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安来農業部の業務紹介

 県では、持続可能な農林水産業・農山漁村を実現できるように、今後5か年(2020年度~2024年度)における重点的な取組を定めた「島根県農林水産基本計画」を策定しました。

 この計画では、将来ビジョンの実現に直結する取組として、農業分野で13の重点推進事項を定めています。
当部では、この13の重点推進事項に対応する次の課題について、関係機関・団体との一層の連携強化を図りながら、重点的に取り組むとともに、これまでの技術、経営指導に加えて、地域農業全体の将来を見据えたコーディネート活動を展開していきます。

 

普及指導計画の概要


【新規自営就農者の確保】

指導農業士・JA担い手支援センター・安来市と連携し、就農希望者の掘り起こしや研修生の育成、新規就農者の栽培技術・経営管理能力の向上に取り組みます。

 

【中核的な担い手の育成】

販売額700万円~1,000万円の認定農業者を普及指導対象として位置付け、販売額1,000万円超を目指して、農業経営相談所と連携しながら経営改善に向けた支援を行います。

 

【集落営農の経営改善】
水田農業の担い手、地域農業の担い手として、ほ場整備事業を契機とした集落営農法人の設立を支援するとともに、高収益作物の導入支援により経営の多角化や中山間地域等直接支払制度を活用した広域連携組織の設立を支援します。

 

【将来性のある産地の拡大】
イチゴ産地の今後のあり方をマーケットインの視点等から再考し、産地の活性化と生産拡大に向けた取組を支援します。

 

【水田園芸の推進】
水田園芸県推進6品目のうち、タマネギ、キャベツ、アスパラガスを重点品目に位置付け、既に作付に取り組んでいる集落営農法人を拠点として、市全域を対象に排水対策の徹底、省力・機械化モデル体系の構築、販路開拓等の取組を推進します。


【有機農業の拡大】
有機野菜生産者で構成する赤江オーガニックファームを対象に今後の組織の方向性や販路の維持・拡大に向けた新たなビジョン策定とその実現に向けた取組を支援します。
エコ不使用生産者を対象に有機JAS認証制度の制度理解・取得支援を行うとともに、有機農産物の実需者とのマッチングの取り組みを支援します。

 

【美味しまね認証を核としたGAPの推進】
美味しまね認証制度の基本認証から上位基準である美味しまねゴールドへの移行を支援するとともに、新たに取得を希望する農業者の意向把握や取得を支援します。
GAP制度のそのものの啓発・理解促進活動に取り組みます。

 

【肉用牛生産の拡大】
生産基盤の強化のため整備されたキャトルセンター、肥育センターの成績や技術を地域の肉用牛繁殖農業者へ波及させることで、産地の再生に向けた取組を支援します。
和牛部会を対象に就農パッケージ作成に向けた条件整備の検討等を通じて、新規新規就農者の確保等に向けた取組を支援するとともに、子牛の商品価値向上のため、子牛の育成技術の向上対策に取り組みます。

 

【持続可能な米づくりの確立】
平坦地域では、密苗栽培、鉄コーティング湛水直播栽培、多収穫栽培を通じた低コスト生産の取組を支援します。
中山間地域では、畦畔管理に導入されたリモコン除草機のコスト削減効果の検証を行います。

 


お問い合わせ先

東部農林水産振興センター

島根県東部農林水産振興センター 
  〒690-0011 島根県松江市東津田町1741-1
  TEL: 0852-32-5638/FAX: 0852-32-5643
  e-mail: tobu-noshin@pref.shimane.lg.jp

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  安来農業部(島根県安来市穂日島町303)
  松江家畜衛生部(島根県松江市東出雲町錦浜474-2)
  出雲家畜衛生部(島根県出雲市神西沖町918-4)
  雲南事務所(島根県雲南市木次町里方531-1)
  出雲事務所(島根県出雲市大津町1139)