島根県人権啓発推進センター広報誌「りっぷる」13号
2012年3月発行、島根県人権啓発推進センター
「りっぷる」は英語で「さざなみ」という意味を持っています。
この広報誌によって人を大切にする心や思いやりの輪が、さざなみのように広がってみんなの心に届くように願っています。
■内容
・特集:「同和問題と出会って」松江市立福原会館、見崎裕子さん
・東日本大震災ボランティアレポート~一人ももらさない綱の目~大田市太田明夫さん
・「人権問題に関する県民意識調査」の結果〈同和問題〉
・人権啓発・研修おすすめDVD紹介
・島根スサノオマジックと連携・協力した人権啓発活動
■2ページ目特集
同和問題と出会って
松江市立福原会館、見崎裕子さん
同和問題を全く知らない私が、結婚して同和地区に住むことになったのは27年前のことです。何も知らないということで、マイナスのイメージも持っていなかった私は、気軽に声をかけ、優しくしてくださる地区の皆さんに、「ここの人は接しやすく、優しい人が多いところだな」と思ったのが第一印象でした。
そう思っていたのですが、毎日そこで生活をしていくうちに色々な事が見えてきたり、周辺地域の人から聞いた一方的な話に惑わされ、地区の人たちに偏見を持ったり、間違った見方や考え方をするようになってしまいました。
また、同和問題は私にはあまり関係ないことだとも思っていました。
平成8年に隣保館職員となり、一から同和問題を学びました。職員として地区の方たちと関わっていく中で、いろいろな話を聞かせていただき、たくさんの事を教えてもらいました。私の同和問題の捉え方は間違っており、私自身差別者だったということを思い知らされました。
地区の方たちの差別の体験を聞かせてもらい、何も知らないことが差別につながることを学び、また、体験を聞けば聞くほど部落差別に対して怒りや憤りを感じるようになりました。そこから少しずつ私の考え方が変わっていきました。
また、私には二人の娘がいますが、その立場を思う時、先の人生、そこでずっと生きていく自分というものを考えた時、同和問題はひとごとからわがことになり、本気で同和問題と向き合うようになりました。でも、その時はまだわが子に伝えるということなど考えてもいませんでした。
そんな時、娘が「あなたの地区は恐いところ」と言われる出来事がありました。まだ残る差別の現実を知り、ショックを受けました。そのことをきっかけに子どもの立場の自覚について考えざるをえなくなりました。同僚や地区の保護者に相談すると、みな同じ悩みを持っているということがわかりました。また、子どもたちの未来のために、きちんと立場を告げ、差別に負けない強い人間に育てたいと思っていることもわかりました。
そう思いながらも、その時の保護者はどうしていいかわからず自信がないという保護者ばかりでした。同和問題学習の必要性を感じ、保護者の勉強会を始めました。まず親が学び、共通の認識を持つことが大切であると思いました。子どもたちが通っている学校の先生方にもこの思いを伝え、一緒に学び考えてもらいました。
そして1998年10月、わが子へ伝えることを目的とした、「蛍の会」を立ち上げました。
この「蛍の会」で保護者同士、先生と保護者の人間関係が深まり、何でも言い合える、とてもいい関係が出来ました。また、会を重ねるごとに保護者は自分をさらけ出すことで強くなっていきました。そのうち、みんながそれぞれわが子へ伝えることができました。私も娘に伝えました。みんながひとつになって取り組んできた「蛍の会」はとても大きな成果があったと思っています。
もうひとつ成果があったことがあります。私の二人の娘は付き合っている相手(一人は結婚しましたが)に自分のことをきちんと伝えることができたことです。
このことを通してふたりの娘は立場を告げたことを前向きに受け止め、そのことときちんと向き合ってくれたのだと、とてもうれしく思いました。また、悩みながらでも私が同和問題解決のために一生懸命やってきたことは間違っていなかったのだと思うと同時に、私の姿を見てくれていたのだと思い、本当に頑張ってよかったと思っています。
私は同和地区外と同和地区と両方で生活してきたわけですが、見る立場が違うと気づきも違うということがわかりました。このようなことは日常生活の中でも、たくさんあるのではないでしょうか。自分だけの考えだけで判断しないで、いろいろな人たちの声に耳を傾け、さまざまな立場、視点から考えていくことが大切だと思います。私は、同和地区に住み、同和問題と向き合いながら生活してきましたが、自分の生き方と向き合ってきたようにも思います。同和問題と向き合えたから私の生き方が変わってきたのだと考えています。思いやりや人権の大切さを強く感じとれたのも差別される側に立ったときで、同和地区で生活したからこそわかったことだと思います。同和問題と出会わなければ私はずっと差別をする人間のままだったかもしれません。
また、同和問題と出会ったことで、本当にたくさんの方たちに出会うことができ、同じ思いを持ったたくさんの仲間ができました。それが今、私の財産になっています。
そして、差別の現実から学んだ貴重な体験を多くの人に伝え、一日も早く同和問題をはじめとするあらゆる差別の解消に向けて、これからも活動を続けていきたいと思っています。
■4ページ目県民意識調査の結果〈同和問題〉
島根県では、今後の人権施策を進めていく上での参考にさせていただくため、平成23年9月に、様々な人権課題についての「人権問題に関する県民意識調査」を実施しました。
そのなかの、同和問題についての調査結果です。
満20歳以上の県内在住者2千人郵送方式によるアンケート
回収数1,061回収率53.1%
1同和問題の認知経路
同和問題について初めて知ったのは、どのようなきっかけでしたか。(選択は1つ)
※平成16年調査では、『同和問題について知った時期』を聞く質問の付問であったため、「知っている」と答えた1,563人が総数となっている。
今回調査1,061人対象
平成16年調査1,563人対象
学校の授業で教わった
今回調査29.6%
平成16年調査21.0%
家族、親せきの人から聞いた
今回調査23.7%
平成16年調査27.8%
講演会、研究会などで聞いた
今回調査8.4%
平成16年調査9.3%
職場の人から聞いた
今回調査5.7%
平成16年調査9.3%
テレビ、映画、新聞、本、インターネットなどで知った
今回調査5.2%
平成16年調査8.3%
県・市町村の広報誌などで読んだ
今回調査5.2%
平成16年調査8.3%
学校の友達から聞いた
今回調査2.9%
平成16年調査5.4%
近所の人から聞いた
今回調査2.4%
平成16年調査5.2%
その他
今回調査1.7%
平成16年調査0.6%
覚えていない
今回調査4.9%
平成16年調査7.0%
同和問題のことは知らない
今回調査5.2%
平成16年調査0%
無回答
今回調査7.2%
平成16年調査7.5%
2同和問題の原因や背景
同和問題が残っている原因や背景は、何だと思いますか。(選択は3つまで)
※平成16年調査では、『同和問題について知った時期』を聞く質問の付問であったため、「知っている」と答えた1,563人が総数となっている。
今回調査1,061人対象
平成16年調査1,563人対象
社会全体に残る偏見・差別意識
今回調査55.0%
平成16年調査53.9%
地域の人から伝えられる偏見・差別意識
今回調査44.9%
平成16年調査52.8%
家族、親せきから伝えられる偏見・差別意識
今回調査32.0%
平成16年調査37.6%
個人の理解不足
今回調査26.3%
平成16年調査24.5%
学校での人権・同和教育が十分でないこと
今回調査12.3%
平成16年調査12.8%
行政の人権・同和問題の啓発が十分でないこと
今回調査9.7%
平成16年調査11.9%
職場などで伝えられる偏見・差別意識
今回調査6.4%
平成16年調査10.0%
インターネットなどで伝えられる偏見・差別意識
今回調査3.5%
平成16年調査1.3%
その他
今回調査3.4%
平成16年調査2.8%
わからない
今回調査9.9%
平成16年調査4.8%
無回答
今回調査3.0%
平成16年調査7.9%
3子どもの同和地区出身者との結婚
仮に、あなたのお子さんが同和地区の人と知り合い、結婚しようとしたとき、あなたはどうしますか。(選択は1つ)
アンケート回収数1,061人対象
子どもの意思を尊重する58.7%
親としては反対するが、子どもの意思が強ければ結婚を認める28.8%
家族の者や親せきの反対があれば、結婚を認めない5.7%
絶対に結婚を認めない2.2%
無回答4.5%
4同和地区出身者との結婚
仮に、あなたが同和地区の人と知り合い、結婚しようとしたとき、親や親せきから強い反対を受けた場合、あなたはどうしますか。(選択は1つ)
アンケート回収数1,061人対象
自分の意思を貫いて結婚する27.2%
親の説得に全力を尽くした後に、自分の意思を貫いて結婚する47.8%
家族の者や親せきの反対があれば、結婚しない13.5%
結婚をあきらめる5.4%
無回答6.1%
■5ページ目県民意識調査の結果〈同和問題〉の続き
5同和問題に関する人権上の問題
同和問題について、現在、どのような人権上の問題が起きていると思いますか。(選択はいくつでも)
今回調査1,061人対象
平成16年調査1,563人対象
結婚問題で周囲が反対すること
今回調査59.5%
平成16年調査63.9%
身元調査をすること
今回調査40.3%
平成16年調査45.0%
差別的な言動をすること
今回調査27.3%
平成16年調査24.4%
就職・職場で不当な扱いをすること
今回調査22.8%
平成16年調査21.9%
インターネットを利用して、差別的な情報を掲載すること
今回調査10.1%
平成16年調査6.1%
差別的な落書きをすること
今回調査6.5%
平成16年調査7.2%
その他
今回調査1.5%
平成16年調査0.6%
特に問題だと思うことはない
今回調査8.3%
平成16年調査8.4%
わからない
今回調査19.2%
平成16年調査10.0%
無回答
今回調査2.9%
平成16年調査7.6%
6同和問題の解決に対する考え
同和問題の解決に対するあなたの考えはどうですか。(選択は1つ)
今回調査1,061人対象
平成16年調査1,563人対象
同和地区以外の人には直接関係のない問題だと思う
今回調査3.4%
平成16年調査2.2%
自分ではどうしようもない問題だから、成り行きにまかせるより仕方ないと思う
今回調査13.6%
平成16年調査15.3%
自分ではどうしようもない問題であり、誰か然るべき人が解決してくれると思う
今回調査5.6%
平成16年調査6.7%
基本的人権に関わる問題だから、自分も市民の一人として、この問題の解決に努力すべきだと思う
今回調査45.7%
平成16年調査49.3%
よく考えていない
今回調査25.7%
平成16年調査18.1%
無回答
今回調査6.0%
平成16年調査8.5%
7同和問題の解決に必要なこと
同和問題を解決するためには、どうしたらよいと思いますか。(選択は3つまで)
今回調査1,061人対象
平成16年調査1,563人対象
差別をなくし人権を大切にする教育や啓発・広報を積極的に進める
今回調査41.8%
平成16年調査49.7%
平成16年調査では、「同和問題を解決するための教育・啓発活動を推進する(49.7%)」となっている。
同和問題のことなど口に出さないで、そっとしておけば、そのうち差別は自然になくなる
今回調査23.4%
平成16年調査調査項目になし
同和地区の人が、一定の地区(同和地区)にかたまって生活しないで、分散して住むようにする
今回調査18.3%
平成16年調査調査項目になし
同和問題に関する人権相談体制を充実させる
今回調査15.7%
平成16年調査26.0%
平成16年度調査では、「同和問題にかかる人権相談所や電話相談所を充実する(26.0%)」となっている。
同和地区内外の交流を進める
今回調査15.4%
平成16年調査調査項目になし
同和地区の人自身が、差別に負けないで、行政や同和地区以外の人に積極的に働きかけていく
今回調査14.1%
平成16年調査調査項目になし
差別をしたり、差別を営利目的などに使う人を、法律で処罰する
今回調査13.7%
平成16年調査調査項目になし
同和地区の人たちの生活の安定や教育・文化の向上をはかり、生活力を高める
今回調査11.7%
平成16年調査調査項目になし
同和地区の住宅環境や生活環境を整備・改善する
今回調査9.3%
平成16年調査調査項目になし
どのようにしても差別はなくならないと思う
今回調査7.9%
平成16年調査調査項目になし
その他
今回調査3.8%
平成16年調査4.3%
わからない
今回調査14.2%
平成16年調査調査項目になし
無回答
今回調査3.8%
平成16年調査10.3%
同和問題はまだまだ解決されたとは言い難く
一人ひとりが自分自身のこととして考え、
解決に向けて取り組んでいくことが大切です。
■6ページ目東北被災地レポート一人ももらさない網の目
大田市太田明夫さん
(大田市太田明夫さんの写真掲載)
大震災・大津波発生後、4月上旬の宮城、下旬の岩手と2度、被災地での活動に参加した。前者は日本赤十字の、後者は岩手県内の被災障がい者支援に徹したものであった。ここでは、紙面も限られているため、被災地で出合ったいくつかの出来事から、二つだけ紹介するにとどめる。
「福祉避難所」は弱者を救う?テレビ画面の裏側で
車いす生活のKさんの要請で、買い物支援に行った。家のすぐしたまで津波が押し寄せたという彼女は、兄に背負われていったん避難所に逃げた。だが、そこに障がい者の居場所はなく、「あなたがいると迷惑」「あなたの来るところじゃない」とまで言われ、悔しい思いで自宅に帰っていた。こんな体になった自分が悪いんだとあきらめて。死にたいとさえ思いながら。
その後、彼女は地元テレビ局のニュース番組に登場した。今は自宅で暮らす彼女に、地元の世話人が声をかける。
「もうすぐ福祉避難所ができっから、そこさ入るべ」、「ありがとね。行かせてもらうからね」
辛い被災地暮らしの中の、日だまりのような光景。
しかし、じつは「福祉避難所なら医療設備も充実してるかな」と、単純には喜べない。わが被災地障がい者センターのリーダーは「あ〜あ、これでまた後退だなぁ」とため息をつく。長い間の努力で障がい者が町に出て、社会参加できる町を目指して活動してきたのに、こうして「福祉」の名のもとに障がい者や高齢者が見えないところに隔離されてしまう。これでは逆戻りだ。リーダーは言う。「どこの避難所も福祉避難所になればいいんだ」
そこに気づきたい。
今回のような大きな災害に遭った時、人は助け、支え合い、温かなコミュニティを作り出す。それを「災害ユートピア」と呼ぶという。だが、そこに障がい者や高齢者は入っていなかったとしたら、ユートピアは偽りでしかない。
年寄りたちが眠れねえから・・・
しかし、一方で、こんな思いをしているのか、という子どもたちもいた。
Y町でのテント張り。ふたりのやんちゃな中学生が作業を手伝う。黙って聞いていると、作業の間中ゲームの話ばかり。「少年!中学生は全国共通だなあ」と思わず声をかける。だが、彼らの日常は決して"全国共通"などではない。少年の一人が、張り終わったテントを見て「ここなら足のばせるな」と何気なくつぶやいた。震災発生から3週間、避難所近くの自家用車の中で寝ているのだ。家族に迷惑かけるから、「できるだけ外で過ごす」中学生。「広いねえ」とテントに寝てみる母娘。「最初はみんな避難所に入ったけどな、年寄りたちが膝抱えて眠れねえから、これじゃダメだ、若いモンは出ようつって車に移ったンさ」と語る親父・・・。
災害に強い町
今回、私は短期間で8市町を回った。その印象を一言で言えば、あまりにも当たり前のようだが、災害に強い町になるのは日頃のつながりの強さに尽きる。一人としてもらさない網の目を持たなければ、いざという時に支えきれない。
結局、問われているのは日常であることに、改めて気づかされた。
■7ページ目人権啓発・研修おすすめDVD紹介
センターでは、みなさんの心の糧となるDVDやビデオを豊富にご用意しています。
その中でも特に職場研修等で活用しやすい作品をご紹介します。
貸出無料(人権啓発推進センター写真掲載)
新着
クリームパン
子どもへの虐待・命の関わりについて正しい理解を訴えます。人と人とが出会い、つながっていく「いのちの物語」が1つのクリームパンから始まります。
見どころ
この作品は『「いのち」とは温かく、ずっしりと重く、一度失われたら二度と再生しないもの。』であることを子どもや若者、大人にも再確認させてくれます。
[(公財)兵庫県人権啓発協会東映株式会社]
※(公財)兵庫県人権啓発協会の標記資料からの転載です
新着
今日もよか天気たい
人生の半ばで視力を失った女性"京子"を通して、バスに乗り合わせた乗客達が自身の心の中にある偏見や差別と「人権」の大切さに気づくストーリーです。
見どころ
この作品は『一人ひとりの温もりのある心に触れること、支え合って生きる喜び』がいかに大切かを訴えます。活用事例が掲載された丁寧な学習の手引きがありますので職場研修に最適です。
[福岡県・(財)福岡県人権啓発情報センター共和教育映画社]
おすすめ
メンタルヘルスと人権
うつ病の当事者と上司・同僚・家族の視点から考える問題提起型ドラマ作品
利用者の声
・うつ病についての予防も含めて職員への啓発になる。
・うつ病に至る過程が具体的で理解しやすかった。
・チームで取り組むことの大切さや、うつ病について理解できた。
・仕事量の分配を考えることにつながる。
[(株)解放出版社]
おすすめ
親愛なるあなたへ
無関心・無理解の壁を破り、温かい見守りと相互支援を進める大切さを学ぶ作品
利用者の声
・研修に参加した全員が涙し、感動した。視聴後の感想でも、肯定的な評価がほとんどで、色々な気づきにつながった。
・人権はもちろん地域づくりや人間関係など広い視野で誰にとっても共通する内容だった。
[(公財)兵庫県人権啓発協会東映株式会社]
※(公財)兵庫県人権啓発協会の標記資料からの転載です
おすすめ
私たちの声が聴こえますか
社会福祉施設等の入所者に対する身体的・心理的虐待等について考える作品
利用者の声
・問題点・要点がコンパクトに盛り込まれていた。
・何気なく過ごしていたことも見つめ直さなければいけないのだと改めて実感させられた。
・それぞれの視点での気付き・改善点等について話し合いを行った。
[企画:法務省・全国人権擁護委員連合会・(財)人権教育啓発推進センター]
おすすめ
人権のヒント職場編
日常生活のいろいろな場面から「人権のヒント」について一緒に考える作品
利用者の声
・職場内で起こりうる事例で参考になった。
・職場研修に利用したが、ワークシートがあったのでグループ討議が進めやすかった。
・いろいろな内容が簡潔なエピソードで構成されており、わかりやすかった。
[東映株式会社]
その他、図書やパネルの貸出も行っています
※全作品「手引書」つきです。
■裏表紙
島根スサノオマジックと連携・協力した人権啓発活動を実施しました
島根県人権啓発活動ネットワーク協議会では、平成23年12月10日(土)・11日(日)、県立浜山体育館カミアリーナ(出雲市)で行われたbjリーグ男子プロバスケットチーム公式戦ホームゲームにて、人権啓発活動を実施しました。
12月4日~10日の人権週間広報啓発と青少年の健全育成を目的として、人権啓発ポスターコンクール表彰式や中学生人権作文コンテスト表彰式を行いました。会場には人KENまもる君とあゆみちゃんも登場し、来場者アンケートでは96%の方々から「人権課題への関心や意識を高める上で役立った」と回答いただきました。
※島根スサノオマジックとの記念写真が紙面に大きく挿入されています。
4コマ漫画りっぷる劇場
(1コマ目小学生高学年くらいの小さい男の子が言っています。)
「人権」ってなんだろう?
そうだ!人権啓発推進センターへいってみよう!
(2コマ目先程の男の子が島根県の人権啓発推進センターに行き、担当の島根県の女性職員さんに聞いています。)
こんにちは
「人権」について知りたいんです
ようこそ!ビデオや図書などたくさんの資料がありますよ
(3コマ目島根県人権啓発推進センターの女性職員が、DVDや図書を笑顔で紹介しています。そこには、「人権」に関するいろいろなタイトルのDVDがあります。)
「見上げた青い空」
「盲導犬クイールの一生」
「渋染一揆-明日に掛ける虹-」
「児童虐待と子どもの人権」
「女性の人権」
「心のケアと人権-職場編-」
「くまのおいしゃさん」
(DVDのタイトルを見て、その小学生が言っています。)
へーこんなにたくさんの人権課題があるなんて知らなかったなー
(4コマ目男の子はDVDのタイトルの多さにびっくりして、あれもこれも借りようとしています。
これも!これも!じゃあ、これ借ります!
持ち切れないー
(女性職員さんは、額に冷や汗をかき、あせって・・・言ってます。)
あのー貸し出しは1回に3本までと決まっていますが...
(以上、4コマ漫画「りっぷる劇場」でした。)
人権啓発推進センターをご利用ください
島根県人権啓発推進センターでは、人権に関する研修会などを支援したり、暮らしの中で起きる様々な人権問題の相談に応じています。
どなたでも自由にご利用いただけます。
人権に関する相談
人権に関する相談に応じたり、相談内容によって専門の相談機関を紹介したりして、解決のための支援を行います。
秘密は厳守します。
[相談専用電話]人権啓発推進センター/0852-22-7701
西部人権啓発推進センター/0855-29-5530
「りっぷる」へのご意見・ご感想をお寄せください
ご意見をお寄せいただいた方に粗品を進呈します。いただいたご意見をもとに、より分かりやすく親しみやすい誌面づくりにつとめます。
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島根県人権啓発推進センターのご案内
人権啓発推進センター
〒690-8501松江市殿町1(県庁第2分庁舎1F)
TEL0852-22-6476FAX0852-22-9674
西部人権啓発推進センター
〒697-0041浜田市片庭町254(県浜田合同庁舎1F)
TEL0855-29-5529FAX0855-29-5531
お問い合わせ先
人権同和対策課人権啓発推進センター
人権啓発推進センター
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(事務室は松江市殿町128番地 東庁舎1階にあります。)
TEL 0852-22-6051・6476/FAX 0852-22-9674
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西部人権啓発推進センター
〒697-0041 島根県浜田市片庭町254番地
(浜田合同庁舎1階)
TEL 0855-29-5503・5529/FAX 0855-29-5531