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連続観測情報

 ここではリアルタイムに観測した、潮流・水温を閲覧することができます(最終更新日:令和5年6月8日)。

潮流・水温観測用定点ブイとは

 令和2年度に、流向・流速・水温を連続観測するためのブイを設置しました。水面下15mに設置されたセンサーにより10分おきに観測し、そのデータは、公立はこだて未来大学のサーバーに送信されます。この観測データはホームページでリアルタイムに確認できます。

定点ブイの設置目的

海上に浮かぶ定点ブイ定置漁業の課題は、出漁しても潮が速すぎて操業できない場合があることや、低気圧の通過によって発生する「急潮」と呼ばれる速い潮流による漁具の破損などがあげられます。出漁前に漁場の潮流情報を知ることができれば、無駄な出漁を減らすことができ、操業の効率化が期待できます。現在、島根県では江津市沖合の定置漁場に連続観測用の直径約1mのブイを設置しています。

 また、漁具を破損させる「急潮」を事前に察知する方法の1つとして、漁場周辺の潮流予測を可能とする海況予測システムの活用が考えられます。現在利用できる海況予測システムには、DREAMS(九州大学応用力学研究所が運営)があります。しかし、DREAMSは、沖合海域の海況の把握には適していますが、定置漁業の漁場があるごく沿岸域においてはその予測精度が低いことが課題となっています。そこで、この定点ブイの観測データをDREAMSに加えることで、ごく沿岸域の潮流の予測精度が向上し、島根県内の他の定置漁場における潮流予測にも活用できないか検討を進めています。

 将来的には、定置漁業だけでなく沿岸自営漁業を始め島根県内の様々な海面漁業による活用が考えられ、これまで以上に操業の効率化や漁業経営の安定化に繋がることが期待されます。

設置場所

設置場所は、江津市渡津町沖合の1カ所です。URLは下記の通りです。

江津市渡津町沖合はこちらから(外部サイト)

【データ閲覧の注意点】

・水面下15mで観測しています。

・通信状況によってはデータが一部抜けることがあります。

・バッテリー交換やメンテナンスを行うことがあり、その間は正確なデータが観測されません。

・時化や冬季には陸揚げを行うことがあります。

【その他】

・令和2~4年度に松江市島根町沖合、出雲市多伎町沖合に設置していた潮流観測ブイは調査が終了したため撤去しました。

・撤去日は松江市島根町沖合が令和5年5月25日、出雲市多伎町沖合が令和5年4月27日でした。

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お問い合わせ先

水産技術センター

島根県水産技術センター(代表)
〒697-0051 浜田市瀬戸ヶ島町 25-1
TEL.0855-22-1720 FAX.0855-23-2079 E-Mail: suigi@pref.shimane.lg.jp