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アレンジヒマワリの栽培方法

農業技術トピック「ときめき」No3472006.11.13発刊

シクラメン等鉢物生産の補完品目の一つとして、アレンジヒマワリの栽培方法を確立しました。アレンジヒマワリは栽培期間が短く、他の補完品目と組み合わせることで、ハウスの有効利用が図られ収益の向上が可能です。

 

 本県で生産されているシクラメンは市場評価も高く、花き振興品目の一つとなっています。しかし、近年は単価の低迷によって農家収益が減少傾向にあり、補完品目の導入が必要となっています。そこでその一つとして、既存設備を利用したアレンジヒマワリの栽培方法を検討しました。

 

 50穴セルトレイに栽培期間と草丈が短い品種を播種し、底面潅水と追肥により、フラワーアレンジやミニブーケに利用しやすい小柄な切り花を得ることが出来ました。また追肥濃度を変えることで草丈や花径を調節することが可能であり、用途に合わせたサイズの切り花を栽培することができます。

 

 この栽培方法は、既存の育苗棚・栽培棚を利用することで安価に導入することができます。また栽培期間が約50日と短いという利点があり、他の補完品目と組み合わせて施設の利用効率を高めることが可能です。

 

 今後、アレンジヒマワリの市場性などを検討していく必要があります。

 

表1追肥濃度が切り花に及ぼす影響

 

fig1-1fig1-2

図1アレンジ用切り花(左:500ppm区右:25ppm区)

 

fig2-1fig2-2fig2-3

図2追肥濃度がアレンジヒマワリの生育・開花に及ぼす影響(左:500ppm区中:100ppm区右:25ppm区)

 

 

 問い合せ先:栽培研究部花きグループ(担当:田中博一)

 TEL0853−22−6698E_mail:nougi@pref.shimane.lg.jp


お問い合わせ先

農業技術センター

島根県農業技術センター
〒693-0035 島根県出雲市芦渡町2440
 TEL:0853-22-6708 FAX:0853-21-8380
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