ヒラメに寄生するクドア(寄生虫)による食中毒に注意!
平成31年4月、益田管内でヒラメの刺身による食中毒が発生しました。
原因はクドア・セプテンプンクタータという寄生虫で、食後数時間程度で嘔吐や下痢などの症状を引き起こします。
クドア・セプテンプンクタータを原因とする有症事例は平成23年から食中毒として取り扱われています。
島根県内ではこれまで、クドア・セプテンプンクタータを原因とする食中毒が9件発生しています。(平成31年4月現在)
クドア・セプテンプンクタータとは?
クドア・セプテンプンクタータは、ヒラメの筋肉に寄生する粘液胞子虫(寄生虫)です。多毛類(ゴカイ)を介して魚に感染すると考えられており、ヒトには寄生しないといわれています。
厚生労働省ホームページより
症状は?
潜伏期間:クドアが寄生したヒラメを喫食後、数時間で発症します。
症状:一過性の嘔吐や下痢等を呈しますが、症状は軽度で、多くの場合発症後24時間以内に回復し、後遺症もないと報告されています。
予防方法は?
冷凍または加熱により病原性が失われるため、食中毒を防止することができます。
●冷凍:-20℃で4時間以上
●加熱:中心温度75℃で5分以上
詳しくはこちらをご覧下さい。
○厚生労働省ホームページ
○農林水産省ホームページ
「ヒラメを介したクドアの一種による食中毒Q&A」(外部サイト)
お問い合わせ先
益田保健所
〒698-0007 島根県益田市昭和町13-1 TEL0856-31-9535(夜間・休日0856-31-9500) FAX0856-31-9568 masuda-hc@pref.shimane.lg.jp