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松江ゴールデンパールメロン研究会が設立されました

 3月21日に松江ゴールデンパールメロン研究会が設立されました。メンバーは生産に取り組む2社と販売に取り組む1社の合計3社です。

 

 松江市内では、令和元年度は1生産者と1販売者がゴールデンパールの生産、加工、販売に取り組みました。令和元年8月に東京で開催されたアグリフードEXPOに出展した効果もあり、令和2年度は新たに3社との取引が開始されると見込まれています。そこで、令和2年度からは生産者が1者増えることとなり、生産者が増えても高品質なメロンを安定して供給するため、また生産から販売まで意識してそれぞれが生業に取組むため、本研究会を発足する運びとなりました。

 

 設立総会では、生産者から「栽培が難しいメロンではあるが、A品だけでなくB品の行先まで確保されているならば、安心して取り組める」といった意見がありました。また、新しい加工品の試食をし、生産者が積極的に意見を述べる姿も見られました。

 松江ゴールデンパールメロン研究会では、令和2年度はハウスの環境制御データの共有による栽培技術の向上や、新規加工品の提案、開発に取り組む予定としています。
当普及部は、生産者の所得向上につながる品目に育つよう、支援していく所存です。

設立総会の様子

【設立総会の様子】

令和2年産良質米栽培研修会を開催

 松江管内では主要3品種(コシヒカリ、きぬむすめ、つや姫)の1等米比率を向上させるため、平成29年にくにびき稲作協議会、JA、松江農業普及部からなる「くにびき地区本部米品質向上対策委員会」を設立し、モデルほ場の設置や栽培管理に関する情報提供等を通して、良質米生産に取り組んでいます。しかし、1等米比率は低い状態が続いており、令和元年産も主要3品種全体で55.0%と低い結果となりました。そのため、品質低下の原因を学び、令和2年産へ活かしていくことを目的に、2月25日に令和2年産良質米栽培研修会を開催しました。

 JAと松江農業普及部からは、情報誌、稲作情報メール、広報車での情報提供とモデルほ場の設置状況およびその結果を紹介し、令和元年産の作柄を振り返りました。

 講演では、農業技術センター技術普及部野津課長から、良質米生産に向けた栽培管理についてお話をいただき、登熟期が高温で乳白粒や背白粒が発生し品質が低下しやすい状況が続いていることから、基本的な栽培管理を徹底することや、「きぬむすめ」や「つや姫」へ品種転換をする等、予防的に対策をとっていくことの必要性について共有しました。さらに、全農アグリウエスト(株)からは、鉄やケイ酸といった水田で不足しがちな成分が品質向上に重要なはたらきをする等、土づくりについて説明がありました。

 今後も松江農業普及部では、「売れる米づくり」に向けて、JAや生産者と協力しながら、品種転換と基本的な栽培管理の徹底をさらに進め、気象に負けない良質米生産に取り組んでいきます。

研修会

 【研修会の様子】

 



お問い合わせ先

東部農林水産振興センター

島根県東部農林水産振興センター 
  〒690-0011 島根県松江市東津田町1741-1
  TEL: 0852-32-5638/FAX: 0852-32-5643
  e-mail: tobu-noshin@pref.shimane.lg.jp

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  安来農業部(島根県安来市穂日島町303)
  松江家畜衛生部(島根県松江市東出雲町錦浜474-2)
  出雲家畜衛生部(島根県出雲市神西沖町918-4)
  雲南事務所(島根県雲南市木次町里方531-1)
  出雲事務所(島根県出雲市大津町1139)