ムシロガイ科キンシバイ(巻貝)は食べないで!!

 平成27年11月に、長崎県でムシロガイ科キンシバイ(巻貝)による食中毒が発生しました。

 この貝は、体内にフグ毒と同じ毒(テトロドトキシン)を蓄積することが知られており、食べることは大変危険ですので、絶対にやめましょう。

 

 

キンシバイとは?

○形態的特徴:殻は平滑で、濃淡のある淡褐色の地に10本前後の褐色の糸状彩をめぐらす。

○大きさ:3cmから4cmくらい

○見つかる場所:本州中部以南の潮間帯(潮が引くと陸のようになる場所)から水深20mの泥っぽい砂地

 

【参考:厚生労働省ホームページ】

「巻貝(キンシバイ)による食中毒について(注意喚起)」(外部サイト)

「自然毒のリスクプロファイル」(外部サイト)

 

 

テトロドトキシンとは?

○口に入ると、20分から3時間程度の短時間でしびれや麻痺症状を引き起こします。

○麻痺症状は、唇から手足、全身に広がり、重症の場合は呼吸困難で死亡することがあります。

○フグの肝臓や卵巣などの内臓(種類によっては皮や筋肉)にも含まれています。

○加熱しても冷凍しても毒性は失われません。

 

【関連ページ】

「フグ食中毒に注意」

 

 

食中毒の予防方法

○キンシバイを食べないことが食中毒の予防になります。

○貝の筋肉や内臓が有毒部位となっているため、有毒部位だけを取り除いて食べることは困難です。

○毒(テトロドトキシン)は、冷凍しても加熱しても毒性がなくならないため、火を通して食べたりすることも大変危険です。

 

 

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