• 背景色 
  • 文字サイズ 

野生きのこ観察会(センター設立20周年記念事業)が開催されました

平成301019日(金)曇り

 

 

秋本番、本格的なきのこ狩りシーズンになりました。きのこの魅力を感じるチャンスです。

 

1014日(日)、野生きのこを観察し、美味しく頂き、特徴を学ぶイベントが開催されました。

 

これは、NPO法人もりふれ倶楽部が毎年開催される里山自然塾「秋の里山でキノコ狩り」と、

当センター設立20周年記念事業「リレーイベント」とのコラボ企画です。

924日のリレーイベントに続く、野生きのこシリーズ第2弾です928日掲載コラム)

 

一般参加者とスタッフの計47名が、県立ふるさと森林公園(松江市)できのこを探しました。

※注きのこや植物などを採取するには許可が必要です。

 

写真1

探したり、採ったり、年齢に関係なく皆さんハマってます

 

 

途中、スタッフが探し方や、見つけたきのこの特徴を説明しました。

 

写真2

当センターの宮崎が、きのこと樹木の関係を説明

 

写真3

一番たくさん採った小学生

 

 

 

採ったきのこは学習展示館へ持ちかえり、スタッフが鑑定しました。

結果は、計74種、食べられるきのこは12種、毒きのこは25種でした。

 

写真4

スタッフの説明を受けてきのこの名前を調べる参加者

 

写真5

食べられるきのこが採れてよかったです

 

 

 

後半は、きのこを学ぶコーナーです。

テーマは、きのこ観察をする時の正しい知識、覚えておきたい食用きのこと毒きのこ、

多様なきのこを見ることができる豊かな森を守ること、私たちはその恩恵を受けていること、など。

 

写真6

当センターの宮崎が、絵と写真で説明

 

 

最後に、学んだことをふりかえりました。

要約すると、

「生態系の中では分解者として働き、他の生物と密接な関りを持っている」

「樹木と共生して健全な森林を形成し、分解者として森林環境を維持している」

「食毒だけが評価ポイントではなく、自然界での役割など様々な視点で観察すべき」

 

自然を満喫しながら、きのこを通して地域資源と環境を考える格好の機会となりました。

 

 

***きのこ・特用林産科冨川、宮崎***

 

 

前回のコラム

 


お問い合わせ先

中山間地域研究センター

島根県中山間地域研究センター
〒690-3405 島根県飯石郡飯南町上来島1207
TEL:0854-76-2025 FAX:0854-76-3758
Mail:chusankan@pref.shimane.lg.jp