農村基盤の整備
ほ場整備事業
現在、松江県土整備事務所管内において、松江市で4地区、安来市で4地区のほ場整備を実施しています。
ほ場整備とは、農業機械の大型化を進めるのに支障となっている小区画で不整型な農用地を大きく整形し直し、営農に必要な農道・用水路・排水路等を併せて整備します。
また、ほ場整備を行うことで、地域営農の中心となる農業経営体に農地利用を集中する「農地集積」を併せて実施することにより、土地の利用条件を向上させています。
さらに、経営規模の拡大にあたっては、農地が複数の場所に点在している場合、ほ場間の移動に費やす時間の増加や農業用機械の効率的な利用の妨げになる等、一連の実施に支障が生じるとともに、経営規模拡大によるスケールメリットを十分に活かせないため、面としてまとまった形での「団地化」、「農地集約」を進めていくことも重要です。
松江市でのほ場整備
松江市では、市街地から東に向かって中海北岸に広がる平坦な水田地帯をはじめ、市街地から西に向かって宍道湖北岸に広がる水田地帯において、県営ほ場整備を実施しており、現在は新庄地区、古曽志地区、大野地区、西長江地区の整備を進めています。
松江市の農業は水稲を中心として、飼料用米、WCS用稲及び加工用米等の水田農業に取り組み、花き類では海外への出荷が好調な特産品のボタン、国内で評価の高いトルコギキョウ、果樹では西条柿などにも取り組んでいます。
また、中海及び宍道湖は、西日本最大の湖沼面積を誇り、特異な汽水生態系を構成し、日本一の「ヤマトシジミ」の漁獲量をはじめ、水鳥類の越冬地として豊かな自然・景観を有するだけではなく、平成27年度には現存する天守が国宝してされた「松江城」等、歴史的な文化遺産が数多く存在することから、観光地としても人気のある地域です。
ほ場整備事業では、1,200m2(60m×20m)程度の狭小区画を10,000m2(100m×100m)程度の大区画化するとともに、大型営農機械に併せた農道の整備、用水路のパイプライン化、暗渠排水を兼ねた地下かんがいシステムなどを実施しています。
【松江市ほ場整備箇所位置図】
【新庄地区】(松江市新庄町)
地区面積:A=53.9ha
整備期間:平成30年度〜令和9年度(予定)
【古曽志地区】(松江市古曽志町)
地区面積:A=52.7ha
整備期間:令和2年度〜令和11年度(予定)
【大野地区】(松江市大野町)
地区面積:A=65.4ha
整備期間:令和3年度~令和13年度(予定)
【西長江地区】(松江市西長江町)
地区面積:A=26.4ha
整備期間:令和6年度~令和13年度(予定)
「新庄地区、古曽志地区、大野地区」に関するお問い合わせは
ほ場整備第一課0852-32-5653(直通)
「西長江地区」に関するお問い合わせは
ほ場整備第二課0852-32-5656(直通)
安来市のほ場整備
安来市では市街地から南に一級河川伯太川と飯梨川を遡った位置に広がる約800haの能義平野を中心として県営ほ場整備を実施しており、現在は宇賀荘第三地区、吉田地区、下山佐地区、飯梨地区の整備を進めています。
能義平野は県下でも有数の穀倉地帯であり、平野内では稲作のほかにも、ほ場整備を契機とした大規模(100ha規模)な大豆生産や、「安来節:どじょう掬い踊り」にちなんだドジョウの養殖が行われています。
また、世界に認められた日本一の庭園を持つ「足立美術館」をはじめ、水田への冬期湛水によりねぐらを確保したコハクチョウやマガンなどの越冬地となっていることから、観光地としても魅力のある地域です。
ほ場整備事業では、大正から昭和初期にかけて整場されていた1,200m2(60m×20m)程度の狭小区画を10,000m2(100m×100m)程度の大区画化するとともに、大型営農機械に併せた農道の整備、用水路のパイプライン化、暗渠排水を兼ねた地下かんがいシステムなどを実施しています。
【安来市ほ場整備箇所位置図】
【宇賀荘第三地区】(安来市宇賀荘町ほか)
地区面積:A=91.8ha
整備期間:平成29年度〜令和12年度(予定)
【吉田地区】(安来市上吉田町ほか)
地区面積:A=51.6ha
整備期間:平成29年度〜令和9年度(予定)
【下山佐地区】(安来市広瀬町)
地区面積:A=18.2ha
整備期間:令和元年度〜令和8年度(予定)
【飯梨地区】(安来市飯梨町ほか)
地区面積:A=202.1ha
整備期間:令和4年度〜令和19年度(予定)
その他のほ場整備について
島根県農林水産部の農村整備課の「しまねのほ場整備」に事例紹介があります。
「吉田地区」に関するお問い合わせは
ほ場整備第一課0852-32-5653(直通)
「宇賀荘第三地区、下山佐地区、飯梨地区」に関するお問い合わせは
ほ場整備第二課0852-32-5656(直通)
中山間地域総合整備事業
中山間地域農業農村総合整備事業は、農業生産性が低い中山間地域の農業と農村を総合的に整備する事業です。
ほ場整備や水路等の整備などの農業生産基盤と防火水槽や集落道等の農村生活基盤を一体的に整備します。
これにより、農業の効率化と農村の活性化を促進し、地域の持続的な発展を支援します。
【実施地区】
安来地区(安来市広瀬町・伯太町)
1.整備内容:農業用用排水施設整備5路線(2,070m)
ほ場整備12団地(62.3ha)
暗渠排水3団地(18.7ha)
集落防災安全施設整備4箇所(4基)
2.整備期間:令和3年度~令和9年度(予定)
3.位置図
4.整備状況
ほ場整備(畑日輪工区)
集落防災安全施設整備(赤屋・部張工区)
安来地区に関するお問い合わせは
農村整備課0852-32-5650(直通)
かんがい排水事業
農作物の栽培に必要な農業用水の安定的な供給と農作物の洪水被害の軽減や農地の排水不良解消を目的に農業用の用排水施設の新設や改修を行います。
(用水路、排水路、ダム、頭首工(堰)、揚水機場、排水機場等)
【実施地区】
東潟ノ内地区(松江市浜佐田町)
1.整備内容:排水機場1箇所
冷却水槽設置1式
冷却ポンプ等更新1式
原動機、冷却塔修繕1式
2.整備期間:令和6年度〜令和9年度(予定)
3.位置図
古江地区(松江市古志町ほか)
1.整備内容:揚水機場改修・更新3箇所
パイプライン更新10km
2.整備期間:令和7年度~令和14年度(予定)
3.位置図
老朽化したポンプ施設
老朽化した水管橋
東潟ノ内地区、古江地区に関するお問い合わせは
農村整備課0852-32-5650(直通)
お問い合わせ先
松江県土整備事務所
〒690-0011
松江市東津田町1741番地1
島根県松江合同庁舎
電話(0852)32-5719
ファックス(0852)32-5763
E-mail:matsue-kendo@pref.shimane.lg.jp