急性の脳症を疑う事例の原因が究明されるまでの間、念のため、腎機能の低下していない人も含めた一般の方も、スギヒラタケを食べることは控えるようにしてください。
平成16年9月以降、新潟県、山形県及び秋田県等において、原因が不明な急性の脳症を疑う事例が発生しております。
急性の脳症を発症した人は、腎臓の病気などにより、その機能の低下がみられるとともに、スギヒラタケを食べていることがわかっています。
当初、腎機能障害のある人が、スギヒラタケを食べた後、原因不明の急性脳炎・脳症になる事例が相次いで発生しているということでしたが、その後、新潟県で、腎機能障害の有無が不明である人の死亡例が判明しました。
つきましては、急性の脳症を疑う事例の原因が究明されるまでの間、念のため、腎機能の低下していない人も含めた一般の方も、スギヒラタケを食べることは控えるようにしてください。
スギの切り株に発生したスギヒラタケ
(国立感染症研究所感染症情報センター)
急性脳炎、急性脳症疑い症例の発生においては、医療機関及び臨床検査所、必要に応じた地方衛生研究所等で通常実施可能な検査を行い、可能な限り微生物学的検索を実施することが基本ですが、未施行の検査を将来実施することを想定し、下記のように十分な臨床検体を保存しておくことが重要です。
死亡症例の剖検が行われた場合には、剖検の担当病理医による総合的な病理学的診断が基本となりますが、感染症の検索も重要であると考えられます。感染症の検索においては、下記の点が重要と思われますが、その実施に関しては国立感染症研究所感染病理部が協力可能です。
薬事衛生課
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