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3.きゅうり

(3)原因が明らかでないもの

 症状名:原因不明

作物・品種きゅうり・ンャーブ1(台木:キング輝虎)
作型半促成
撮影年次・場所平成5年・出雲市
撮影者伊藤淳次、引野千嘉志
発生経過障害の発生は収穫開始時期より見られた。葉脈に沿って黄褐色の斑点を生じ、その部分が拡大した。
 マンガン過剰症のような毛茸の褐変は見られなかった。この症状は下位〜中位の主枝に発生し全般に草勢が落ちた。
対応した内容及びその後の経過
作物体の無機成分濃度についてはマンガン及び亜鉛の濃度がやや高かったものの、過剰症が発生するほどでもなく、また症状も異なっ
 た。その他の成分については異常は認められなかった。
養分の過不足による障害とは考えにくかったが、pHが低く、加里濃度がかなり高いので、石灰質資材を施用しpHを矯正し、加里肥料を
 当面減らすことにした。
その他本症状は、高知県、兵庫県、宮崎県などで発生が報告されている葉脈褐変症に類似している。

もうじに褐変はない


資料:「野菜生育障害・病害虫現地診断の手引き」島根県農林水産部、1997年3月


 


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〒693-0035 島根県出雲市芦渡町2440
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