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2.高品質安定多収技術

(3)着果管理

a.果実の生長

果実の生長

かき栽培では、商品となる果実を生産することが第一の目的である。そこで、‘西条’の果実生長の季節変化をみたのが図3-16である。生体重は全体として、二重のS字曲線を描いて増加し、6月上旬から7月上旬までは緩やかに、7月下旬から成熟期までは急激に増加する。
乾物率は開花期が最も低いが、落花終了後から急激に増加し、6月中旬が最も高くなり、その後10月上旬まで徐々に低下し、成熟期に再び増加する。乾物重は生体重と同様に二重のS字曲線を描いて増加するが、特に、成熟直前の9月下旬から10月下旬の増加が著しい。
‘西条’の開花期から成熟期までは140日程度であり、3tの果実を生産するためには、乾物率を18%とすると、540kgの乾物を必要とするから、1日当たりでは、3.9kgの乾物を分配する必要がある。特に、成熟直前には乾物要求量が高く、それまでより多く乾物が必要となると考えられる。



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