『アジサイ新品種「万華鏡」「美雲」の育成と普及』の取り組みに「近畿中国四国農業研究協議会賞普及・技術賞」が授与されました。

　2月7日、福山市で開催された近畿中国四国農業研究協議会総会において、『アジサイ新品種「万華鏡」「美雲」の育成と普及』の取り組みを通じて「農業の振興に寄与する進歩性、インパクト性、貢献性に優れた技術の開発と普及活動を行った」として当センターが表彰されました。

　新品種の栽培では既往品種とは異なる技術が必要であり、中でも「万華鏡」は、一般品種と比べて根の発達がやや劣る傾向にあり、特に鮮やかなピンクに発色させるための栽培管理が難しいという課題があります。

　これに対応するため、用土の調製や潅水管理などの技術開発に加え、普及組織がコーディネートした「現地検討会」等を通じて生産者と一体的なチーム活動を続け、栽培管理技術の高位平準化を図ってきたことが認められました。

　今後も生産者と関係機関が連携し、一体となって商品づくりに力を注ぎ、生産者の収益確保と生産量の拡大を支援する考えです

　写真１表彰式出席者（左端）

写真２賞状（左）と楯（右）

近畿中国四国農業研究協議会：近畿中国四国地域における農業関係の試験研究・普及・教育に携わる会員（個人及び団体）で構成されています。この表彰は、協議会の発展に優れた功績があった会員に対して「論文賞」、「普及・技術賞」として毎年各１件に授与されるものです。

　なお、「万華鏡」「美雲」は国内新品種コンテストにおいて、最高賞やこれに次ぐ賞を受賞するなど優れた形質が高く評価されています。

印刷用ページ：ＰＤＦファイル（６０９ＫＢ）

問い合せ先：技術普及部花き技術普及課（担当：中浜瞳・三上哲壯）TEL０８５３-２２-６７４１

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