• 背景色 
  • 文字サイズ 

慢性疾病・医療的ケアのあるお子さんのためのガイド

医療サービス

入院・通院

生後すぐに医療的ケアが必要であることが分かった場合、集中治療・処置を受け、退院後在宅での療養生活を開始することとなります。

新生児期は新生児集中治療室(NICU)、状態が安定してきたら新生児回復室(GCU)や総合病院の小児科、神経小児科、脳神経外科などで入院・外来による治療を受けるのが一般的です。

 〇新生児集中治療室(NICU)とは?

 集中管理の必要性がある新生児が保育器の中で必要な処置・治療を受けます。

 〇新生児回復室(GCU)とは?

 新生児集中治療室(NICU)の治療で、保育器の中で過ごす必要がなくなった乳児が必要な処置・治療を受けます。

 

在宅医療

在宅医療は、通院や入院ではなく、自宅などの生活の場において、医師や訪問看護師が訪問して診療や医療処置、健康管理を行ったり、必要に応じて各専門職による薬の処方やリハビリなどを受けることをいいます。

普段の訪問診療はかかりつけ医が医療を提供し、入院や専門的な検査が必要となったときには状態に合った病院が連携して対応します。

訪問看護師は医師の指示に基づき点滴や注射、痰の吸引などの医療処置、健康状態の評価、医療機器の管理などを行います。

 

病院を退院する前には、まずは病院の主治医や医療相談室などのソーシャルワーカーに相談します。

ソーシャルワーカーは在宅医療に関する相談を受け付けていますので、自宅ではどんな医療や福祉のサービスを利用するのかなど、心配なことはしっかり相談しましょう。ソーシャルワーカーは必要に応じて、市町村、保健所の担当保健師や障がい福祉の相談担当などの関係機関との連携・調整を行います。

 

訪問看護・リハビリテーション

医師の指示のもとで看護師が訪問し、お子さんに対応する看護ケア(※)を行います。育児相談やご両親の不安等のご家族の相談にも応じます。

また、医師が必要と認めた場合は、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが訪問しリハビリテーションを行います。

※看護ケア・・・病状の観察・人工呼吸器の管理・在宅酸素・経管栄養・吸入・吸引などの医療的ケア、清潔ケア、摘便・授乳介助などの日常生活の援助、リハビリ指導など。

 

対象者:医師が必要と認め、訪問看護指示書を交付された方

相談先:主治医(かかりつけ医)に相談しましょう。

 病院のソーシャルワーカーや市町村、保健所の保健師も相談をお受けしています。

 

医療的ケア児等医療情報共有システム(MEIS)

MEISとは、MedicalEmergencyInformationShareの略称で、医療的ケアが必要な児童等が、救急時や予想外の災害、事故に遭遇した際に、全国の医師・医療機関が迅速に必要な患者情報を共有できるシステムです。

本人やご家族等が、医療等に関する情報をお手元のスマートフォンやパソコンで入力して、データベース化することで、もしも外出先で救急搬送された場合は、救急隊員や搬送先の医療機関が情報を閲覧できるようになります。

利用に際しては、主治医に利用希望を伝え、申込書に主治医情報を記入してもらった上で、MEIS運用事務局へ申請が必要です。

 

MEISの詳しい内容や申込方法については、以下のリンク先をご確認ください。

医療的ケア児等医療情報システムについて(外部サイト:厚生労働省ホームページ)

 

 

お問い合わせ先

健康推進課

〒690-8501 島根県松江市殿町1番地(事務所は松江市殿町2番地 島根県庁第2分庁舎3階にあります)

・難病支援グループ(指定難病、小児慢性特定疾病など)0852-22-5267

・子育て包括支援スタッフ(母子保健、不妊治療費助成など)0852-22-6130

FAX 0852-22-6328

Eメール kenkosuishin@pref.shimane.lg.jp

障がい福祉課

〒690-8501 690-8501 島根県松江市殿町2番地(第二分庁舎1階)

TEL 0852-22-6526

FAX 0852-22-6687

Eメール syougai@pref.shimane.lg.jp