条約登録により、多くの流域県民に自然環境保全に関心を持ってもらい、汽水湖である両湖の豊かな自然を守り、後世に伝えていく契機とします。
条約に登録されることは、両湖が「世界的に重要な湿地」と認められることであり、その魅力を国の内外に強くアピールするとこととなります。
また、両湖からもたらされる貴重な資源を賢明に利用することによって、水産業や観光等の産業振興をはじめとした、両湖周辺地域の振興を図る契機とすることができます。
いずれにしても、これらのことはただ条約に登録しただけで効果が現れるものではありません。登録されたことを契機として、行政と住民が一体となって取り組むことが必要となります。条約登録は「ゴール」ではなく「スタート」だと言えます。