新たな森林再生モデル
森林再生モデルとは?
森林資源が充実する中、近年原木生産を目的とする伐採が増えてきました。
一方で、木材価格の長期的な低迷もあり、植栽や間伐など保育経費に似合う木材販売収入が得られにくい林業経営状況が続いていることから、伐採跡地での森林所有者の再造林意欲が低下し、人工林での造林を行わず、次世代に繋がる森林資源の循環が滞ることが懸念されています。
このことから、島根県では従来の方法より造林・保育コストを抑えて再造林を行った場合、将来の伐採収入でどの程度の利益が期待できるのか、モデルケースに分けてシミュレーションし「新たな森林再生モデル」として公開しています。
お持ちの山林で将来どのような森林経営を行うべきか検討する際の参考として、ぜひモデルをご活用下さい。
新たな森林再生モデル(4つのパターンについて)
ここでは、新たな森林再生モデルとして、策定した4つのパターンを紹介します。
また、参考として従来の施業方法についても掲載しています。
新たな森林再生モデル
伐採前の植生状態ごとに、4つのパターンを策定
人工林(スギ・ヒノキ等)の伐採跡地を再生
針葉樹の植栽・・・パターンA(PDF形式)
広葉樹の植栽・・・パターンB(PDF形式)
天然林(広葉樹・マツ等)の伐採跡地を再生
針葉樹の植栽・・・パターンC(PDF形式)
広葉樹の植栽・・・パターンD(PDF形式)
従来の施業方法
人工林(スギ・ヒノキ等)の伐採跡地を再生
スギ3,000本/ha植栽した場合(PDF形式)
スギ2,000本/ha植栽した場合(PDF形式)
天然林(広葉樹・マツ等)の伐採跡地を再生
スギ3,000本/ha植栽した場合(PDF形式)
スギ2,000本/ha植栽した場合(PDF形式)
新たな森林再生モデルの現地導入にあたって
新たな森林再生モデルである4つのパターンでは、これまでの森林整備の手法と比べて、植栽本数や下刈りなどの保育施業の手法や回数、伐採時の森林の状態や価格などに大きな違いがあります。
今後、森林所有者が目指す森林経営を踏まえ、伐採後に森林が放置されることのないよう、新たな森林再生モデル(手法)や新たな再造林の手引きを参考にその土地に合ったモデルの現地導入をお願いします。
パンフレットについて
島根県の各出先事務所、森林組合などに配布したパンフレットは、こちら(PDF形式)です。
お問い合わせ先
森林整備課
島根県 農林水産部 森林整備課 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 ・森林計画係(地域森林計画、森林情報など)TEL:0852-22-5178 ・森林保全係(保安林、林地開発など)TEL:0852-22-5169 ・造林係/森林育成係(造林、種苗、森林病害虫の防除など)TEL:0852-22-5177 ・治山係(治山事業、地すべり防止事業など)TEL:0852-22-5172 ・林道係(林道事業、林道の災害復旧事業など)TEL:0852-22-5171 ・森林環境保全スタッフ(島根CO2吸収認証制度、島根CO2固定量認証制度、企業参加の森づくり推進など)TEL:0852-22-6541 FAX:0852-22-6549 E-mail:shinrin@pref.shimane.lg.jp 国有林野の活用についてはこちらをご確認ください https://www.rinya.maff.go.jp/j/kokuyu_rinya/gaiyo/kasituke/kokuyuurinyanokatsuyou.html