2019年大万木山サンカヨウ観察と草峠縦走開催しました
講座レポート
遅くなりましたが、5月に開催したふれあい講座「大万木山サンカヨウ観察と草峠縦走」の様子をご紹介します。
今年はサンカヨウの開花が例年並みの時期で、連休後の土日はサンカヨウの花をみにいらっしゃる方が多かったようです。
滝見コース登山口の門坂駐車場は、10台程でいっぱいになり、マイクロバスをまわせるスペースがないため、参加者の皆さまには400m手前の分岐から駐車場まで歩いていただきました。


花の時期は、駐車場入口付近も車が停められていることが多いです。

門坂駐車場から滝見コースの階段を上っていきます。新緑が盛りでした。
ユウシュンランが咲いていました。小さくて見過ごしやすく、同じ時期に歩いていてもなかなかみつからない年もあるのですが、今年はみることができました。

はじめて大万木山に登られる方もいらっしゃいましたので、権現滝に寄りました。

ここにも種が流れたのかわかりませんが、花の終わったサンカヨウがあり、皆さんの注目を浴びていました。

権現滝へ下りる小道の脇に、ラショウモンカズラが咲いていました。
変わった花名ですが、横からみた花姿を「羅生門」で渡辺綱が切り落とした鬼の腕に見立ててついた名前のようです。

今回は、登山道沿いで熱心に色々と観察される方もいらっしゃり、途中の休憩ポイントではオトシブミのゆりかごがたくさん落ちていました。このゆりかごには卵がうみつけられているのですが、体長1センチにも満たないオトシブミが、こんなに綺麗に葉を巻くことができるのは不思議ですね。

登山口から1時間程で、標高約1000mの地蔵尊展望台につき、さらにジグザグと上っていくとゆるやかな尾根のブナ林に出ます。

このゆるやかな尾根に出たところは休憩ポイントです。

山頂近くなり水場を過ぎたところから、登山道の両側にサンカヨウの自生地がひろがっています。

ちょうど、花が全開になったものも多く、皆さん熱心に撮影されていました。


下りは草峠縦走路を歩き大階段下駐車場へ下山しました。

満開のムシカリの花

ウスギヨウラク

イワカガミ
帰りに山野草園内に寄り、ヤマシャクヤクもご覧いただきました。ヤマシャクヤクはちょうどこの週末頃までだったようです。

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