御部ダムでは、毎日、日中３回・夜間３回、ダムや管理所周辺設備に異状がないかを確認する巡視を通常の点検とは別に行っています。

ダム周辺で聞こえるセミの声もツクツクボウシが大半を占めるようになり、季節が移りつつあることを感じ取ることができます。

これは、ダム管理所で使う水を谷から取るための取水えん堤です。

管理所には水道が来ていないため、ダム近くの谷川をコンクリートの壁で仕切って水を溜め、消毒してから管理所まで引いてきています。

えん堤の手前にあるのがコア倉庫です。御部ダムを造るときに調査した地質に関する資料を保管しています。

ダムの上、下流に向いたときに左側にあるのが取水ゲート室。普段、ダム下流へ流す水の取水用の管を水位に合わせて上下させるための設備が入っています。

下流を向いたときに右側にあるのが水位計室。みやび湖の貯水位を測って、ダム管理所へデータを送っています。

巡視の途中、ミヤマクワガタと出会いました。今シーズン、御部ダムで見るクワガタムシの中では最大の大きさです。子どもの時以来の出会いに感動して思わず写真撮影。

点検後にもう一度その場所に戻ると彼は姿を消していました。