職場で親学!!事業
未来を担う子どもたちを健やかに育むためには、家庭だけでなく、地域全体で教育に取り組む必要があります。県では企業等と連携して家庭教育に関する学習活動の場を「職場」で設けることができるように、「親学プログラム」を使った出前講座を行っています。
親学プログラムは参加型学習の手法を取り入れ、職員同士が交流しながら「親としての役割」や「子どもとのかかわり方」について「互いに」「楽しく」「体験的に」学ぶことができます。プログラムは県が派遣する親学ファシリテーター(派遣のための経費は県が負担します)が進行します。子育て中の方もそうでない方も、子育てについて気軽に語り合う機会をもつことで、個人の不安や悩みの軽減・解消につながるとともに、職場における職員交流や世代間交流が進み、職場に対する安心感が生まれ、仕事に対する意欲も高まります。(講座の様子は下記の「取組の様子」に掲載しています。)
仕事の都合で学校や地域の研修会には参加しにくい方、社員の活力を高めたいとお考えの経営者のみなさん、ぜひ職場の研修会等で親学プログラムをご活用ください。
◆「親学プログラム」については、こちらをご覧ください。
28年度実施企業等
第1回:島根県児童入所施設協議会
第2回:松江市職員ユニオン女性部
第3回:公益社団法人島根県看護協会
取組の様子
- 島根県児童入所施設協議会(講座の様子)
実施プログラム:親学プログラム2「こんな時、わたしなら」
- 松江市職員ユニオン女性部(講座の様子)
実施プログラム:親学プログラム2「自分再発見!」
- 公益社団法人島根県看護協会(講座の様子)
実施プログラム:親学プログラム2「自分再発見!」・親学プログラム「もし、子どもが○○で育ったら」
参加者の感想
●島根県児童入所施設協議会
(参加者の感想)
・ワークショップでは、他の施設の人の考えを知るいい機会となった。今回の研修を通して成長した部分があったのではないか
と感じた。
(研修担当者の感想)
・短時間の中ワークショップ形式に参加者が馴染めるか不安があったが、大変盛りあがりとても楽しく印象深い研修会となった。
この研修会により、職員の立場と子どもとの関わりについて各自が振り返り、新たな気づきを得る機会となった。
●松江市職員ユニオン女性部
(参加者の感想)
・色んな方と話せて、自分の短所を長所に代えることができるなと思った。参加型だったので楽しくできた。
・長所と短所は裏返しということで、意外な言いかえがあり面白かった。子どもの短所も見方を変えて、おおらかに子育てし
たい。
・自分だけでなく、相手の短所と思えるところも見方ひとつでプラスに見え、それがより良い方向へとまわると気づいた。
(研修担当者の感想)
・職場でのコミュニケーションづくりという観点から「親学プログラム」を実施した。今後の職場生活での波及効果を期待できる
ように感じた。
●公益社団法人島根県看護協会
(参加者の感想)
・ワークシートを使ったグループワークで、自分の考えを話したり、他の人の考えを聞いたりすることで、様々な考えがあること
が分かり新たな気づきとなった。
・ワークシートで自分の子育てを振り返り、反省することがあった。
・人と話したり一緒に悩んだりすることで元気になれた。とても自分自身が盛り上がった。
・子育てを終えた者と子育て中の者が意見を交わせることがよかった。
(研修担当者の感想)
・職場の違う職員同士でコミュニケーションをとることができ、様々な交流ができたように思われる。
・職員一人一人が研修で学んだことを活かし、お互いの信頼感が生まれ、よりよい職場環境づくりや人権尊重の視点に立った業務
の遂行に努めることを期待する。
27年度実施企業等
第1回:株式会社長岡塗装店
第2回:アサヒ工業株式会社
第3回:株式会社ワコムアイティ
第4回:島根県健康福祉部青少年家庭課
第5回:松江少年鑑別所
取組の様子
- 株式会社長岡塗装店(講座の様子)
実施プログラム:親学プログラム「聞く耳ってどんな耳」「子どもに伝えるのって難しい」「子どもに示したい大人のふるまい」
- アサヒ工業株式会社(講座の様子)
実施プログラム:親学プログラム「聞く耳ってどんな耳?」「子どもに伝えるのって難しい」
- 株式会社ワコムアイティ(講座の様子)
実施プログラム:親学プログラム「聞く耳ってどんな耳?」「子どもに伝えるのって難しい」
◆山陰中央テレビ県政情報番組「もっと×もっとしまね」で放送されました。(放送日:平成27年9月2日)
- 島根県健康福祉部青少年家庭課(講座の様子)
実施プログラム:親学プログラム「私のほめ方・しかり方」
- 松江少年鑑別所(講座の様子)
実施プログラム:親学プログラム2「子どもの笑顔と未来のために」
参加者の感想
- 楽しく学びながら、親として子どもとの接し方を改めて考えさせられた。親の立場でなくとも、日頃の社会生活に照らし合わせることのできる内容だったと思う。社員同士のコミュニケーションを深める機会として活用できるのではないかと感じた。
- 「親学」ということで、どのような話をするのだろうと思っていたが、他人とのコミュニケーションの取り方、話し方、聞き方、家庭でも子どもとの会話をもっと大事にしていこうと思った。
- 伝えることの大切さと難しさを改めて感じることができた。楽しい雰囲気の中で学ぶことができてよかった。
- 親役を演じてみて、もっと子どもの話を聞かないといけないと思った。子どもの話を聞くことが、ほめることにも繋がる気がした。
- 自分の考え方(ほめ方、しかり方に関する)を確認できた。また、人の意見も聞くことができて参考になった。緊張せずに楽しく参加できて、有意義であったと思う。
- 堅苦しくなく、気楽に参加できた。我が子にはついきつくあたりがちなので、気を付けたい。ほかの人の信条のようなものにも、触れられて良かった。
- 同僚同士で気持ちや考えを聞いたり、話したりすることで、学ぶことができてとてもよかった。人が考えを持ち寄ることで、幅広い考えが出てくるということが実感できた。
お問い合わせ先
社会教育課
〒690-8502 島根県松江市殿町1番地(県庁分庁舎) 島根県教育庁社会教育課 TEL 0852-22-5427 FAX 0852-22-6218 Mail shakaikyoiku@pref.shimane.lg.jp