればといった課題が残っております。
それからマテリアル事業という形で繊維質と、木というのは繊維質の部分とそうじゃない捨てる部分と水からなってますけど、この今まで捨てていたというものを、半導体に使えるような技術開発がされておりまして、これを今実証プラントをつくろうという動きが国の方にありまして、その候補に手を挙げようかなという市町村の動きがあるというようようなことにとどまってまして、おり具体的な大きな動きはありません。ただ、我々としては、当然山のためにはバイオマスの利用が必要であるということで、国の構想の中に、バイオマスタウンというまちづくりありますけれども、そういったバイオマスタウンというものも新年度仕掛けていきたいというふうに考えてます。いずれにせよこのバイオマスとかは避けて通れないというか、一生懸命やっていかないと山の中に材が残ってしまいますので、それをどうやって使っていくかというところも新年度は精力的に向かっていきたいというふうに考えてます。以上です。
○竹内管理監ありがとうございました。時間も押しておりますので、議題につきましては以上で終わりたいと思います。どうもありがとうございました。
【閉会のあいさつ】
○西尾課長どうも皆さん、長時間ありがとうございました。
予定の時間より非常にオーバーしまして、申しわけございませんでした。
今まで皆さんにいろいろ御意見をいただきまして、できるだけ来年度に向けて反映させる努力をさせていただきました。そしてきょうまた新たな意見を多数いただきました。これもまた来年度以降のところで施策に生かしていって、よりいい形をつくりたいと思ってます。
我々ここの場では水森の事業でいろいろ意見交換させてもらってますけれども、皆さん方の意見というのはここだけでなくて、いろんな事業に反映する意見が多々ございまして、いろんなところで反映させていきたいと思ってます。
そして今度3月、ぜひ皆さん顔を合わせて、さっき齋藤さん言われましたけれども、もっと今度はリラックスして、かたい形じゃない形で意見交換できたらなというふうに思っておりますので、また再会できることを楽しみにしております。
どうもきょうは本当に最後までありがとうございました。
以上
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