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平成18年度第1回水と緑の森づくり会議議事録

 

開催日時:平成18年4月19日(水)13:15〜16:15

開催場所:島根県職員会館1階健康教育室

 

 

出席者

敬称略、50音順

 

部門 氏名
委員
教育 荒金勇吉
公募 門脇誉
地域づくり 齋藤道夫
公募 富田サチ子
商工 鳥谷雅
情報広報 坂田千枝子
公募 広兼敬子
森林経営 堀江洋伸
公募 山田美惠子
ボランティア 和田直美
林業課長 西尾聡
事務局
管理監 竹内保徳
企画幹 伊藤隆雄
主幹 内藤達也
主任 西満広

 

 

議題

(1)水と緑の森づくり事業の概要について
(2)水と緑の森づくり会議について
(3)各事業説明(県民再生の森事業、森づくり・資源活用実践事業等)
(4)森づくり・資源活用実践事業の応募案件の説明、審査方法等について
 
【委員自己紹介】
○荒金委員
 奥出雲町から参りました荒金と申します。ことし奥出雲町の横田中学校のPTAの会長を仰せつかることになったということで、声がかかったんじゃないかと思っております。職業の方は小さな商店と飲食店を営んでおります。2つ仕事を持ちながら、近い場所なんですが、行ったり来たりいろんなことをしております。山の中に住んでいながら森のことを余り理解してないというのが現状です。ただ、山ではお金にならないよっていうような嘆きの声も近くから聞いておるところでもあります。皆さんと一緒に勉強しながらやっていけたらと思っております。
 
○門脇委員生まれは松江で育ちは全国区でございました。現在松江の方に住んでおります。定年後の住まい松江市の観光また環境関係のボランティア活動を約8年やってまいりました。また、現在も地球温暖化防止推進員と、最近島根県のふるさと案内人という活動をやってます。何でも挑戦してやろうということで、定年後第3、第4の人生をという考えで挑戦いたしておりまして、今回も応募の動機もそれでございまして、自然との共生ということを語りながら、自分自身が、やはり木のみを見て森を見ずということを深く反省する中で、今回の新しいテーマに取り組んでまいりたいと思っております。
 
○齋藤委員津和野から来ました齋藤といいます。津和野といいましても僕が住んでいるのは町から12キロぐらい入ったとこですので、もうほとんど観光地といったものとは全然関係ない山の中なんですけども。
今回、野中里山倶楽部ということで、里山の自然的資源、それを使って都会の人の癒しの場をつくろうということで、倶楽部をつくって活動を続けてきました。荒れてた広葉樹の山があったんですが、その森を一冬かけて刈り払いして、今もみんなの森という形でオープンしてるんですけども、実際そうやって山を刈ってみますと、イワガラミというつるですかね、それはすごい大きなつるがあって花を咲かせる、それを見に来る方とかがぼちぼちおられたり、あと地元の山で、全然道路なかったんですけど、みんなで登山道つくって、それから御来光登山やったりとか、そういった形で地元にある資源を使って何か地域おこししようということでずっと活動を続けてきてます。
去年、農家レストランということで縄文の館というのをつくりましてた。野遊び体験塾をやってるんですけども、今なかなか山の方に入る機会が少ないです、子供も親も。そういった子供たちを山に自然に戻そうという、そういったことを自分も遊びながら一緒に楽しみながらやってます。
 
○富田委員以前、出雲市のエコレディをやっていますときに炭焼きにも参加したことがございまして、それで炭焼きっていうのは大変な重労働だということがよくわかりました。その炭を使った水耕栽培と炭を使わない水耕栽培の両方実験してみましたら、非常に炭を使った栽培の方が長もちがするということがわかりました。
 それからあすてらすの女性塾も第一期生でございまして、それでそのときにいろいろ勉強させていただきましたのは、そのときは道づくりというテーマがございまして、道づくりというものは人の道に通じるものであって、人づくりということが非常に大切であることがそのときよくわかりました。それで私もせっかく道づくりというものに参加したんだから、自分なりにいわゆる林道の方を自分で運転してずうっと回ってみました。そういうふうなことで非常に環境とか緑とかそういうふうなものにも興味があります。
鳥取県の方ではドングリを使った料理なんかされておりますけども、マテバシイですか、これは食べられますけども、今の子供はドングリとかマテバシイとかシバグリとかそういうものは知らないと思います。それで紙芝居を使って子供たちによくわからせるような、次世代への森の大切さというものを伝えていけばいいんじゃないかな。また、森というものは人間にマイナスイオンを与えてくれますし、それでそうすると今のような病気の人がもっともっと少なくなってくるんじゃないかな。いろいろ森の方を歩いてみたりいろんなことをしております。
 
○鳥谷委員島根県中小企業団体中央会の局長を拝命しております鳥谷と申します。中央会というのは業界の指導・支援団体でありまして、林業関係でいいますと、例えば素材組合、製材組合などの組織を指導・支援する機関であります。生まれは雲南市で、先祖が代々にわたり森を育ててくれ、私の役割はその山・その森を貴重な形で残し、次の世代に引き継がねばならないと思っております。
 実は中央会では地球温暖化対策協議会の事業者部会事務局を引き受けさせていただいておりますが、地球温暖化対策を推進するためにも、森林の持つ二酸化炭素吸収力を高めるための森林整備が今後より一層必要であると思っているところであります。
 この会議に参加し、商工の目線で勉強し、お役に立てればと思っております。
 
○西村委員雲南市にあります雲南夢ネットというケーブルテレビ局から出かけてきております。御存じのとおり雲南市も山ですとかに囲まれておりまして、私も番組制作でいろいろと地域を回るんですけれども、やはり私らが子供のころに比べ森林が減ってきたなという感じはすごく受けておりまして、私もこの場に参加させていただいていろいろと勉強させていただきたいと思っております。
 
○広兼委員私は朗読奉仕員といって、目の見えない方への音訳をボランティアでやっておりますけれども、森っていうのはやはり背の高い木があったり、中間ぐらいの木があったり、低木があったりというようなことで、どれがいいどれが悪いじゃなくって、全部あらゆるものを認めていく、そういうバリアフリーの原点じゃないかなっていうことが自分の心の中にありまして、ヘレンケラーがポンプの水を手に受けたときに初めてウオーターっていうのが言葉なんだっていうことを理解したとか、大江健三郎さんの息子さんの大江光さんが森へ連れていかれてクイナの鳴き声を聞いたときに初めて言葉がしゃべれたとかいう、そういう自然っていうのは物すごい不思議な力を持っているということを勉強しまして、ぜひ森ということを次世代へ伝えていきたい。
ドングリ竹ポットっていう、ドングリを竹ポットの中で栽培して、そういうドングリ拾いっていうのは結構県民全員でできることですので、やはり自然に触れさすことが子供っていうのはいかに大切かっていう思いがありまして、応募させていただきました。余り森林の知識がないですけれども、皆さん方と一緒に勉強していきたいと思います。
 
○堀江委員今、かかわっておる役は県の指導林家とか、県の林業普及の協力員とか、大原の森林組合の理事とか、そんなことをやっております。個人的な森林の方は50ヘクタールぐらい経営はやっておりますけども、これに合わせて、私個人で観光庭園、石照庭園を7,000坪ぐらいな山を取り入れた観光庭園をやっておりまして、観光を含めて山の大事なことをお客さんに理解してもらうような気持ちで、今5年になりますが、4万人ぐらい受け入れてやっております。県内外の山を通じた森林組合とかいろんな団体さんの交流の場を持ちまして、最近では去年の9月、島根の木を使う運動で私のところを会場にして、出雲圏内四、五十人のいろんな建築、製材、一般の方々を対象にした島根の木を使う運動の研修の場所でいろいろ皆さんと交流の場を図っていただいたり、そういうようなことを毎日やっておるわけでございます。
 
○山田委員こどもエコクラブを去年の夏からさせていただいております山田と申します。私は出雲の高瀬川沿いに住んでおります。子供が中学3年と今、小学校6年の2人の子供を持つ母親としてエコクラブを始めさせていただいて、宍道湖のシジミとりとか、あと三瓶自然館ですかね、そういったところで歩くスキーやエコクッキングとか、そういったような自然との触れ合いを子供と一緒にさせて勉強させてもらって、いろいろ環境のこと、ああ本当に大切だなっていうことを気づかせられました。そしてやはりこれからやっぱり次世代の子供たちがこの恵まれた島根の自然をやっぱり大事にして、そして次の時代にきれいな水や森を残すことのほんの少しでもお手伝いができたらと思いまして、今回応募させてもらいました。
 
○和田委員私自身は大田市の町のちょっと外れのところなんですけども、茶店ギャラリー「野の花」っていう、お茶を出したりお食事を出したりするところをやってます。その食事の内容なんですけども、自然界のものをと思って山や川の方にとりに出かけるんですけども、そのたびに四季折々に自然の息吹みたいなものをすごく感じるんですけども、それがいつまでも今のままであってもらいたいなあっていうふうにすごく強く感じます。夫は私の喫茶店の隣で、さっき富田さんがおっしゃったマテバシイとかドングリだとかフジカズラとかを使って工芸品をつくって工房をやっております。
昨年度のこの事業で助成をされて大田の方でピザ窯をつくられたりとか、それから竹の林をみんなで整備していくような事業されてるんですが、それがみんな私の身近なすぐそこであって、ピザ窯はうちの土地につくられてますし、看板もうちの夫が書いたり、いろいろなところでうちも関係してたので、じゃあ少しやってみようかなという気持ちになりました。私もまだ全く森のこととかわかりませんけれども、勉強させてもらういい機会だなと思って参加していきたいと思います。
 
(1)水と緑の森づくり事業の概要について
〔事務局説明〕
 
(2)水と緑の森づくり会議について
〔事務局説明〕
 
(3)各事業説明(県民再生の森事業、森づくり・資源活用実践事業等)
〔事務局説明〕
 
【事務局からの事業説明に対する質疑応答】
○門脇委員地球温暖化防止推進対策の重点施策としまして特に今の脱温暖化の仕組みづくりという点が一番、片方では環境教育、さらには環境学習という関連、3番目に森林の整備、保全と利用という項目があるんです。この3番目の重点施策であるけど、具体的な活動はやってないんですよね。特に省エネという問題を中心にした中で、実際同じ県の関連の中であって、そういうネットワーク的な関連、あるいは縦割り行政的な関連の中で、そういう環境的な面との関連っていうのはどういう仕組みでもって対応されとるのかお尋ねしたいと思います。
 
○竹内管理監この事業の一番のスタートといたしまして、森林の持つ公益的機能、環境にも関係することでございますが、公益的機能の中にもいろんな機能があります。それこそ二酸化炭素の問題、温暖化問題、そこらも含めていわゆる森林の持つ公益的機能を回復させる必要があるということが事業の目的の一つでございまして、実際にそういう取り組みをされる、森林に入って一般の県民の方が何か取り組みをされるというようなことつきましても支援をしていくということにしておりまして、これにつきましては、また後ほど御説明いたします公募事業ということでも取り組んでいけるような仕組みにしておるところでございます。環境施策の中の、どっちかというとこの事業も一つの柱というぐあいに考えております。
 
○門脇委員私らが県民として受けとめた場合、ネットワーク的なことで関連が非常に希薄じゃないかと。片一方ではお題目はたくさん上がってるんですが、具体的な活動とつながってこない。特に今説明いただきました水と緑と森づくりに関連して、我々も勉強不足ですから、非常により具体的なお話を聞かせていただいて、今まで我々がやってきた活動は何だったのかという面が、これは自分自身を含めた反省の材料じゃないかと思っておりますけど、やはり具体的に我々、今、PR的な面もお話を聞いて、初めて耳にする中身的な数字的面ですね、あるいは項目的な面ですね、多くの方が御存じないと思うんですよね。初めて水と緑の森づくりについての数字的な面、この79%とかですね、占める割合とか。さらに具体的には現在こういう荒廃状態になってるんだとかいうことですね。実際この場に出れば初めてわかるけど、一般県民は御存じないんじゃないかという点、全体的なことも御存じないと、また関心がないんじゃないかと。この関心のないものをどうやってこれから掘り起こして我々対応していくか大きな課題だと思うんですよね。お題目はあるんだけど、なら具体的に活動どうするかっていったら、本当に身近な省エネの、家の電気の使用量を減らしましょうという、本当に地味な点の活動の積み上げやってきてると。やはりこの4回の会議で論議する中で、私はもっといろんな形でもって、この会は4回なら4回で終わりますけど、前回の卒業生が推進会議的なものに継続参加されるということも必要じゃないかなというふうな考え方で参加いたした次第でございます。
 
○長谷川次長私この3月まで環境生活部の次長をしておりまして、いろいろと環境の面で、御協力いただいておりまして、ありがとうございます。
 この3月のところで環境基本計画も新たにつくり直しました。その中でも当然この森林なども環境にいいということで項目に、入っております。ただ、何となくこの環境全般の中でそれぞれが縦割りのような感じで行われて、どちらかというと森林の関係は農林水産部の生産を伴うようなところでやってればいいんじゃないかみたいな感じで今まで来たのも事実でございます。ただ、これからはやはりそれじゃあいけないということでありまして、言われました二酸化炭素の排出でも吸収源が当然この森林の適正管理というふうなことは、当然そういう管理したところじゃないとその数値には入らないこともありますし、私いろいろと環境におりまして水の関係なんかにしましても、宍道湖はもう流域下水道なんかでかなり下水道整備しましたけどきれいにならないという、やっぱりそこら辺のところが大もとのところの森林の管理なんか逆に悪くなって、非特定汚染源と言われます一般の山の方から出てきたり、特定の工場とかじゃないところからの排出負荷が大きくなってるんじゃないかというふうなことも言われてまして、そこら辺のところもう少し関連するとこが一緒になって考えていきたいと思います。
 
○門脇委員関連しますと、今ごろどの分野をとらえてみても、市民参加、県民参加とうたわれるんですけど、非常に連携できてないんですよね。私らも観光であり、環境問題、さらにいろんな関係取り組んでまいりましたけど、具体的にはどういう活動をするかとなりますと、企画段階からやはり県民も入り込んでいかなければ、結果的には特定の人によって、特定の方々が集まって特別のことを協議されて、言うなれば君たち、やったらどうかと、やりなさいよ的な形が多いんですね。やはり活動する側は、人がつくったものを自分たちが言われたとおりやるのなんかはおもしろくはないですよね。やっぱりみずから企画して参画して、事を進めるということがこれから非常に大事ではないかと私は受けとめるわけであります。
 
○齋藤委員県民再生の森事業で、10年以上の管理が行われてない41年生以上の人工林とありますけども、実際に所有者の方がやりたいって言ったときに、この41年以上、10年管理されてないとかっていう部分っていうのは、どの方がこの森はそうだよというふうに見るのかなというのと、さっき言われて自分でできなければ、森林組合とかそういったところに頼むこともできるようにお話ありましたけども、自分でやるって言った場合に、間伐の度合いとかがあるんだろうと思うんですけども、ヘクタール3000本植わっていたら何本にするとかっていうようなことは全部所有者任せなんですか、それともどっか、森林の今の組織変わってあれですけども、農林振興センターの指導が入ったりするんですか。
 森づくりプロデューサー、どうしても松江、出雲、人口が多いですから、こっちの方が多いんだろうと思うんですけども、その研修はどこで開催をされてるのか教えていただきたい。
 
○内藤再生の森事業をやっていく上で、一応いろんな条件定めながら、税を投入しているわけですけども、基本的には県の職員が41年生以上、10年以上整備がされてないという山を調査して、所有者さんのところにお話に行って、おたくの山ちょっと荒れていますよというような話をして、森林組合と一緒に行く場合もあるかもしれませんが、整備されませんかという話しをしながら進めていく形です。
 
○齋藤委員そしたら個人的にこっちからぜひここをやりたいとか、そういうのがあってもいいけども、どっちかっていうと県の方が整備しませんかっていうような話で今まで進んでいるということですね。
 
○内藤森林所有者から話があってもいいと思います。それから、自ら所有者さんがやられる場合も協定に基づいて整備された後、県の職員が検査をして、おおむね3割以上やられておれば交付金を出しますという形にしてます。
 
○西森づくりプロデューサーは、17年度は松江市の宍道町にありますふるさと森林公園、そこで研修施設とか道具とか、それから近くに泊まれるとこもありますので、そちらの方へ2回とも宿泊研修という形でお願いしております。ちょうど54号線と9号線が交わるところで、東部にとってはいいんですけども。
 
○齋藤委員山の整備とかだったら現地が伴うものでしょうから、そういった場所になってくるとまず公共機関での移動っていうのは難しいので、自分の車で来るっていう形になると思うんですけども、例えば津和野から車で来ようと思ったら4時間ぐらい十分にかかる距離なんで、当然日帰りは無理で泊まる形になるんでしょうけども、だから西部が少ないというのは会場のせいもあるのかなという気がしたんで、開催場所のことも考慮していただければと思います。
 
○和田委員季刊紙が年4回発行されてるんですけども、私も今回初めて拝見しましたが、どれぐらいの部数が刷られて、このPRが第一歩だと思うんですけども、予算が許す範囲で増刷してもっとほかのところにも置くとか。そんなことも考えられてもいいんじゃないかなと思うんですが、どういうふうなところに現在は置いておられますか。
 
○西季刊紙は2万5,000部発行して、各市町村に自治会回覧でお願いして、あとは、JRの主要駅と大手のスーパー、県内に18ヵ所道の駅がございますが、そういったところ、一畑電鉄の主要駅とか、小、中、高校には全部配っております。大体一般の方が見られるのは、大手のスーパーか主要駅か道の駅。
 
○和田委員何か図書館とか、今後増やしていくようなことは。
 
○西図書館は、県立の図書館とか美術館とか、アクアス、県立のそういう施設には県から送ってますが、市町村立のものについては、市町村の方でそういった多くのお客様がお集まりになるところへ置いてくださいという形でお願いはしてますが、なかなか手間もかかって、行き届いてないかもしれません。
 
○齋藤委員今の関連なんですけど、今回、委員のお話があって、ホームページでインターネットで検索したときに、これというところに行き着けなかったんですけども、例えばポータルサイトみたいなのがあってもいいかなと思ったのと、確かに刷り物といったら、どこに置くかによってかなり目につく度合いが変わってくるんでしょうけども、例えば刷り物にしたあとのPDF版を載せとくとかいうこともいいかなと思いました。
 
○西課のホームページには、一応そういった形で現在見られるようにはしてあるんですが、独自のホームページは遅れています。
 
○齋藤委員課の方からではなく、県庁の方から入っていけないとだめだと思うんです。最初のページでぽっと行けるようなのがあるとわかりやすいのかなという。僕が聞いたときにたまたまそうだったかわかりませんけども、なかなか、あっ、ここかというとこまでいきなり行けなかったような気がしたんで。もっと簡単に何か行けれるようなサイトがあるとわかりやすいという気がしました。
 
○西ホームページの方は改良することにしております。
 
○広兼委員これの印刷代というのはどれぐらいかかりますか。
 
○西大体2万5,000部で60万円ぐらいです。
 
○広兼委員わかりました。小、中、高に配られてると言われたんですが、多分学校に1枚ずつ。
 
○西20枚ぐらいですね。学級、クラスがどれぐらいあるかわからないんですが、学校によっては後ろの黒板の方に張り出していただいているところもある。
 
○広兼委員余り小学校で見かけたことはない、私も小学生の子供もいますけど、あんまりないんで、小学校だけでも全児童に配るという、非常にたくさんかかるかもしれませんが、小学生は結構まじめに親に持って帰りますので。
 
○山田委員うちもサヒメルのやつを3年生の子が持って帰って、やっぱり親は見ますので、一番純粋な上級生、3年生なのか4年生なのか5年生なのかわかりませんが、そういったところを絞って配ったらどうでしょうか。
 
○広兼委員5年生ぐらいが多分、総合的学習の時間で自然とか環境について学ぶんじゃないかと思うんですけども、小学校の単元をちょっと調べられて、そういう学年にだけでも渡るとか、そういうことをされた方がよろしいんじゃないかと思うんですけれども。
 
○西できるだけ無駄にならないように、配り方を考えたいと思います。
 
○鳥谷委員この会議の役割は、大きく分ければ3つの柱の中で、それらに対しての意見をいろんな立場から申し上げるということで良いわけですね。
 
○竹内管理監はい。
 
○鳥谷委員例えば、県民再生の森事業というのは、いわゆる民間資産を公的資金で整備をすること自体に対していろいろ言われてますよね。そうではなくて、治山治水という観点から県土の保全という面から、個人の山の整備をすることによって県土の保全と治山治水をするという意味合いでこの事業があるととらえていいわけですね。
 
○竹内管理監そうです。
 
○鳥谷委員あくまでも、これ個人資産の形成ではないと、そういうことですね。
 
○竹内管理監そうです。この税を導入するに当たりましても、各地区、7つの会場で公聴会開いたときにも、県民の方から個人の資産形成につながらないように、個人がそれで何か利益が入るというようなことには絶対我々は出しませんよというようなことをあちこちから言われておりまして、そういうことからも個人の資産形成につながらないものということで、純粋にいわゆる森林の広域的な機能を守るとか、そういうふうな県民のみんなのためのものであると。それにつながるような事業ということで取り組んでおるところです。
 
○鳥谷委員ですから、その進め方自体に対して、御意見をここで申し上げるということでよろしいですね。
 それから、森づくり・資源活用実践事業というのは、私をお呼びいただいた役割の部分かなというイメージ持ったんですけども、木材というものを利用しながら付加価値をつけていくような部分と、人間形成において木材とのかかわりの中で成長していくような事業であるかどうかという観点から御意見を申し上げればいいということですか。
 つまり、金銭的に結びつくという部分で価値がつく要素と、それから、金銭的には測れないけども、木材や森林に対する県民の意識というのがプラスになってくる、そういう観点で御意見を申し上げればいいですね。
 
○竹内管理監いわゆる公募事業で取り組んでもらう事業そのものが、採算性に合うとか合わないとか、そういうことじゃなくて、実際に、地域自体が活性化につながるよとか、木材の振興につながるよ、山の整備につながっていくよというような観点から、ボランティアの皆さんにやってもらうというところもあるものですから、金銭的なものじゃなくて、そういう意識の醸成とか、そういうことにつながっていけばというような観点で議論してます。
 
○門脇委員やっぱりこの意識改革的な面の推進という面と、別面では、ベンチャーアドバイザー的なものが入ってくるんではないかという気がするんです。やはり森づくり的な関連の中で、これを事業として対応すると、さっき言われましたけど、採算的な問題があるんですね。非常に多岐的な内容がこの中に含まれとるんじゃないかと私は思ってるんですが、その辺はいかがですか。
 
○内藤あんまり今の段階でそこの方きちっと詰めて、これは採算には乗らんからだめだよということではなくて、もう少しこの事業の中では少し幅広に、意識という面から拾っていただいてもいいんじゃないかなということです。ただ、その議論は全然やらないということではなくて、やっていただいても結構ですけど、できるだけ幅広に拾っていただければというような。
 
○門脇委員身近にだれでもできるという観点からの取り組みというものですね。
 
○内藤そうですね。
 
○富田委員個人の森はあくまで個人が負担し、公有林の方を今のボランティアとかでやるべきではないかと思います。何でもかんでもボランティアといっても、そうならないんじゃないでしょうか。ボランティアでも有償ボランティアならまだいいですけども、無償でボランティアっていっても、今の若い人には受け入れてもらえないんじゃないかなと思います。それと、枝打ちというものもボランティアでは大変じゃないかと思います。枝打ちとか、間伐とか広葉樹を植えるというふうなことも、ボランティアだけに頼っては、何か有償ボランティアがあったらいいじゃないかなと思います。
 
○竹内管理監ボランティアで、自分たちで計画して、応募してやられる方はそれでやっていただいて結構です。それから、指導者のもとに自分たちでやってみたいということであれば、指導者の方もこちらで紹介もいたします。実際に個人の所有されている山のすべてをボランティアで整備するということではなくて、それは一部の方がボランティアでされるというぐあいに考えておりまして、実際にされるのは所有者の方、あるいは森林組合の方等でやっていただかないと、危険な作業なものですから、そういう知識や技術もある監督者がいるところでやっていただくべきではないかと思っております。
 それから、先ほどのボランティアでこの税金でやるのは県有林みたいなところでいいじゃないかという話もありましたが、県有林であるならば、本来県が当然に今までやっておく必要のあった山であるということでございまして、それをやってなかったから税金下さいというところはちょっとおかしいじゃないかということで、県有林とか公有林のところは除外をしておりまして、いわゆる社会的な状況でどうしてもできなかった、作業がされていないというところについて、本当に必要最小限の範囲でやっていくというのがこのいわゆるハード事業なんです。切るだけの作業をヘクタール当たり10万円でやっていただくということで今取り組んでいるわけですね。木を切って、枝を落として、木をまた適当な長さに切って、いつでも出せるよというところまではこの事業では対象にしていない状況です。
 
(4)森づくり・資源活用実践事業の応募案件の説明、審査方法等について
〔事務局説明〕
【事務局からの審査方法等の説明に対する質疑応答】
○齋藤委員一応200万円が上限でありますが、今回4百何十万のところが1つありますけども、こういうのはどういうふうに考えたらいいですか。
 それと、備品的なものがあります。特にそういうのも規制はないというふうに考えてよろしいでしょうか。
 
○内藤取り組みに必要なものということであれば特に規制等はありません。
また、上限など決めなくてもいいじゃないかという意見もあるのかもしれませんけども、上限がないと歯どめがかからないということにもなるので、本会議で上限についてお示しした上で、御意見がなければ200万以内の取り組みに修正をしてくださいということになろうかと思います。例えば、ベンチ、テーブル、木柵、あずまやなどを要望しておられますけども、内容を審査した上で200万以内でおさまるような形に計画を修正していただいて、それができればいいですよというような形になります。ですのでまずは内容そのものがどうかというところを審査してもらえればいいと思います。内容についても、その整備だけじゃなくて、それを使った広がりとか、例えば桜を植えられますので、そういう広がりを含めて、これならいいじゃないかとか、地域が活性化するんじゃないかというふうに見ていただければ良しとしていただいて、金額的なことは事務局の方から修正お願いしますという形でしていきたいと思います。
 
○齋藤委員どちらかというと、内容の方について見るということでいいわけですね。
 
○内藤一般県民の目から見て、こんなもの導入してもいいのかとか、余りハードルを高くしてもいけないのかもしれませんけども、市民が取り組まれる取り組みとして一般県民の目から見て常識的じゃないかとか、これはまずいんじゃないだろうかとか、きちんと判断していただければというふうに思います。
 
○門脇委員今の事業概要の関連ですけど、既に産官学でもっていろいろ研究し尽くしているような項目が上がってるようで、ある程度の方向性が出てるのに、もうむだなお金を使ってほしくないというのがあった場合、それは全く評価できないようになる可能性があるんですね。研究し尽くして対応したけど、採算的にも、また、今のベンチャービジネスの関係からいっても、将来展望、おやめになったがいいですよというのがあるんですよ、評価する人のレベルによってそういう点が違ってくるものもあるんではないかという気がするんですがね。
 
○内藤そういうことを知っておられる委員さんと知っておられない委員さんがあり、確かにおっしゃることよくわかります。
 
○門脇委員そこをだから、何回も投資する必要ないんじゃないかというものもあると思うんです。それはそのとおり正直に書いてもいいですか。
 
○内藤はい。ただ、他でやってるからもう全くだめなのか、全く同じ内容をまねてやっているというのならよくないでしょうけども、何か独自性が見られるかとか、同じものだけどケースを変えて比較してやってみるのもいいじゃないかというふうに判断できるかもしれませんし、我々としては応募される方は一応そういうやる気のある方々だというイメージでとらえてはおります。
 
○竹内管理監例えばモデル的に、実証的にやってみるというケースもあろうかと思っております。いわゆる学問的には証明されてるんだけど、実際にまだ普及していない。これをモデル的にやってみましょうと。あるいは、実証してみたいというようなことも今の要綱ではオーケーということで取り扱っておりまして、本人さんは一生懸命やっておられますので、実際にそういう新しい技術等は普及していかなければいけないと思っております。
 
○門脇委員それは新しいという評価を受けたものであれば、それはいいと思うんですけどね。もう既に特許的なものに関連しておやりになろうとしている。余り深入りする必要はないかもしれませんけどね。
 
○竹内管理監そこら辺で何か意見があればきちっと書いていただければ相手にもお伝えしますし、そこのとこをいろいろお話しする中で、こういう点からは多少取り組んでもらってもいいかなということであれば、採択の方にさせていただくこともあり得るかもしれません。御意見をいただければ、当たってみることはやっていきたいと思っています。
 
○齋藤委員もう一つですけどね、去年の議事録の中で学校に子供のいす、机に対して、委員さんから何か意見があったような気がしてたんですけども、あれ結果的に何か事務局側としては方針は決められたんですか。出てたやつ1つだけ読んだだけだったのかもしれないですけども、そういうのとるべきなのか。例えば、県下全部の学校から出てきたらどうするというような話がたしか書いてあったような気がしたんですけども、あの辺は整理されたんですか。
 
○竹内管理監これも木材を利用するということ、あるいは、そのことをPRしていこうということで、みんなで取り組む、木材を利用するということなどを判断材料として、結論的には良しとしました。
 
○内藤審査表に適切でないというふうに判断されても、こういうふうにしたらいいよという条件があれば、その条件を書いていただいて、それをまた応募団体とキャッチボールして、委員さんからこういう意見がありましたけどどうでしょうかと。応募団体がそれもそうだというふうに修正されれば良しとしたいと思います。ある程度キャッチボールをさせてもらって、より良いものにして、これならいいよというケースもあるのかなというふうに思いますので、条件があれば条件を書いていただいて、条件も何もなし、こんなものだめだと言われればそれはそれで判断してもらってかまいません。
 
○西村委員実施時期というところがあるんですけれども、実施時期としてふさわしいかどうかというのは、今年度行うのにふさわしいものという意味なのか。今年度中のこの時期にこういった事業を行うのにふさわしいということなのか。その判断基準というものはどういうものなのかを教えていただきたい。
 
○内藤年度内取り組みを前提に、取り組みを実施をするいい時期というのはそれぞれあろうかと思うんですが、いろんなイベントをしたりとか、森づくり、木を植える時期とか間伐する時期等、やりたいことに一番いい時期というのがあって、応募団体もそこを目がけて実施時期を出しておられると思うんですけども、そのころやっても意味がないとか、そういうことやるならもっとこういう時期がいいよというようなことがあれば、御意見を書いていただきたいと思います。年度中のこの時期で実施するということが適切かどうかというところを委員さんの常識的なところで判断していただきたいと思います。
 
○西村委員わかりました。
 
(5)県民参加の森づくりの推進について意見交換
○竹内管理監この事業は県民の皆さんと一緒に森づくりをやって、少しでも荒廃している森林を再生していこうというような事業でございます。そのためにはいろんな方法があろうかと思っておりますし、今回の委員さんの公募につきましても、そういう観点から何かいい提案があればということでお願いをしたというふうなこともございます。そこらも含めて、御意見お願いをしたいと思います。
 意見をこれからの森づくり、あるいは林業の施策を進めていく上での参考にさせていただきたいと思っております。
 
○門脇委員先ほどのことと重複しますけども、やはり、目的をどういうぐあいに周知徹底を図っていくかということが非常に大事ではないかと。日ごろから、私らも長い間ボランティア活動をしてきたんですけど、無関心な人は、活動に名目だけは参加してるけど、実際活動されないという方が結構多いんですね。仮に例としまして、観光ボランティアガイド等、私はこれやってましたけど、登録だけはやるわけですね。実際活動される方は約2割なんです。だから、どういうことをやっていただくかいうことを、また何をなすべきかということを明確にしていく必要があると思うんですね。
 特に、目的の共有化ということが非常に大事ではないかと。特に、私は松江におりますと、石見部と出雲部と非常にそういう面、温度差があるような気がするんです。むしろ中山間地域である石見の方はそういう面、非常に関心が高く、私も松江の人間なんだが、非常に今まで関心が低かったんではないかと反省です。やはり、活動組織の中で一番大きなウエートを占めてくるのは公民館という組織があるんです。そういう中身的なものがもうちょっと公民館を活用することによって、今の目的を達成するために効果があるのかなと。
 パンフレットなり配るときに、小単位の自治会単位まで配布願えれば、我々もPRする段階で仕事もしやすい。
 そうすれば、お話をしてもやっぱり共通の話題として対応できるんではないかと思います。一方通行でもって、私はこういうものをやっております。皆聞く耳を持たないんではないかという点、やはり点から線へ、線から面へとつなぐという活動を展開する必要があるということを実感いたしております。
 
○齋藤委員うちの方も今、来年度で全域終わる予定でやっているんですけども、特に東部中心にケーブルテレビ網というのはかなり普及してますので、そういったところに流せる媒体、テープか番組つくったようなものでもあれば、刷り物というのは見るようで見なかったりすることが多いんで、実際に活動しているところを取り上げた番組みたいなものをつくって、ケーブルテレビ局じゃなくてもいいですけど、民放さんに流すとか、県民の番組の時間で流したりとか、やっぱり映像の方が結構親しみやすい、目にしやすいんじゃないかなという気がします。
 
○門脇委員関連しまして、今のNHKの5時版、6時版の「情報満開!しまネット」、1分30秒スポットなんですけどね、やはりNHKですと見る方が多いんです。これは金かからないですね。何回やっても対応してくれる。そういうところをスポットでもって活用するのも一つの方法ではないかと。
 さっき、ケーブルテレビの関係ありましたけど、内容によっては、10分ぐらいのやつがとれる方法もあるんですね。そうしますと、周知徹底できるんです。私は観光関係のことですが、13分時間もらってスピーチやらせてもらったことあるんです。非常に反応が大きくて、松江のPRになった点がございました。金をかけずにやる方法と思ってます。
 
○堀江委員今おっしゃるように、新聞等にたくさん刷って配るのも金もかかるし、テレビ、新聞をつかって大いに知らせるということが一番大事だと思います。
 3回か4回しかこの機会ないようですので、ちょっと、森林組合等の事業をやっておりまして、計画どおりに41年生の伐採はある程度面積がいったようですけど、実際に個々に当たっていきますと、10万円はなかなか至難な点がありまして、それ以上は個々で負担してくださいよと言いますと、個々の方が金を出してまでと言われまして、なかなかそこは難しい点があります。予算もありますし、しようがないと思いますけど、そういうことが実際にありすが、これはもうやらないけん、みんなある程度組合の方は認識しております。この10万円の上にかかる部分については個人負担してお願いしたいと。でも、なかなか難しい点がある。
 それと、やはり41年生では少し遅いですね。20年生ぐらいから段階的にやっていかないと、41年生でばさっとやったら、ことしのような豪雪になると、一緒に将棋倒しに折れていくとか、いろんな逆の障害が起きますので、やはり20年生ぐらいから計画的な間伐を取り入れていくいうようなことが必要です。
 島根の木を売る、島根で使うことは大いにいろんな部分で使われて、最近、中国の経済発展で中国の需要が伸びてきております。合板等も上がっておりますので、どんどん伸びている。一方で、日本材も中国へある程度輸出をやっておられますけど、やっぱり県として、中国の、あるいは住宅、商社、産業、そういうものをこちらへ呼んで、やはり島根の木を見せて、あるいは、こういうものに使われると、商売ですね、島根県と中国の商売、そういうことを県としてもやらないとけないが、こういうものを通じて、いろんな方が中国からも来られます、こっちからも行く。それを通じて、やはり売り込みをやる、使ってもらう、そういうようなことも大事だと思います。仁多から宮崎の方までトラックで持っていって、宮崎から輸出しておりますと、大変な経費がかかる。それでも、頑張っている人もおりますけど、やはりこういう機関と県の方で大いに動いて、大いに捨てずに使う、どうして使ってもらうか、そこあたりをもっと力を入れていかないといけないんじゃないかと思います。
 
○竹内管理監先ほどの41年生という話がございました。実際にもっと若い20年ぐらいの、最初の間伐ぐらいのときからやらないとけないという話でした。確かにそうだと思います。それで、ただ、この税を導入するときの御意見に、いわゆる既存にもそういう間伐の補助事業があるわけでして、本当に間伐が必要であるならば、そっちの予算をふやすべきではないのかと。新たに一般の市民の皆さんが500円まで出して、既存の事業と同じようなことを見るというのはどうかという意見もいただいたものですから、既存の事業にない41年生ということで今取り組んでいるところでございます。
 
○堀江委員実は、私、統計とっておりまして、島根県の林業予算が平成9年から17年度で50%落ちておりますね。なかなかそうおっしゃっても、難しい。
 
○竹内管理監トータル的には全部の要望にはなかなかこたえられないというのはもちろんありますから。
 
○山田委員私もPRのことになるんですけど、やっぱりNHKの放送だと、私、実家が埼玉なもので、母とか友達が島根県のふるさと案内人とか、そういった島根県のPRをテレビで見て、電話であんたこういうのがあるんだけどすごいねと言われたとき、えっ、知らないというのがありまして、県民へのPRはやっぱりNHKの方が民放さんももちろんいいんですけども、ちょっと見る方が多いのかなと思いました。よそからの反応を聞くと、いいんじゃないかなと思います。
 
○荒金委員今回の募集ってどうやってされたのかがちょっと見えなくて、せっかく出されるんなら、広いところでこういうことをやってるよということで必ず届けるべきなのかなという気がしました。僕がちょっと見落としてたかもしれませんが。
それに兼ね合わせて、12月の末締め切りで、2月3日から実施オーケーよとすると、この会議をやって、それで、採点してということになると、ちょっと短いかなと。どういう年間スケジュールなのかなというのがきょうのところで見えなかったので、実施される側にとっても県側にとっても、あるいは私らにとってもいいスパンで回っていくように御検討願えたらなという気がしてます。
 皆さん、現状として感じとられると思うけども、子供たちに将来、林業家になるかといったら、100人に聞いても一人もいないかもしれないというこの現実にどうなのかなと、つらいなというか。何かそんなお話なんかも何かで少しぐらい触れていけたらなと思ったりもしております。
 
○内藤公募事業の募集については、考えられる広報を使いながらやってはおります。テレビの県政情報番組とか山陰中央新報の県民だよりとか、プレスリリース、市町村にももちろん通知しております。商工会、林業関係団体、森林組合、森づくりをしておられるような団体をピックアップして送ったりとか、森林インストラクターという方もおられますけども、そういった方、森づくりプロデューサーとか、県庁でも他部局に話ししたり、ふれあい環境財団21などあらゆるところに広報しているつもりなんですけども、現実は県民の方が知られないというそのギャップも課題で、どうすればみんな知っていただけるんだろうかというか、PRを重要なテーマとして常に意識して取り組んでます。不十分とは思いますが、可能な範囲で公募をさせていただいています。
 公募事業のスケジュールについては、締め切りがあって、1カ月間の審査期間を置いて、一月後からの実施という形で募集をかけておりまして、審査期間は1カ月というような感じです。その間には応募団体とのヒアリングなどもあります。次の応募をかけるということになれば、8月の夏休みの取り組みが採択できるように、6月末ごろまでに応募を締め切って、7月中に審査して、8月の上旬からやっていただくというようなスケジュールになると思います。実施時期をおくらせてでも審査期間を広くとるのがいいのか、もっと募集を早めて、募集期間を短くしても、5月末で締め切って、2カ月審査して8月からやるのがいいか、その辺はバランスなんですけども、御意見伺いながら、御相談で決めたいと思います。
 
○鳥谷委員実は当会では、補助事業・講習会等の募集にあたっては、補助事業名で募集するのはなるべく避け、どんなことが出来るのか、どんな内容の講習会なのかということが解るような、名前を書き換えて募集することにしています。
 例えば、管理者研修会(補助事業名でありますが)で参加を呼びかけるのではなく、講師先生のテーマを引用して○○講習会と案内するなどしています。
 また、数年前に立ち上げ実施した、地場住宅関連産業の振興を目的とした島根県内住宅関連地場産業組合等交流事業の名称を、まずは地場資材・サービス等の良さを知ってもらう事が一番、との考えから「しまね住まいの学校」と称して資材・サービス等の情報をホームページでも発信し、今年3月18日には住宅を新築・リフォーム等を行おうとする消費者の方々にこびき屋さん、畳屋さん、左官さんなどを講師として、もじどおり学校を開催しました。
 住宅建設等にあたって、木材については昔は家を建てる時には一山を買い、その中で北側の木は住宅の北側の柱として使い、南側の木は住宅の南側の柱として使うなど、木材の育った状況をふまえた上で使用する、また、壁板などは木質を考え使用する場所に応じた厚さの板を使う、木材は息をしているから調湿・調温効果が働き、長持ちする・当該地に適した・快適な住宅が出来る。昔の人はこの事を考えながら木材を使用していたから田舎に行くと数百年も経過した家が存在する。木造住宅を建てる時は木材の生命を大切にしながら、育った環境等を配慮しながら使用することが大切であるし、そんな木材を育み育てることが大切であると、木材の有効な役割と、暗にそのような木材を育てるための森林の大切さ、保全の必要性を講義されました。
 反響は大きかったですね。ハウスメーカーが欧米風の住宅販売から、木造家屋の販売に力を注ぐようになって、木材の需要はまだまだ大きなものがあると思いました。
 話が飛躍してすいません。
 事業募集にあたって、県民の方にわかりやすく説明するため、森づくり・資源活用実践事業の名称で募集するのではなく、森を保全する取り組み・森を利用する取り組み(森林等の利用による街づくり・木の利用講座・森林都市交流)などの補助事業を募集しますと言うように、工夫が必要、そうすればどんなことに補助してもらえるのかが解るし、効果も大きいと思います。
 
○竹内管理監新たな税を導入して、皆さんに関心を持ってもらうというのが一つ重要な使命だと思ってまして、そこのとこが一番今、我々も悩んでるところなんで、アイデアをいろいろといただきながら、我々も考えてやっていきたいなと思います。
 
○堀江委員今、隣の方が間伐して、何で広葉樹を植えにゃいけんですかと聞かれたんですが、わからない方もおられると思います。これは一般の方はもっとわからん、ちょっと説明してあげて下さい。
 
○内藤必ず植えなさいということはしてないんですけども、結局、目指す姿というのが、針葉樹と広葉樹が入りまじったような山を目指して森づくりをしてまして、木を切れば光が入るので、そこから草が生えたり、広葉樹の種が飛んできて生えたりするから、それはそれでいいと思うんですけども、切っても十分に生えてこないような場所もあるんじゃないかと。そういうところは補助的な作業として木を植えることもやりましょうということです。そういう山が、結果的に公益的機能が高いと言うんですけども、水をたくさん蓄える山として機能が高く、それをこの水森税を投入して目指していく。単純な林が悪いということではないですけども、よりそういう山の方が県民の皆さんの水とか空気とか、災害防止とかに強い山だと。そういう面から広葉樹も植えるということをやっています。手入れされた人工林でそれなりに光が入っていればそれでいいんですけども、目指す姿をそういう形にしたので、広葉樹を植えていくということです。
 
○竹内管理監それでは、時間も参りましたので、ここらで議題の方は締めさせていただきたいと思います。
(以上)

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